わが家の車中泊セレナ
こんにちは。
自立に向けてログハウスづくりをはじめたとっとです。
3年前に第3子&第4子となる双子の娘がうまれるとわかってすぐ、中古の日産セレナを購入しました。
家族全員(=6人)で乗れる車がほしかったからです。
しかしその後、わたしが卒サラして今のログハウスづくりの事業を始めてからは、そのセレナは主に仕事用につかっています。
ログハウスづくりの現場がはじまると、数週間単位で自宅と現場の往復をしなくてはならず、ガソリン代が嵩むことに気づきます。
そこで、簡単な寝泊まりができるようすこしずつセレナを車中泊仕様に変えて使っていました。
ところが、休みの日に家族全員が一台の車で出かけられないのは、そもそもわたしが卒サラした意味が半減するほどもったいない気がしてきたのです。
ということでセレナをもとの6人乗りに戻して、わたしの仕事用には軽のバンを別途購入することにしました。
そこで今回は、セレナを元に戻す前に、いつか記事にしようと思ってずっとできていなかった車中泊仕様のご紹介と、その車中泊仕様を解除して元のセレナに戻す作業の様子をご紹介したいとおもいますので、よろしければ見てやってください。
車中泊セレナ紹介
今日午前中のわが家のセレナの様子がこちら。
この車中泊仕様にしてから1年も経っていないかもしれません。
寝られるようにフラット化
とにかくどこでも横になって寝られるように、後ろの3列目シートを外し、ログハウスの余った材料で床をはってみました。
食器収納兼テーブル
後部の窓部分に棚をつくりました。
開閉式のフタは開くとテーブルになります。
それを反対側にもつくっていて、二つとも開くと、子どもたちとご飯を食べられるぐらい十分な広さのテーブルができます。
収納箱
運転席と助手席のうしろにもログハウスの端材で収納箱をつくりました。
あえて高さを上げているのは、冷蔵庫のふたをあけられるようにするためです。
開くと中にはカセットコンロや鍋がぎっしり。
運転席から見るとこんな感じ。バックミラーふくむ後方確認に支障がないよう、素人設計に時間がかかりました。
床下収納
床になにやら小さな穴があいており、これは床下収納のフタになっています。
あけるとこんな感じです。左側の収納は3列目シートを除いた部分にあたり、車幅いっぱいのスペースに布団類をいれています。
右側には2列目シートの間のスペースに入るだけ着替えやタオルを詰め込んでいます。
冷蔵庫
冷蔵庫の位置もめちゃくちゃ試行錯誤しました。結果として定着したのは助手席のうしろ足元です。常に缶コーヒーやアクエリアスが冷えています。
仕事道具
一番うしろには、ログハウスの点検で使うちょっとした仕事道具(工具類)を積んでいます。
DIY好きが高じて購入したマキタの工具も積んでいるので、
その充電器も固定していて、工具用のバッテリーも常に充電しています。
ポータブル電源
これら冷蔵庫や充電器の電源となるのが、こちらの緑のポータブル電源です。EENOURのF2000というものになります。
電源購入に際してはいろいろと検討しましたが、わたしにとっての決め手は、ソーラーパネルによる入力が最大1000Wまで対応しているという点でした。
ソーラーパネル
ポータブル電源は走行充電とソーラー充電ができるということで、走行充電をしてみましたが、90Wほどしか入力できませんでした。
そこでソーラーパネルを絶対載せたいとおもい、屋根に載せられるサイズ的な制約で400Wのものを購入し、載せています。
(本当は1000Wぐらいほしかったのですがおおきすぎる)
パネルからの配線は後部から引き込んでポータブル電源に接続しています。
以上、わが家の車中泊セレナのご紹介でした。
課題と良かった点
何度か仕事で遠出したときに車中泊をしたり、子どもたちとも遊びにいったりもしましたが、やはり乗用のワゴン車を改造するだけでは以下の不便な点もありました。
・天井高が低いです。2列目シートは外していないので床高さが高く、あぐらをかいてぎりぎり頭が天井につかないぐらいでした。2Lのペットボトル飲料をそのまま飲むのは難しかったです、、
