トライ&エラー

対戦二周目のはじまり、バファローズとのシリーズは1勝2敗となりました。
第一戦で苦手としてきた田嶋から(彼の調子はどうであれ)勝てたことはたいへん喜ばしいことでしたが、第二戦の初物エスピノーザには手も足も出ず、大胆なスタメン変更で臨んだ第三戦は曽谷と強力継投に封じ込められ、二夜連続の完封負けを喫しました。

今江監督の談話を書き起こしましたのでご覧ください。

先発の内について?
立ち上がりはまっすぐも強かったし、いい形では行っていたが球種が少ないので、やはりオリックス打線につかまってああいう形になってしまった。

打線について?
とにかく試行錯誤というか、いるメンバーでやって行くしかない。投手陣もそうだが先発が崩れてしまうとああいう形になるし、応援してくださるファンの皆さんには申し訳ないが、今はこのメンバーで戦っていかないといけない。最後のほうに投げた若いピッチャーたちもこういう経験をさせないといけない。そのなかでそれを活かしていきながら、チームも選手も後半にいいものを見せていけるように頑張って行きたいと思う。

明日に向けて?
苦しい戦いがつづいているが、一戦一戦、チームがひとつになって、なんとかいい試合ができるようにやって行きたい。

試合終了後の監督インタビュー

感染症トラブルもありました。外から見ている以上に、今現在のチームは苦しい状態にあり、不透明な景色のなかに立っていることが伺えます。

あらためて昨年の曽谷との対戦を振りかえると二戦ほどありました。8/13と9/18です。当方先発は則本と田中。いずれもイーグルスが敗戦しています。
しかしながら曽谷は試合を作ることができず、3イニングほどでマウンドを降りていましたので、彼にとってみれば三度目の正直のつもりで臨んだ試合だったのかも知れません。
イーグルスと曽谷の対戦打率が.417で、村林と阿部がそれぞれ3打数2安打でした。
裕季也は1打数1安打で、対戦が多かったというわけではありません。唐突な初の四番起用は、前日の島内を見ての判断だったのでしょう。

第二戦、第三戦については、エスピノーザと曽谷を賞賛するほかありません。彼らを気持ちよく投げさせてしまった打線は、ちょっと自分の型にこだわりすぎなのかなという印象を受けました。相手のほうが準備万端で上手のときはあります。そこでこだわってもドツボに嵌るだけ。
第二戦でタイムだと勘違いした村林が、反射的に弾き返していた場面がありましたけれど、あれに一つのヒントがあるような気がします。本当に素人目ですが。

いっぽう岸の粘投はさすがでした。次回は援護して勝たせて欲しいところです。もちろん第一戦のポンセも修正力がみごとでした。
内はやはり、今江監督が言っているとおり先発としては球種が少ないので、打者二巡目になると苦しくなる。もう少しカーブの精度と、幅を使えるようにならないと絞りやすいのかなと。
内が参考にしている山本由伸も中継ぎから先発へ転向した際にシュートを取り入れていますから、山本の2019年あたりのピッチングを参考にしてみてはどうなのかなと思います。彼が先発としてやって行くには、この壁を打破する以外に道はありません。

さて次は、場所を所沢へ移してライオンズ戦です。
荘司の状態と先発をどうするのか気になるところではありますが、まずは開幕戦のリベンジを。モチベの置き所はその一点だと思います。
高い頂を目指すならば、身近に見える小さな頂を一つひとつ、着実に踏破して行かなければなりません。

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