わりとすぐに「今しかないんじゃないか」と思ってしまう

「iCloudストレージの保存容量がもう少しで上限に達します」という通知がiPhoneに届いたのと、コンパクトデジタルカメラ『RICOH GR III』がわたしの元に届いたのは、偶然にも同じ日だった。

ストレージを最も圧迫しているのは写真だ。だれに見せるわけでもなく、食べたものや、場所、購入したものをよく撮影する。メモ代わりにカメラ機能をしょっちゅう使うので、こまめに消さないとあっという間に埋まってしまう。

『RICOH GR III』を購入したのは、写真家の幡野広志さんのnoteがきっかけ。撮影した写真をたくさん掲載していて、魅了された。大型家電量販店で実物を試しに触ってみたりもしちゃって、欲はさらに膨らむばかり。

新品にはさすがに手を出せなかった。でも偶然好条件の中古品を発見。今しかないんじゃないか！？と購入を決めた。買うまで２、３日くらい。

異様（？）なスピード感は自分でもどうかと思う瞬間もある（悩んでるようで悩んでないし）。でも考えなしだと笑われてもよかった。ほとんど直感だけど、絶対後悔しないという確信があったから。

奥にあるのが届いた『RICOH GR III』。友人が撮影してくれた

そんなこんなで手元に届いた『RICOH GR III』。

まだまだ使いこなせるようになるのはこれから。けどすでに、電源を入れてからの立ち上がりがとてもはやいところ、マクロモードにワンタッチで切り替えられるところ、イメージコントロールを調整して好みの色味を設定できるところ……などが気に入っている。

単焦点レンズなのでズームはできないし（そこがまた良いんだけどね）、ピントがズレにズレるときもあるんだけど、そういうズレた写真も嫌いじゃないので楽しい。

何より、とっても気軽に撮影することができるのが良い。iPhoneを構えるよりはやい気がする。

iPhoneに専用のアプリをインストールすると、カメラと連携して写真を転送することもできる。ただ、その操作がちょっとまどろっこしかったり、インストールすることによってスマホの容量がまた少し埋まってしまうのはご愛嬌だ。

以下、ささやかな作例。あとからアプリで加工はしてません。もっと研究したい。好きなものがまた増えて、しあわせ。