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自分の発言はちゃんと自分に返ってくる

独立して数カ月。かつてよりは色々と自分の頭で物事をちゃんと考えるようになった。というかちゃんと自分の思考を持たなければ強く生きていくことができないと感じるようになった。というわけで身の回りで起こった様々な出来事をしっかりと反芻するようにしている。

先ほど感じたのは自分が口にした言葉は巡り巡って自分に返ってくるということだ。独立したての自分は今、古巣のコンサルタントをしているのだが、そこにちょっと困ったお局がいる。彼女は過去の些事やらを引っ張り出すなど、何かしらに文句をつけるのが得意で、とにかくあらゆる手段をもって自分の地位を誇示・防衛しようとする。

彼女は所謂、非正規職員なので責任のランクは低い。何かにつけて「自分、責任ないんで」というスタンスを取られるため、会話のバランスが成り立たない。上司もほったらかしのようで、半ば無敵の存在となっている。

そんな彼女だが、発言だけ切り取るとかつての自分と同じようなことを言っているということに先日気づいた。

「○○が動かない」、「○○と言ってみたが、無視された」、「制度設計がおかしい」etc…

これらが間違っているかというとそうではない。実際に言葉通りの側面はあるだろう。ただ、自身がそれら課題に真摯に向き合っているかといえばNoである。本当に状況を改善したいというのであれば自分も行動しなければならないということは誰もが体感的に知っていることだ。彼女の行動はその責任を他人になすりつけ、かつ自分のポジションを守ろうとするだけのアピールにすぎない。

こんな辛辣なことを書いているのも、かつての自分がそうだったと気づいたからだ。かつて自分は組織を変えたいと思い、様々な声を上げ、色んな動きをとったつもりだった。ただ、それらは本気ではなく、どこか諦め前提の、自慰みたいなものだったのかもしれない。無駄に騒ぎ立てる彼女を見た今となってはそう思う。

彼女はかつての自分のようなものなのだ。だからこそ、それを見守ってあげるのは自分の一つの役目みたいなものなのだろう。ただ、それは中々しんどい役回りである。いつか彼女にも自分の発言は自分に返ってくると気づく日が来ればよいのだが…

時間:10分

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