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読書記録

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#スキしてみて

シモキタのこと

シモキタのこと

僕は小学校から大学まで小田急線を使って学校に通い続け、
大学卒業後もしばらく小田急線沿線で働き、暮らし続けていたので、
下北沢は僕の中でも思い出深い場所の1つだ。

そして、現在もお世話になっている治療院の先生がいるので、
下北沢には通い続けている。

小学生の頃は開かずの踏切があちこちにあり、
しばらくすると高架化が始まり、
そして、一部区間では地下化が行われた。
その一連の期間を濃淡はあるもの

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自己肯定感より大切なもの

自己肯定感より大切なもの

「自分がどうありたいか?」

僕は子供の頃から運動ができなくて苦手で苦手で嫌で嫌で仕方なかった。けれども、少しづつ好きになるきっかけがあり、大人になった今は子供時代の僕を知る友人からすれば真逆の生き方をしているように思えるだろう。

僕が山を走り始めたのは27歳、
日本代表入りは35歳。
現在43歳でワールドカップとマスターズ世界選手権に照準を移して勝負を続けている。

大人になってから出会ったマ

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相談される力

相談される力

あー、それ僕には決定的に欠けてるんだよなーと思いながら読んだ。

日頃から自分商店で活動し、SNSは内容も投げかけが多いから、僕の言動を見ている人からすれば、相談される事より相談をすることの方が多い僕というのは納得するはず。

とはいえ、僕しかやっていないような事は多々あるので、相談するとされるのバランスが良くなれば僕自身はもちろん、周りへも良い影響を与えられる人になれるのではないかと思う。

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『SDGsな生活のヒント』を読んで

『SDGsな生活のヒント』を読んで

SDGsって良いことなのは良くわかるし、けれども日常生活で具体的にどんなことをすればいいのか?それに対するアクションの仕方を教えてくれる。

アルミホイル、洗剤、キッチンペーパー、洗濯機、掃除機、電池…といったようにその商品の持つ課題や使うならどんなものがいいか?また、個人が実際に取り組むことのできるアクションの提案をアイテムごとにしている。

この本が教えてくれるのは問題提起だけでなく、アクショ

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『どこまでやるか、町内会』を読んで

『どこまでやるか、町内会』を読んで

町内会に入らないと、、、

ゴミ出しができないの?
防犯灯の設置がされないの?

といった身近な疑問や、本来行政が行うべきことが町内会の支えで随分と成り立ってきていることなどがわかる。

町内会の加入は本来任意であって、加入しなくても不利益なく暮らせなければならないが加入しないと地域で不利益を被るような印象があるのは誤解(この町内会加入の問題はPTA加入の問題とダブって感じられるのは僕だけだろうか

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『パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!』を読んで

『パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ!』を読んで

この本はパパとこれからパパになる人に是非とも読んでほしい。

現在進行形で子育てをしている僕からすると耳がとーっても痛い話と、うんうんよくわかるということがたくさん出てくるし、これからパパになる人は事前に読んでから生まれてくる子どもを迎えるべきだ。そうすることで間違いなく家庭は平和で夫婦の仲はもちろん子どもをより大切にしようと思い実践できるはずだ。

「すべての女性が輝く社会づくり」を実現するには

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『ダブル・ゴール・コーチ』を読んで

『ダブル・ゴール・コーチ』を読んで

この本は2つの意味でぼくにとって重要な啓示を与えてくれた。

1つはぼく自身の競技のこと。

もう1つはライフワークにしているジュニアたちに向けての活動。

ここのところ滞在記を書き続けていたのでご存知の方も多いかと思うが、僕は9/4にオーストリアで行われたマウンテンランニングのマスターズ世界選手権に出場した。このレースは僕の今年の目標レースであった。

この本を片手に渡航し、旅の途中で読むことに

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『みんなの「わがまま」入門』を読んで

『みんなの「わがまま」入門』を読んで

暮らしていく中で感じる「違和感」や「もしかしたらこうじゃないかな?」「みんなはああいいう風に言ってるけど、僕ならこうかな」と言ったモヤモヤのようなものとどうやって向き合っていくかという話。

そう言ったものをこの本では「わがまま」と定義しているのだが、「わがまま」という言葉にはすごく「エゴの強さ」のような印象を受けてしまう。なので、この「わがまま」という表現だけはどうしてもしっくりこなかった。

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『アート・プロデュース概論』を読んで

『アート・プロデュース概論』を読んで

先日、同窓会の活動で大学を訪問しお話を伺う機会があった。今後ゼミ生たちと接点が生まれるかもしれないのでどんな授業をされているのか理解をしておこうと、境先生の著作を読むことにした。

旅先に持っていって読み始めようとすると妻が、表紙の著者の名前を見て「私、この先生に会ったことある。」と。数年前に震災ヴァイオリン(東日本大震災で被災した地域の木で製作されたヴァイオリンでこの楽器を使って1000人のアー

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『日本のSDGs』を読んで

『日本のSDGs』を読んで

正直、僕はSDGsというものがいまひとつよくわかっていない。

なんというかピンとこないのだ。

恥ずかしながら、「持続可能な社会」を作るために必要な様々なことに取り組む。それくらいの認識であった。

いいことなのはなんとなくよくわかる。けれど、皆が一斉にSDGsを唱え、バッチやロゴを掲げる光景に違和感が強くあった。ひねくれているようで申し訳ないのだが、いいことをするにしても得意分野や専門性はそれ

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つなぎての担い手に ~「このままではまずい」と「どうせ無駄」の間をつなぐ~

つなぎての担い手に ~「このままではまずい」と「どうせ無駄」の間をつなぐ~

以前読んだ本の話。

毎日の暮らしは忙しく、いろいろ関心ごとはあってもついつい後回しにしてしまったり、目を背けるつもりはないけれどなかなか手をつけられずにいる、なんて事は誰しも一つや二つあるのではないだろうか?

昨年からのコロナ禍で大きく変化を迫られた暮らし。適応できた部分もあれば、まだまだ出来ていなこともある。そんな今に当てはまる、ハッとさせれる一文を以前に読んだのでそれを紹介したい。

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世界幸福度調査 ~住んでいることを自慢できる街に~

世界幸福度調査 ~住んでいることを自慢できる街に~

以前読んだ本の話。

世界幸福度調査
 みなさんは「世界幸福度調査」をご存知ですか? 簡単に言うと、世界各国で行われている調査(2017年は156か国)で「現在、幸せだと感じている人の割合」を示したものです。

 
 上位に入るのは北欧を始めとするヨーロッパの国々、そして中南米の国が多いのが特徴。日本は51位と先進7カ国の中では残念ながら最下位。経済力もあり、平均寿命も長く、治安も良い。それでも民

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『交響録 N響で出会った名指揮者たち』を読んで

『交響録 N響で出会った名指揮者たち』を読んで

ご存知の通り?僕の妻はヴァイオリニストで、その縁がなければ多分今もクラシック音楽を聴くようにはならなかったかもしれない。

妻に勧めようと思って借りてきたら、面白くて僕も夢中になって読んでしまった。

というわけで、クラシック大好き!詳しいよ!という方でなくとも僕のように楽しめると思っているので紹介。

その理由は茂木さんが音楽が心から好きであること。

紹介する指揮者の皆さんの個性を的確に捉え描

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