女の子のいざこざに巻き込まれた！？　夢の話　その１１

とある日の休み時間。僕はA子から呼び出された。
何のことかと不安の中、空き教室に入った。

A子　もう限界なんだよね
僕　　何のこと？
A子　私がB美のことを嫌いなことを言いふらしたのはあなたでしょ？
僕　　えっ・・・。

僕のクラスでは
A子はB美のことを嫌いで、B美もA子のことが嫌い
というウワサがあった。

そのウワサがクラス中に広まっていて、本人たちにも伝わっていた。
広めたのは私ではないか？ということ。

A子　😥（涙がツーと流しながら）
　　  なんでこんなことをするの？
僕　・・・？🙄🙄（記憶にない。）

A子と仲の良いCちゃんも言ってきた。

C　あんたがクラス中に広めたせいで、
　　A子は学校に行きたくなくなっている💢
　　どうしてくれるの？💢

覚えもないことに反論する、無実を主張することは
おかしいことと僕は思った。

僕はCちゃんのことが好きだったが、
この発言で好意が蒸発した。

ウワサは、
言わなくても当人たちの知らないところで広まっている。

違和感があると周りは何となく察して、そうではないか？ということで、
根も歯もないこと、肉がついて変な話になる。

今回の場合だと、両方だろう。

A子とB美の仲が悪いということは
日頃の授業中の様子から近くの人が察した。

知らないところで拡散されて、クラスの誰もが知っている話になった。

その広めた発起人が誰なのかという犯人候補として、
僕が呼ばれたのであろう。

クラスの中では、
誰とでもほどほどに仲が良い僕に濡れ衣を着せられた。

実際、誰が広めたかを探すということより
2人の人間関係でのトラブルが問題だと思った。

女子の人間関係って、
同性でも異性でも関わるとめんどくさいですね苦笑

A子とCちゃんからの言葉をよそに、頭の中ではそう考えていた。

休み時間も残りわずかというところで、
お昼休みに話を聞くからと呼び出しを受けた。

モヤモヤした感覚の中、その後の授業は集中できなかった…

授業よりも広めた犯人を見つけた方がいいのか？
担任に伝えた方がいいのか？
呼び出される前に何か手立てをする必要がある。

と考えると

キーンコーンカーンコーン。授業が終わった。

とりあえず、次は移動教室へ。
仲の良いボーちゃん似の友達と一緒に教室へ行きながらも考えていた。

考えながら階段を降りていると、一段ほど踏み外して前にコケた。
意識がなくなっていた。

保健室のようなところかな？と目を覚ますと、現実の世界に戻っていた。
夜中の3時のこと。

＊この作品はフィクションです。
　出てくる登場人物は架空の人物です。

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