或る(元)企業採用担当者のつぶやき

上場企業で数年、新卒や中途の採用担当として様々なシーンに関わりました。その経験からリア…

或る(元)企業採用担当者のつぶやき

上場企業で数年、新卒や中途の採用担当として様々なシーンに関わりました。その経験からリアルな採用事情などを書き殴りたいと思います。 趣味の範疇で気楽に書きますので碌な推敲はしません。断りなくしれっと加筆修正しますので便所の落書きだと思ってください。

最近の記事

テレワークという経営戦略

2020年ごろから始まったコロナウィルス騒動も2023年ごろからようやく落ち着きを見せ始め、一旦は急激に広まりを見せたテレワークという考え方も、一部の企業を除いて徐々に下火になってきています。 テレワークにはメリットデメリット双方があるにせよ、多くの企業はデメリットを大きく捉え、仕事のかたちをコロナ前に"戻す"きらいが強くあります。 コロナ騒ぎが落ち着いてテレワークをする機会がなくなり、また、満員電車を避けたオフピーク通勤も下火になりました。そういった企業が多いのは朝の通

    • 新卒採用編その7 自己PR

      自主性、コミュニケーションスキル、調整力、レジリエンス、論理性…。 自己PRは新卒のESや面接では最もありふれた設問でありながら、実に漠然としています。世の就活生たちがその回答に四苦八苦し、挙句就活アドバイザーモドキの軽薄で短絡的なテクニックに貶められる気持ちも大いに理解できます。 企業の目線から見る自己PRはその人の実力、能力の評価のための設問で、それ以上でも以下でもありません。 ただ、表面的なステータスに囚われず、その人自身の実力を評価するにはどうしたらいいでしょうか。

      • 新卒採用編その6 志望動機その2の5

        今回は納得性の高い志望動機を構成する5つのキーワードのうち、最後の一つ、大学は職業訓練校なのか、というテーマについて書き殴ります。 今回のテーマは、志望動機を構成する際、前回も触れた通りパーソナリティに関する話と思ってください。 繰り返しになりますが、オーセンティックな志望動機が、 「①あなたはこうです、②自分はこうです、③だからいいと思いました。」 というものだとします。 「①あなたはこうです」の部分がありふれたフレーズだけになってしまうのは無理もありません。 しかし、

        • 新卒採用編その5 志望動機その2の4

          このタイトルのナンバリング、なんか最初はわかりやすいかもとおもって始めたんですが、かえってわかりづらいですよね。反省してます。 ただ私もnoteに慣れてないというのと、みなさんの記事をあまり読んでなくて、ああこういうのが見やすい書き方だなというインプットはほとんどしておりませんで、今回も便所の落書きを思うさま書き殴ります。 今回は、ある種の愚痴というか、採用あるあるみたいなお話になると思います。 前回だかも書きましたが、私が身をおくのは、所謂社会インフラのサービス業で、参

          新卒採用編その4 志望動機その2の3

          今回は、志望動機その2の1で挙げた5つのキーワードの3つめ、バラエティ≒ダイバーシティについてです。 前回の結びにも書きましたが、これは志望動機に正解や王道がないことをお伝えしたいためのキーワードです。 就職アドバイザーの方々がよく志望動機の書き方のお作法を指導されてらっしゃいます。中にはきちんと就職、労働というものの本質を捉えて的確かつ根源的なアドバイスをされている方もいらっしゃいますが、なんというか、テクニカルな部分に終始してしまっているというか、小手先のメソッドしか説

          新卒採用編その4 志望動機その2の3

          新卒採用編その3 志望動機その2の2

          こんばんは。 今回は志望動機を固める上で最も大事なファクター、業界理解と企業理解についてです。 かつて私が新卒採用を担当していた頃、特に大事だと思っていたことのうちの一つに、志望動機で描いているキャリアイメージがミスマッチを起こさないかどうか、という視点がありました。入社後に本人が「こんなはずじゃなかった」と思うのは誰にとっても不幸なことですからね。 ここで大事になるのはその業界を理解しているか、そしてこの会社を理解しているか、ということです。 ウチのことホントにわかって

          新卒採用編その3 志望動機その2の2

          新卒採用編その2 志望動機その2の1

          先ほど、私のはじめての本腰投稿である新卒採用編その1を読み返しましたが、なんだか読みづらいですね…。長い。あと推敲が雑。 まあ推敲が雑なのは気軽な投稿を意図してのことですが、なんというか知能指数の低い文章になっていてお恥ずかしいです。 というわけで、見返してみておかしなところがあったら予告なくあとから編集していきます。それくらいの気軽さでやっていきたいです。 さて、今回は志望動機その2の1と題しました。 志望動機その1では、採用担当者は、求職者が自分なりの納得性をきちんと持

          新卒採用編その2 志望動機その2の1

          新卒採用編その1 志望動機とは

          はじめてきちんと記事を書いてみます。 どんなことから書いたものか、タイトルからしてありきたりな内容になってしまいそうですが、私の実体験を踏まえた独自の視点で書いてみたいものですね。 新卒で就活をされている方、ESや面接で嫌というほど志望動機を聞かれると思います。今回は、なぜ志望動機を聞かれるのか、企業の立場からお話してみたいと思います。 まず、よほどの超一流企業でない限り、志望動機で本当に確認したいのは、 「この人、うちの会社でホントにいいのかしら」 という点だと思いま

          新卒採用編その1 志望動機とは

          Xでは新規アカウント作成が難しいので

          以前から採用担当者としての経験を備忘録代わりに蓄積したいと思っていました。 Xももちろん利用していますが、ごくプライベートな内容で利用しており、採用というのは守秘義務も当然ありますので特定を避けるという意味でも、noteといふものを、してみむとてするなり。 あくまで、とある企業の採用事情から私自身が感じたり、考えたりした私的なブログのようなものになると思いますが、新卒や中途の求職者の皆様の就職活動の参考になれば、なんて思っています。 万が一、億が一、このnoteの反響が

          Xでは新規アカウント作成が難しいので