最近の記事

大敗の中に見た輝き 吉川雄大

ニュースとして発信された今江監督のコメントを見るかぎり、かなりの動揺がうかがえるわけですが、すでに起きた事はもう仕方ない。 シーズンはまだまだ続きます。開き直って切り替えて欲しいと思います。 何がどうしてああなったのか。 それはプレーしている選手でなければ分からないことで、観戦しているだけの私たちは、フィールド上に立つ選手の姿を追うことしかできないわけです。 そこで私が感服したのは、吉川の投げっぷりですね。 4回までに18点も入ったあと、彼は燃え盛る炎のなかへ飛び込んで消

    • 勝ちのイメージ

      どこまで落ちて行ってしまうのかと心配をしましたが、連敗はなんとか3で止まってくれました。 マウンド上に則本が姿を現したのは5/1以来。彼の力強いピッチングを見て安堵したものです…… この連敗は、先発に転向したばかりの内にとって、貴重な経験になったのではないでしょうか。8回まで立ったことは、采配判断をふくめ誰も悪くない。ただ結果として、内が渡りきれなかった。彼の成長曲線が予想以上であるがゆえに見えた壁であり、何としてもこれを飛び越え、投手として球界に名乗りを上げてほしいところ

      • 五月の角度

        4月の最終日です。 今年もすでに3割が終わろうとしています。じつに早いもので…… さて前回4/19に記事をアップしてから8試合を終え、戦跡は5勝3敗となりました。うれしいシリーズ勝ち越しもあり、首脳陣も選手も、しだいに新チームの要領をつかめてきたようにも見えます。 打線が温まってきたことは大きいですね。特に浅村と島内の状態が上がって来たのでひと安心です。得点圏にランナーを置き、タイムリーを打つシーンがチームとして増えてきました。 しかしながら投手陣の被打率の高さ(.276

        • トライ&エラー

          対戦二周目のはじまり、バファローズとのシリーズは1勝2敗となりました。 第一戦で苦手としてきた田嶋から(彼の調子はどうであれ)勝てたことはたいへん喜ばしいことでしたが、第二戦の初物エスピノーザには手も足も出ず、大胆なスタメン変更で臨んだ第三戦は曽谷と強力継投に封じ込められ、二夜連続の完封負けを喫しました。 今江監督の談話を書き起こしましたのでご覧ください。 感染症トラブルもありました。外から見ている以上に、今現在のチームは苦しい状態にあり、不透明な景色のなかに立っているこ

        大敗の中に見た輝き 吉川雄大

          対戦一巡目を終えて

          はい、開幕から対戦が一周しました。 昨日まで14試合5勝8敗1分、勝率0.385。 現在の順位は最下位です。 打線の要である浅村と島内が、そろって極端な不調スタートになったことが痛かったですね。 また集計値をレビューすれば、先発陣のQS率の低さ(35.7%)、被打率の高さ(.298)が6球団のなかでも突出しています。 他チームとくらべて見れば、大きな違いはこれだけです。が、これらが大きな分岐点として作用しました。 試合の主導権をつかめずに対戦チームのペースで戦う試合運び、つ

          対戦一巡目を終えて

          段取り八分、仕事二分

          ハム戦1勝1敗、ホークス戦1勝2敗となった週でした。 私個人の感想としては、やきもきさせられて苦しかったです。 特にホークス戦が。 木曜日のホークス×マリーンズ戦を見て予感はありました。マリーンズ先発の美馬が、ボコボコにされていましたので。 イーグルスファンの皆様はよくご存知のとおり、美馬は回を進めながら調子をあげて行くタイプです。が、きっかけを全くつかめず、ことごとく叩かれていました。インコースを突いても踏み込んでくる、かわすピッチングをしても腕を伸ばして付いてくるという状

          段取り八分、仕事二分

          新時代

          今年はふたたび、イーグルスについて綴ってみようかなどと。 以前のようにほぼ全試合を観戦することはかないませんが、見た試合について不定期に所感を上げて行きたいと思います。 石井時代は、贔屓チームへの愛情からはじめは支持するつもりでいましたが、2020年に4位で終わったのを見て、この改革は失敗だと判断し距離を置くことにしました。 ファンの間で語られるところのいわゆる『真のファン』ではなかったわけですが、イーグルス戦を見たり、カープ戦を見たりして三年間を過ごしてきました。 両者