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「人生はろくろ」論。

先週(4月27日)放送されたトークバラエティ『あちこちオードリー』をやっと観れた。毎度のことながら、自分の中でグサグサ刺さりまくっている。

こんにちは、のんです。今日もおつかれさまです。

今回放送されたのは、特別企画「第2回どんよりポエム発表会」。ゲストらが芸能界で自身が感じているモヤモヤを発表し、それにタレント・アンミカさんがコメントする、といった内容だ。言うなれば、アンミカさんによるお悩み相談室。エネルギッシュなアンミカさんによる名言が、名物になりつつある企画だ。

この発表会でもまた、たくさんの名言が登場したのだけれど、個人的に3回ほど巻き戻して観たものがある。タレント・峯岸みなみさんのお悩みに対する、アンミカさんの回答の一部だ。

若林さん(以下、若林) 「(峯岸さんが悩んで)揺れているのが美しいですよね」
アンミカさん(以下、アンミカ) 「そう。人って、揺らいで揺らいで器を大きくしていく。よく、こういう器だって、ぐるぐるぐるぐる揺らいでるやんか」
春日さん(以下、春日) 「たしかに。ろくろ」
アンミカ 「ろくろ。『人生ろくろ』なのよ」
若林・春日 「人生ろくろなのよ!?」
(中略)
アンミカ 「(つくっている器を)急に広げたらヒビいくやんか。徐々に水分を入れたり、柔らかくしたり、自分の手の形で大きくなって、気がついたら(器が)大きくなっている」

2021年4月27日放送『あちこちオードリー』より一部抜粋

この、しれっと登場した「人生ろくろ」論。私と同じコーチングスクール・THE COACH Academy受講生の方ならピンとくるものがあると思う。

なにかというと、「自己の器」である。同スクールにおいて、自分自身のあり方を指す言葉。プログラムの中でもとても大事に扱われているものだ。私が現在受講中のプロコースでは、この「自己の器」と向き合うことが主軸と言っても過言ではない。

THE COACHでは、コーチングとはスキルだけを指すのではなく、「あり方」であると捉えています
コーチングを学ぶことの本質はテクニックを知ることではありません。人の話を本気で聴く・自分の話を本気で聴いてもらう体験をすることで、人との向き合い方に変化が生まれ、自分や他社に対しての「あり方」を見つめなおせるのが、コーチングの真の価値です。

引用:https://thecoach.jp/lab/00001/

番組を見ながら、「“人生ろくろ論”って、”自己の器”と同義じゃん……!」と衝撃が走ったのだ。しかも、器がろくろに乗り続けているということは、完成することはないということ。同回では、「人生死ぬのが終着点やったら、生きてる間は全部中途半端」という名言もアンミカさんから飛び出した。つまり、人生は未完成なもの、という意味でもある。つながりを感じざるを得ない……。

もともと、これまで『あちこちオードリー』を観ているとき、「コーチングっぽいなあ」という感想を抱くことは少なくなかった。けど、この回は特にそれが顕著だったと思う。

MCのオードリー、そしてアンミカさんの聴く姿勢、質問の投げ方、答え方。相変わらず保証された安心安全(なように見える)な番組の場づくり。

もちろん、番組はめちゃくちゃ面白くて、声をあげて笑ってしまうバラエティの側面もとても強い。このバラエティの要素と、コーチング的なものが両立した場になっているのが本当に不思議だ。

アンミカさんも、若林さんも、まるでコーチングを勉強した人みたいに見える。もしかしたら、関連書くらい読んだことあったりして……。彼らだって私たちと同じようにインターネットを使うし、本も読むだろうから、あり得ないことではないかもしれない……。いや、さすがにそれはないかなあ。

(番組は、2022年5月11日23時54分まで、TVerで無料公開されています)

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