【DIY】日産セレナC25 新しいリアカメラを取り付け!
こんばんは。
自立に向けてとにかく手を動かしたいとっとです。
最近、車の電装系いじりにハマってます。
先日、わが家の古い日産セレナのナビを交換しました。
ナビを交換したら、純正のリアカメラは簡単には接続できなかったため、今回はリアカメラを新しくしてみました。
自分のためのメモとして細かくまとめましたので、めちゃくちゃ長いです。(約8,000文字)
読み物としては面白くないとおもいますが、同じようなことをしようとしている方のお役に立てれば幸いです!
材料の購入
リアカメラ取付に際して購入したものは以下です。
リアカメラ
取り付けたナビに合うものをAmazonで購入しました。
内張剥がしセット
配線通しと検電テスタもセットのものを購入しました。
ソケットレンチセット
今回の作業で使ったのは10mmと14mmのソケットでした。
配線コード赤と黒、0.75sq
圧着接続端子
配線コードを延長するのに購入しました。
両側から被覆を剥いたコードを入れてかしめればOKです。
配線コネクター(エレクトロタップ)
ナビのリアカメラ入力線を、バックライトの配線に分岐接続するために購入しました。
結束テープ
クッションテープ
パーツクリーナー
主にゴムブーツの中に配線を通しやすくするために購入しました。
全体のイメージ
やることのイメージはこんな感じです。
購入したリアカメラを既存のカメラと交換し、カメラに付属していた長いケーブルを車体左側の天井端部分をつたって、前方のナビ裏まで引き回して接続します。
またカメラ付属のケーブルから分岐している線を、左後部のバックライトまで引き回していきます。
結線イメージを事前に整理しました。
リアカメラの取り付け
まずは、リアカメラを車に取り付けていきます。
バックドアの内張取り外し
バックドアを開き、取っ手部分のネジ2本とロック部分のクリップ2つを外します。
取っ手のネジ部分は小さいカバーで隠れていますので、マイナスドライバなどでこじ開けます。
取っ手部分を外したところ↓
ロック部分のクリップを外すところ↓
あとは、内張部分を引っ張って外します。少し固かったので、隙間に内張剥がしを入れてすこしずつ外していきました。
内張を取り外して、開いているバックドアを下からみたところ。
リアガーニッシュの取り外し
リアガーニッシュとは、バックドアのナンバー上についている装飾物(ガーニッシュ)のことです。
リアカメラを交換するのに邪魔ですので、これを取り外していきます。
バックドアを内側から見ると、リアガーニッシュは赤矢印のナット4か所と、凡そ青い矢印の位置にあるクリップ2か所(鉄板の裏に隠れています)の計6か所でとまっています。
また、ガーニッシュ側とは緑の矢印で示した二か所のコネクタで配線接続されていますので、これも外す必要があります。
まずは4か所のナットを外します。
次に2か所のコネクタを外します。
そしたら一旦バックドアを閉じ、外側からガーニッシュを引っ張って取り外します。
割れないように注意しながら、隙間に工具を差し込んでなんとか取り外しました。
リアガーニッシュを取り外したところ。
左側に元々ついているリアカメラ本体が見えてきました。
もうひとつ注意点が・・
わたしはガーニッシュを外す際に、クリップを一つ破損してしまいました!
右側のシルバーの部分にはめ込んであったクリップが割れました。
もう片方の無事だったクリップがこちら。
ガーニッシュからはずすとこんな感じ。
純正リアカメラ取り外し
再びバックドアの裏から見ると、リアカメラは赤い矢印で指したナット2か所で固定されていますので、このナットを外します。
また灰色の線がカメラの線なので、緑で指したカプラも外します。
ぼやけてしまいましたが、うしろに映っている灰色の配線がカメラの線で、白いカプラが車体に固定されていたのでこれもとりはずします。
カメラと反対側にスライドさせると外せました。
次に鉄板の間をのぞき込むと、カメラ本体が黒いツメでひっかかっているので、内側から外して押し出してやります。
再び外側から。
純正のリアカメラをひっぱり、取り外します。
このように、純正のリアカメラは黒いプラスチックのステーとカーキ色の金属のステーで車体に固定されていました。
さきほど内側から外したナットは、カーキ色のステーのネジに対応しています。
わたしの場合は、新しいカメラを取り付けるのにカーキ色の金属ステーのみ流用しました。
新リアカメラ取り付け
この作業が、けっこう試行錯誤しました。
結論だけいきますと、まずはこんな感じで、購入したカメラをカーキ色の金属ステーに固定させました。
裏からみたところ↓
この白いプラスチックの板は、過去に家の棚を作りつけるのに購入したディアウォールというものについていた、柱の長さ調整用のプレートです。
ネジ穴を空けたり切り欠いたりしたあと、両面テープで貼り合わせています。
ここは本当にご自身で考えて、うまいことやるしかないと思います。
次に、加工したリアカメラを車体に取り付けます。
カーキ色のステーについているネジ穴を合わせてはめ込み、裏からナットでとめます。
バックドア裏からカメラの配線をとりまわします。
リアガーニッシュ取り付け
リアガーニッシュを戻します。
バックライトの配線接続
イメージ
