生かすも殺すも
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チームで仕事をする時、プロジェクトを達成させるには当然1人の力だけでは達成することはできません。
チームリーダーは効果的に人を配置し、チームメンバーの指揮を執っていかなければなりません。
人を配置できたからといって、全てが思い通りにうまくいくことは100%ありませんし、人間がやることにはミスや失敗も多く出てくることでしょう。
ミスの種類、システム的エラー、怠惰、非効率な人の配置、スキル不足など
起きている問題について、いかに迅速に的確に対応して目的の達成に導いていけるか。
特に「人」に関しては、最も大事な部分であり、かつセンシティブな問題でもあります。
・やる気になっていないメンバーをどうやる気にさせるのか
・失敗続きのメンバーをどう鼓舞するのか
・やる気はあるが、やり方が正しくないメンバーをどう修正するか
・スキルが足りないメンバーをどう教育するのか
・方向性や考え方がズレているメンバーをどのように一致させるのか
・反発的や批判的なメンバーをどう取り込むのか など
「人」の問題は尽きないと思います。
そういった時に「リーダーの真価」が問われるのではないかと感じています。
頭ごなしに抑えつけても逆効果になることが多いですし、ミスを容認したり甘やかしても付け上がってしまうということもあるでしょう。
何かの答えを知っているわけではないですが、個々の「人を見る」ということがまず第一に必要なのではないかと思っています。
そして、
例)
「この人はプライドが高いから、こういう言い方をしたら、マイナスの受け取り方をするだろうから、こういった伝え方で理解をしてもらおう」といったように、
一人一人の「個性」や「考え方」を知って向き合っていけると、正しく人が動いてくれるのではないかと思います。
孫氏の兵法 『彼を知り己を知れば百戦危うからず』
という名言があります。
敵や味方の情報をしっかりと把握していれば、100回戦っても危険なことはない。敵と味方の実情どちらも把握していなければ、戦う度に必ず危険な状況に陥る、とあります。
まさに「人」のことを知らなければ、どのような立ち回りをすればいいかわからないし、何より「自分」が「人」にどう映っているかを知っていなければなりません。
遠回りと思いがちですが、
「人を効果的に動かし、ものごとを達成させる」ためには、まずは「自分」を知り、「人」を知ることから始める必要がありそうです。
その上で関わる「人」たちと、個々にどう接していけばよいかを考え、行動に移していけると目的達成がより近づくのではないでしょうか?
「リーダー」の仕事は大変で難しいポジションだと思いますが、成功した時の喜びは計り知れないと思いますし、何よりメンバーがうまくいった時に、“自分のことのように喜べる”ということを考えると、やりがいがあって何倍も何十倍も楽しめるのではないでしょうか?
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