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リモートワークになって本当によかった

この記事はサークルクラッシュ同好会アドベントカレンダー2020 12日目の記事です。テーマは「自分語り」です。

サークルクラッシュ同好会OGのませりです。普段は東京のWeb系の会社で働いています。
診断をもらったことはないですが多動の傾向があるようで、服を着替えながら台所で野菜を切りはじめてしまうタイプです。パワーポイントのファイルを開くわずかな時間も待てずチャットのメッセージ確認をはじめてしまいがちで、資料作成がギリギリまで終わらないのが悩みです。

さて新型コロナウイルスのおかげで弊社もリモートワーク中心になりました。最初は慣れない勤務環境で過集中したり腰を痛めたりもしましたが、だんだん楽になってきました。
通勤も化粧も必要ないので楽なのは当たり前。でも自分のような多動の人間にとってはそれ以上の恩恵があったのかなと思っています。
リモートワークの何が「楽」なのか言語化しておくと、今後の仕事選びや私生活にも役立ちそう、と思い筆を取ることにしました。

※すべて筆者の主観です

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「完璧にやらなくてもいいけど、やった方がいいこと」の優先順位を下げられる

化粧や服装に気をつけるのは「完璧にやらなくてもいいけど、やった方がいいこと」です。必須ではないタスクがたくさん積まれていると、どれくらい頑張ればいいかわからないまま全部中途半端にやってしまうので気疲れしてしまいます。
でもリモートワークなら全部諦められます。照明が暗ければパジャマを着ててもバレないでしょう。(バレてるかも)
身なり関係の出費を大幅カットできるのも嬉しいです。服飾はお金使っても使っても「もっとちゃんとした方がいいのでは」と不安になりがちなので……。

ドキュメントありきで相談されることが増える

突然口頭で相談を受けることが激減しました。これはもちろんありがたい。それ以上に楽に感じるのは、ドキュメントのある会議です。
mtgで話し合うことがあっても、画面に何か映さないと行儀悪く思うのか、会議用のドキュメントを用意して話す機会が増えました。

私はその後のタスクを「この後やることは3つあって、1つ目は……、2つ目は……」と明確にして話を終えないと不安になるのですが、口頭だと曖昧にしたまま立ち去られてしまうことも多く、一人でイライラしがちでした。今はたたき台になるテキストを用意して話に来る人がほとんどなので、合意した内容も次のアクションもすぐテキスト化できて楽です。

予定の管理で考えることが減る

口頭相談が減ったので、差し込みタスクも激減しました。自分のGoogle Calendarに入力した通りに時間を使える日が増えました。
コロナ前より仕事は増えていますが、残業時間は減っています。

あとは「移動時間」がないのは素晴らしい。
他の人に予定を入れるときも「この人遠くの客先訪問してるから……1時間くらいは移動のためのバッファ見たほうがいいかな?」と気遣いをする必要がないのも地味にありがたいです。

情報を浴びすぎることを避けられる

通勤すると車内広告がどうしても目に止まります。横で立っている人の表情や服装をつい目で追ってしまいます。
駅のコンビニで何を買おうか悩むのは楽しい。
でもこういった積み重ねでたくさんものを見ると疲れるんです。自覚はしていなかったのですが、通勤しなくなって気づきました。

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こんなところでしょうか。
社会人3年目を過ぎたくらいから「苦手なことはやらなくていい」と思うようになりました。あたりまえですが、人の能力も時間も有限です。
私が今の人生でアメリカ大統領になることはありません。日本国総理大臣もない。女優はやらないでしょうね。商社マンになることも多分ないでしょう……と考えていくと、獲得する必要のないスキルや、積まなくてもいい経験があるはずです。
何でもかんでも引き受けて学んでスーパーマンにならなくてもいい。

手を抜いたり、避けたりすることを決める上で、リモートワークはいい機会だったなと思う今日このごろです。


いつか猫を飼う時の資金にさせていただきます