青野晃子(あおのあきこ)
野菜の切り方、下処理、保存法、美味しさを引き出すテクニックなど、 気軽に取り入れられる料理の基本やコツをご紹介しています。
これまでご紹介したレシピをまとめています
はじめまして。青野晃子(あおのあきこ)と申します。 「また作りたくなる、また食べたいと言ってもらえる、作る人も食べる人も幸せになる料理」をテーマに、『La Saveur(ラ・サヴール)』という料理教室をしています。 猫とフランス家庭料理、郷土料理が好き。 ワイン、チーズ、バゲットがあれば幸せな、ただの食いしん坊です。 大人2人、猫1匹で暮らしています。 noteでは、料理の基本やコツ、レシピや食材、食育、大好きなSTAUBのお鍋のお話を通して、料理がみなさまにとって楽し
■野菜食べてますか? 本日8月31日は、や(8)さ(3)い(1)の日。 厚生労働省が策定した「健康日本21」では、成人1日あたりの野菜の目標摂取量は350g(うち緑黄色野菜120g、その他の野菜230g)となっていますが、残念ながら現在約7割の方が目標に達しておらず、特に20~40代の方が野菜不足という結果が出ています。 ■じゃがいもは野菜? ポテトチップ、フライドポテト、マッシュポテト、肉じゃがといった、じゃがいもを使った料理が好きな方も多いと思いますが、じゃが
みなさんこんにちは。 お盆も過ぎて、夜には鈴虫の鳴き声が聞こえるようになり、季節の変化は徐々に感じますが、昼間の暑さはあいかわらず健在ですね~。 暑さが続くと、徐々に落ちてくる食欲。 今年も例年通り、お盆くらいから「おなかがすかない」、「食べてもすぐおなか一杯になる」という胃の不調が始まりました。 夏が始まってからのいろいろな蓄積が出ているんだと思いますが、これに引っ張られてしまうと夏の終わりまで持ちません。 そういう時にいつも食べるのがカレー。 食欲をそそるスパイス
実家から届いた枝つきのえだまめ。 実家のお父さんが趣味でしている畑は、昔から農薬などかけていないので、できるものがとにかく健全で味も香りも抜群。 実の付き具合がまちまちですが、これもまた愛嬌。 そしてよく鳥や虫にぱくぱくされていますが、それも安全でおいしい証拠。 ありがたいです。 さて今回は、このおいしい枝豆を塩ゆでにしていきます。 分量は塩の量くらいなので、いきなり作り方からどうぞ。 1、枝からさやを切り離します。 写真で見切れているはさみ。 長く使っているので
先日ご紹介したトマトケチャップを使って、昔ながらのオムライス。 「映える」なんて言葉もなく、キラキラした世界はテレビやラジオの中だけだった子供時代に食べた、薄焼き卵に包む、なつかしいスタイルです。 ■材料(2人分) 卵 6個 ごはん 300g ※温かいもの 玉ねぎ 50g ピーマン 40g マッシュルーム 50g 鶏肉 100g 白ワイン 15ml ケチャップ 大さじ6~ バター
みなさん、ケチャップとマヨネーズってお好きですか。 冷蔵庫に必ずといっていいくらい常備されていて、子供のころからなじみ深い調味料ですよね。 かくいう私も、子供のころからケチャップとマヨネーズが大好きです。 マヨネーズといえば、とある番組のキャラクターを演じていたアイドルの方が、マヨネーズを直接飲んでいる姿は衝撃的でしたが、子供のころ知ったコクと深みのある味わいは中毒性があり、大人になっても時折欲してしまうものです。 フランス料理を学んで、マヨネーズの作り方を知り、使う
暑い夏、家に帰ってくると、疲れて料理を作る気力も食べる気力もない、なんて日、ありませんか? ついつい簡単なものですませたくなるそんな時、冷蔵庫にあると便利なのが肉味噌。 一度作っておけば、料理の度にお肉を切って、フライパンで炒めて、洗い物をしてという手間がかからないので今の季節にピッタリ。 おいしく仕上げるポイントは、ひき肉の旨味を引き出す火入れです。 最後におすすめの食べ方もご紹介しています。 夏にぴったりのメニューなのでぜひお試しください。 では作っていきましょ
甘い香りとかわいらしい見た目が魅力的な桃。今が旬ですね。 たっぷりの果汁と柔らかい果肉の食感が特徴で、カリウム、食物繊維やクエン酸などが豊富なので、腸内環境を整える効果や疲労回復効果があります。 デザートでいただくことが多い桃ですが、先日ご紹介した冷製パスタのように、お料理に使うとまた違った美味しさを楽しむことができます。 今回は、桃と最近人気のブッラータチーズを使った、とっても簡単にできるサラダをご紹介します。 ■材料(2人分) 桃 1個 約200g