・収納がもっと欲しいところです。
・車の屋根にソーラーパネル載せる人自体まだ少ないですが、その中でも400W級はそこそこの大きさです。それでも2000Whのポータブル電源を使うには少し心許なく、天候にもよりますがたびたび家のコンセントからの充電も必要でした。最近は走行充電の増幅器も出ているようなので、今後はそちらも検討してみたいと思っています。
・ソーラーパネルからの充電と走行充電の切り替えは、ポータブル電源の入力コネクタへのケーブルを抜き差しする必要があります。ここを遠隔で切り替えできる仕組みがほしいところです。
良かった点は、車でいつでも寝られるというのがめちゃくちゃ便利でした。
特にログハウスの残材を材料につかったので、寝ていて気持ちが良かったです。
あとはなんといっても、子どもたちと出かけるのが楽しいということですね。
元の姿に。
そんな車中泊セレナを、今日元の姿に戻しましたので、その作業の様子もご紹介します。
まずは運転席&助手席のうしろに設置した収納箱をとりはずします。
床面は大きく4つのモジュールで構成されていて、①の床下収納フタはすでに取り外しました。
つぎは最後部の両サイドに据えた土台にのせているだけの②の板をはずします。
そして背もたれをたおした状態の2列目シートに載せている③と④の床板モジュールを撤去します。
床下がみえてきました。2列目シートは背もたれを倒した状態です。
土台に固定していたマキタの充電器もとりはずし、
室内側面に挟み込むように置いていた土台部分もはずします。
反対側も。
土台と床板がたわまないように設置していた部材をとりはずします。
2列目シートの段差を埋めるために置いていた厚み70mmのログ材も撤去です。
2列目シートの間にはめていた着替え収納ボックスも抜き出します。
さて、つぎは後部の窓ぎわに取り付けたテーブル兼収納棚をとりはずします。
これもどうやって取り付けようか当時散々なやみましたが、取り付け予定箇所の近くにあった車体側のナットに、木材をボルトで固定して取り付けました。それを外します。
はずした収納棚があった窓には、形を合わせたベニヤ板を押し込んでいます。
このベニヤもとりはずします。
断熱効果をねらって発泡スチロールをサンドイッチしていました。
反対側の収納棚もとりはずすと、車内がだいぶ元の様相を取り戻してきました。
もう一息です。
2列目シートを起こし、布団類を収納していた床下収納の大きな箱をとりだします。
そして、取り外していた3列目シートをもどしていきます。
まずは取り付け部分の内装カバーをはずし、
保管していた座席シートをもってきます。
取り付け用のボルトが車体側からでているので位置をあわせ、ボルトで固定し、カバーを取り付けます。
邪魔になるので一旦跳ね上げておきます。
反対側の3列目シートもおなじように取り付け、2列目シートの位置を調整したら、完了です!
太陽光パネルとポータブル電源と冷蔵庫は、次の軽バンが納車されるまではこのままセレナで使いたいと思います。
まとめ
今日わが家のセレナを元の状態に戻すことにしたので、これまでずっとご紹介しようとおもってできていなかった車中泊仕様の内容と、それを元の状態にもどしていく作業の様子をシェアさせていただきました。
このセレナは今後カミさんがつかうことになり、わたしは軽のバンを仕事用に購入する予定です。
そのバンもいずれまた、仕事&あそび兼用の車中泊仕様にしてやろうと思っていますので、そのときはまたいろいろとご紹介させてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
車中泊セレナの思い出ダイジェスト
軽のバンはセレナより狭そうですが、うまく車中泊仕様にできたらこれからも子どもたちとたくさん出かけたいと思います。
ログハウスづくり23年の軌跡をYouTubeでも配信しています。もしよろしければ、こちらもぜひ覗いてやってください!
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