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聞く人と話す人の溝

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人前で話すということは、たいていの人は緊張しますし、うまく話ができるか不安になるものでしょう。

私もその1人ですが、数をこなすことによって徐々に慣れていきました。

そこで、わかったことがあるのですが、場面において「話しにくい場合」と「話しやすい場合」がはっきりわかるようになりました。

それは、

「聞く側が、聞く態勢をとってくれているかどうか?」ということでした。

これは本当にとても重要なことで、

話を興味がありそうに聞いてくれたり、うなずいてくれたり、相槌を打ってくれたりして「私はあなたの話、聞いてますよー」って態度が伝わると、本当に話がしやすくなります。

その反対に、話している人の顔も見ず、何を話していても仏頂面ノーリアクションをずっとされていたら、全くうまく話ができません。

#オレの話を聞け

でもよくいますよね、話を聞いていないような態度をとってしまう人って。
とくに人数が多くなればなるほど、自分1人くらい聞いてなくてもいいか、ってなるものなんですよね。

#本当におまえの話がつまらないかもよ


1対1や少人数で話す場合には、この仏頂面ノーリアクションのガン無視というのは、相当嫌われていなければあまり起きない現象ですよね。
そして1対1の場合、基本的には「会話」が成立するので、話す不安や緊張が起きにくいのです。

人の話をノーリアクションで聞いてしまう人っていうのは、往々にして緊迫した場面で「人前で話す経験がない人」か「それを避けて通ってきた人」で、話す側の苦労を知らない人たちなのかもしれません。

話すことの不安や緊張を緩和するためには、「聞く側の姿勢」がもの凄く大事であることは、やはりそれを自分で「経験」しなければ気づくことができないのでしょう。

もしそれに気づくことができれば、聞く側に回った時に「聞く姿勢」が自然とできていくものでしょう。

この溝を埋めるのは、それ相応の「経験」によってしか埋まらないのかもしれませんが、

今度、話をしている人を見て「この人、緊張してそうだなぁ」と感じたら、とにかく「聞いている態勢」を見せてあげて、リアクションをとにかくオーバーにしてあげることが救済になると思いますので、そんな時はあなたが救ってあげてください。

あかべこのように話を聞いているようで聞いていない、私から共有いたします。

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