会社に使われるか、使うか
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会社に入ってから何を学んで、どう成長していって、自分の人生設計をどう描くのか、明確に決めて進んでいる人は意外と少ないのではないでしょうか?
当然、配属された部署でのスキルアップは日々、仕事をしていく中で身についていくと思います。
ですが、その日々の中で自分自身は、人間的にどんな成長をしていって、どんな人生のゴールを迎えるのでしょうか?
自分の所属している会社が、もしくは自分の上司が、人間的に成長させることに重きを置いてくれる会社だったらとてもいいのですが、ただ会社として必要なスキルだけを求めているような会社であれば、自分で進んで学んでいかない限り、「人間的な成長」をしていくにはかなり難しいのではないでしょうか。
じゃあ「人間的な成長」とはいったいどういうことをいうのか?
それは人それぞれ、様々な考え方があるとは思いますが、一例として
コミュニケーションスキル、会話力、社会的常識、人への気遣い、目上の人への配慮、忍耐力、行動力、自己解決力、自立心、対人関係力、自己制御力、発信力、傾聴力、統率力、マネジメント力、器の大きさ…
などの向上を指すのではないでしょうか?
例えば、あなたが「営業」だとしたら、この中のいくつか(コミュニケーションスキルや会話力、対人関係力など)は業務的に向上していくと思いますが、逆に意識して自分で学んでいかないと身につかないものもあると思います。
そしてあなたが「倉庫内作業員」だったとしたら、日々の業務的なことは当然、成長していくと思います。しかし「人間的な成長」といった面から見ると、やはり自分から率先して学んでいかなければいけないことが多そうです。
会社が成長や学びの機会を与えてくれず、更に自分でも学ぶ気がないといった場合は、今以上、成長の余地がなくなってしまいます。
人それぞれ置かれた環境で恵まれている人もいれば、劣悪な環境の人もいると思いますが、結局は自分から学ぶ姿勢が生まれてこない限り、人生は前に進んでいかないということだと思います。
自分は将来こうなってたい!というようなものを明確に描くことができれば、それには今、自分に何が足りていないのか、今後どういう行動をしなければいけないのか、どんな計画を立てればたどり着くのか、ということがより具体的になってくるのではないでしょうか。
そうすればやることもおのずと決まっていきます。
どこかの会社に入って、「もう安泰」ということは一つもなくて、
そこから自分はどんな成長をして、3年後、5年後、10年後、どうなっていたいか、どうなっていたら自分に満足がいっているのか、
「会社に使われるのではなく、会社を使って自分の将来の理想に近づける」
といった感覚のほうが「人間的な成長」ができるし、人生を豊かにできるのではないかと考えます。
学びとは、何かへの「興味」や「好奇心」から始まる、ということで共有いたします。
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