「人生はろくろ」論。
先週(4月27日)放送されたトークバラエティ『あちこちオードリー』をやっと観れた。毎度のことながら、自分の中でグサグサ刺さりまくっている。
こんにちは、のんです。今日もおつかれさまです。
今回放送されたのは、特別企画「第2回どんよりポエム発表会」。ゲストらが芸能界で自身が感じているモヤモヤを発表し、それにタレント・アンミカさんがコメントする、といった内容だ。言うなれば、アンミカさんによるお悩み相談室。エネルギッシュなアンミカさんによる名言が、名物になりつつある企画だ。
この発表会でもまた、たくさんの名言が登場したのだけれど、個人的に3回ほど巻き戻して観たものがある。タレント・峯岸みなみさんのお悩みに対する、アンミカさんの回答の一部だ。
この、しれっと登場した「人生ろくろ」論。私と同じコーチングスクール・THE COACH Academy受講生の方ならピンとくるものがあると思う。
なにかというと、「自己の器」である。同スクールにおいて、自分自身のあり方を指す言葉。プログラムの中でもとても大事に扱われているものだ。私が現在受講中のプロコースでは、この「自己の器」と向き合うことが主軸と言っても過言ではない。
番組を見ながら、「“人生ろくろ論”って、”自己の器”と同義じゃん……!」と衝撃が走ったのだ。しかも、器がろくろに乗り続けているということは、完成することはないということ。同回では、「人生死ぬのが終着点やったら、生きてる間は全部中途半端」という名言もアンミカさんから飛び出した。つまり、人生は未完成なもの、という意味でもある。つながりを感じざるを得ない……。
もともと、これまで『あちこちオードリー』を観ているとき、「コーチングっぽいなあ」という感想を抱くことは少なくなかった。けど、この回は特にそれが顕著だったと思う。
MCのオードリー、そしてアンミカさんの聴く姿勢、質問の投げ方、答え方。相変わらず保証された安心安全(なように見える)な番組の場づくり。
もちろん、番組はめちゃくちゃ面白くて、声をあげて笑ってしまうバラエティの側面もとても強い。このバラエティの要素と、コーチング的なものが両立した場になっているのが本当に不思議だ。
アンミカさんも、若林さんも、まるでコーチングを勉強した人みたいに見える。もしかしたら、関連書くらい読んだことあったりして……。彼らだって私たちと同じようにインターネットを使うし、本も読むだろうから、あり得ないことではないかもしれない……。いや、さすがにそれはないかなあ。
(番組は、2022年5月11日23時54分まで、TVerで無料公開されています)
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