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そもそも嘘をついちゃダメは嘘

世の中、嘘で溢れている。

というのも他人同士が円滑な関係を築く為には嘘が必要だからだ。
あらゆることを包み隠さず話していたら、各人の関係が、組織が、ひいては社会が崩壊するということは誰もが感覚的に知っている。

そうであるにも関わらず、子供には「嘘はついちゃダメよ」と教える。

繰り返しになるが、大人は皆、その言葉が嘘であることを知っている。
ポジティブな嘘、ネガティブな嘘、優しい嘘、あくどい嘘、取るに足らない嘘…
種類や程度は様々だが、どれも社会の維持には必要なものだ。

「嘘はついちゃダメよ」
自分も先日、無意識にそう伝えそうになった。
この言葉の本質は「悪い意味で人を騙しちゃダメよ」ということになるだろうが、それを子供に伝えるのは難しい。

嘘は必要なものだが、嘘をつくのは正直、どこかバツが悪い。
ぶっちゃけ世の中、嘘も必要なのよと教えるのも同様だ。
嘘をつかずして、「嘘はダメ」とうまく伝える手段はないものであろうか。

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