横須賀美術館で開催中の「ジブリ展」に行って来てみて
3/20(水)から横須賀美術館で開催されている「ジブリ展」に行ってきました。
今回は「ジブリ展」の簡単な内容紹介とジブリ展で感じたことをご紹介します。
鈴木敏夫さんの来歴紹介
スタジオジブリの代表取締役やジブリ映画のプロデューサーを務めたり幅広く活躍されている「鈴木敏夫」さんの幼少期からの来歴が紹介されていました。
子供のころ住んでいた家の一室が4畳ほどの漫画だらけの部屋で、近所の友達と一緒に暇さえあればその部屋で入り浸って漫画を読んでいたとのこと。
その部屋を再現したものも展示されていて面白かったですね。
他には、学生時代に読んだ本の紹介や興味を持った作品をピックアップして紹介されていました。
また、アニメージュで編集をやっていたことや徳間書店で活動していた時の詳細も紹介されていて非常に面白かったです。
鈴木敏夫さんが一貫して、仕事を楽しく充実したものにしようとしている姿勢が随所に見られて、自分もそうありたいなと感銘を受けました。
ジブリ作品の展示
ジブリの映画の単なる紹介ではなくて、ジブリ映画が作られた裏側やどのような経緯で作品に繋がったのかなども紹介されていて面白かったです。
鈴木敏夫さんの著書「スタジオジブリ物語」を読んでいたので、知っている話も結構ありましたが、知らない話も多くあったので、書籍を読んだことがある方も楽しめると思います。
最後まで進むと「湯婆婆(ゆばーば)と「銭婆(ぜにーば)」のくじ引きがあります。
どちらか一方のくじ引きを引くことが出来て、「恋愛運」か「開運」かを選択して引くことが出来ます。
私は末吉でした。
くじに夢中になっていて気づいていない方も多かったのですが、鈴木敏夫さんの両方の祖父母のエピソードが描かれていて、片方はとても穏やかで優しく良い夫婦関係で、もう片方の祖母と祖父がよくケンカをしていて、祖母が祖父をののしっているのを聞いていたというエピソードが「湯婆婆(ゆばーば)と「銭婆(ぜにーば)」に繋がったのだと思うと、あらゆる出来事も捉え方や扱い方を変えれば、人を幸せにすることが出来るものに変えられるのだなと感じました。
鑑賞しながら思ったこと
美術館や博物館で鑑賞をしたときにいつも思うことなのですが、人の思いや考え・熱意というのを感じるととても高揚します。
それって何なのだろうと自分に問いかけてみると、その人がご自身の興味にフォーカスをして、それを追求していくことに通じているからだと思っています。
鈴木敏夫さんがその時に何を思い、何を考えて行動されていたのかは正直私にはさっぱりわかりません。
ただ、事実が存在し、そこから熱意や思いを感じているに過ぎないのかなとも思います。
話は変わりますが、「アート思考」にも通じているのではないかと思うのです。
「アート思考」はざっくり説明すると、自分のものの見方や考え方・興味を追求することだと理解しています。
これはまさに美術館やジブリ展で鑑賞していて面白いと感じたところになります。
これがあるからこそ、興味をそそられ、見ていて高揚感が得られて、自分も行動をしたくなるのだと思っています。
その原動力とは何かというと、自分が心から興味があることに触れていること。
世間が求めていることや誰かが正しいといったことではなくて、自分が好きなことをただただ追求していくこと
例えお金持ちになれなくても、誰かに褒めてもらわなくても、自分がどう考え・思うのかという意思を大切にして、生きていくこと。
それを感じたくて、足を運んでいるのだなと気づきました。
ジブリ展の感想とはそれてしまいましたね。
ジブリ展はジブリが好きな方だけではなくて、鑑賞しながら自分の内なる声や興味と対話をしたいと思っている方なら是非行ってみてほしいです。
最後に、お土産コーナーは激込みなので、お土産を買いたいと思っている方は30分以上は待つことになると思いますので、ご注意を(私はあきらめました)。