これからの季節、美味しくなる茄子。 『茄子紺』と言われる紫色が美しい夏野菜の代表ですね。 みなさんもよく使う食材だと思いますが、へたやがく、どうやって切っていますか? 何気なくへたの下あたりをすっぱり切っていたりしませんか? ■茄子を無駄なく使うには 見ていただくと、切り落としたへたのほうに果肉が少し残っているのがわかります。 この部分、もったいないですよね。 無駄なくへたやがくだけを切るのにおすすめなのが、 ちょっとなつかしい鉛筆削りの要領。 (削ったことのない方
今年は出始めが少し遅かったですが、ようやく手ごろな価格で購入できる時期になった桃。 そのまま食べてももちろんおいしいですが、味も香りものってきたこの時期、桃の冷製パスタにするのはいかがでしょうか。 ■冷製パスタのコツ 冷製パスタによくある「パスタの味がぼける」というお悩みは、パスタを茹でる際に下の3つのポイントを守っていただけると解決できると思います。 1、通常よりも多めの塩で茹でる 冷製パスタに使うカッペリーニやフェデリーニは、茹で時間が短くパスタに塩味が付きづらい
「野菜の中で何が好き?」と聞かれたら、私は迷わず「きのこが好き」と答えます。 「焼く」、「炒める」、「煮る」、「揚げる」、「蒸す」と、どんな調理法にも向いていて、入れるだけで料理の「食感」、「旨味」、「香り」がぐっとアップする。 その上、お手頃価格でローカロリー、食物繊維も豊富ときたら、毎日でも取り入れたい食材ですよね。 教室でもよく使うのですが、その度に生徒様から聞くのが「臭みが残る」、「香りよく仕上がらない」というお話。 特に「炒める」時にそういうことが多いそうな
ここ最近テレビを見ることがめっきりなくなりましたが、そんな中でも今でも継続して見ている番組の一つが『相場マナブ』。 相場さんと小峠さん、澤部さん(時々岡部さん)の3人の仲の良さが垣間見える掛け合いと、旬の食材を使ったレシピを楽しみに拝見しています。 この日は「パクチー」の回で紹介されていた「シシリアンライス」が美味しそうだったので、ランチに作ってみることに。 ■シシリアンライスとは まかない料理から生まれた名物グルメって、気取らない美味しいものが多いですよね。 シシ
今回はびわの下処理のお話。 どこをきっかけにすればいいかがわかれば、作業はとても簡単です。 灰汁が気になる方はゴム袋などをして作業してくださいね。 (写真の親指みたいになりますので、、、) このびわがどうなったかはこちらの記事に。 ■STEP:1びわを半分にカットする 1、包丁の入りやすい花のついていた部分から、種にあたるまで包丁を入れます。 2、包丁を種にあてたまま、へたに向かって包丁を入れ、1周切り込みを入れます。 3、花のついていた部分に指をあて、半分に開く
実家の畑にあるびわの木。 自然に任せているので、年によってできたりできなかったりがあるのですが、今年はたくさんできたとのことで、いちごと一緒に50個ほどのびわが到着しました。 びわが届いたらコンポートが我が家の定番。 先日のいちご仕事に続き、びわ仕事です。 果物のシロップ煮をフランス語で『compote(コンポート)』と言います。 果物のおいしさを長く楽しむ保存法である点は、『compote(コンポート)』も『confiture(コンフィチュール)』も同じですが、コンポ
世の中では梅仕事の時期ですが、我が家ではいちご仕事中。 実家でお世話になっているいちご農家さんから、シーズン終わり恒例のいちごのお裾分け2kg超をいただきジャム作りです。 ジャムはもともと収穫期に食べきれない果実を保存するために作られたもので、今回のように、シーズンの最後で、大きさも熟し具合もまちまち、食べるのにはちょっと不向き、だけど味も香りもしっかり濃厚という果実を使って作るのにぴったりです。 ヨーグルト、アイス、チーズにかけたり、パンにのせたり、ゼラチンで固めてゼ
先月の半ばから1週間ほど、帰省&プチ旅行に行ってきました。 最近の帰省では、いつか住むであろう地元で、おいしい料理とワインがいただけるお店を探すのがテーマになっています。 今回伺ったこちらの『Oateria erie(オステリアエリー)』さんもその一つ。 ナポリ料理のお店ということで、あったらいいなと思っていたナポリ風ジェノベーゼもありました! ■ナポリ風ジェノベーゼとは? とろっとなるまで炒めた玉ねぎと、ごろっとしたお肉(豚肉?だと思います)がメインのジェノベーゼ