次にリアカメラからバックライトに向かって線を伸ばしていきます。
こんな感じです。
こちらは事前に撮ったリアカメラ付属ケーブルの写真です。
バックライトに向かって引き回すのは、分岐点から横に伸びているピンクと黒の2本の線になります。
左下にのびる黒い線は、後でナビ裏まで引き回します。
バックライトに接続する線を延長
分岐点から伸びているバックライトに向かう線(ピンクと黒)は1mもないぐらいでしたので、圧着接続端子で延長しました。
念のため、結束テープで巻いて取れないようにしました。
初めての作業でしたので、念のためきちんと圧着接続できてるか、確認してみました。
図のように、2か所の通があれば(小さい抵抗値が測定できれば)OKです。
リアカメラからゴムブーツまで引き回し
リアカメラ側の黄色(ビデオ信号)と赤(電源)の端子は接続しておきます。抜けやすいので、結束テープで巻いておきました。
ゴムブーツを車体から外し、配線通し(針金)をリアカメラ側に向かって差し込み、迎えにいきます。
リアカメラ側に出てきた配線通しに、延長した2本の線を適当なテープでぐるぐる巻きにして固定し、ゴムブーツ側に引っ張っていきます。
線を引っ張っていきます。
さきほど延長した箇所が出てきました。
次に、ゴムブーツの上側から下側に向かって、ブーツ内を通します。
無事に通りました。
テールランプの取り外し
次にテールランプを取り外します。
すこし分かりづらいですが、青い矢印で指した箇所にクリップがとまっていますので、マイナスドライバーなどで引き抜きます。
次に赤い矢印で指した3か所の丸い部分に、ボルトのカバーがありますので、マイナスドライバーなどでこじ開け、ボルトをはずします。
テールランプを側面から引きぬいていきます。
無事に外れたところ↓
一番下の赤い矢印で指したところが、バックライトです。
バックライトまで線を引き回し
先ほどゴムブーツを通した延長配線を、車体の中を下に向かって引き回し、赤い矢印で指したゴムキャップのところまで通していきます。
ゴムキャップを開けて配線通しを上に向かって入れ、ゴムブーツのほうへ迎えにいきます。
迎えにきました。
迎えにきた配線通しに、赤と黒の線で延長したバックライト行きの線をテープで縛りつけ、下の方に通します。
バックライトの配線に接続
通してきた赤と黒の延長線を、バックライトの赤と黒の線にそれぞれ接続します。
作業しやすいようにバックライトの電球を取り外し、エレクトロタップで接続しました。
配線を戻します。
ゴムキャップに切れ込みをいれました。
ゴムキャップを戻して、テールランプを戻します。
動作確認と接続やり直し
この状態で一旦リアカメラの動作をチェックしてみます。
ナビ裏までの配線を一時的に車内をそのまま通して、ナビ裏に仮接続します。
ナビ裏で赤い線(アクセサリー電源)とピンクの線(リアカメラ)を接続し、黄色のビデオ信号をRCINに差します。
ナビ本体を仮付けし、エンジンをかけます。
ギアをバックに入れると、無事にリア映像がナビ画面に出ました!
しかし、画面がちらついていて、かなりノイジーです。
【事象】
どうも、ブレーキを踏むタイミングに同期してリア映像のちらつきが発生するようです。
車の配線いじりは素人ですが、すこし考えてみました。
【検討】
リアカメラの映像は、ギアをバックに入れた時だけ画面に映ります。
ナビはどうやってギアをバックに入れたことを検知しているのかというと、それが先ほど接続したバックライトの電源を使っているのだと思います。
バックライトはギアをバックに入れた時だけ光りますので、その時だけ電圧がかかります。
その電圧を分岐させてリアカメラ線(ピンク)としてナビに入れることで、
という動作をするのではないでしょうか。
また、テールランプにはバックライトの他にもブレーキランプも設置されています。
車側の配線図は分かりませんが、ブレーキランプの(ー)とバックライトの(ー)が中で共通になっていて、以下のことが起きているかもしれません。
ということで、試しに長男(小2)に手伝ってもらい、ギアをバックに入れた状態でブレーキを踏んだ時に、バックライトの明るさが変わるかどうかを見てもらいました。
結果、目に見えての変化はありませんでした。
バックライトのGNDの揺れが与える電球の明るさへの影響と、カメラ信号のSGが揺れることによる映像信号への影響では、同じ揺れ方でも受ける度合いが異なるのかもしれません。
すこし調べてみると、同じようなブログをみつけました。
やはりものは試しで、ナビに入れるカメラ信号のSG(バックライトの(-)にエレクトロタップで分岐接続した線)を、ボディに接地してみることにしました。
【処置】
テールランプを再び取り外し、バックライトの(-)にエレクトロタップで分岐接続した線を切断して、結束テープで巻いておきます。
せっかく延長した黒い線ですが、再びゴムブーツ上側の穴までひっぱって戻し、ブーツ上側の穴からリアカメラに向けてさらに線を戻していきます。
バックドアのリアカメラ側に戻ってきました。
黒い線の先を圧着端子加工して、せっかくなので(?)リアカメラ本体を車体に固定しているネジと一緒にボディに接地します。
【再び動作確認】
処置後、再びギアをバックに入れた状態でブレーキを踏んでみました。
結果は、無事に事象は解消され、ブレーキに連動したノイズの発生はなくなりました!
【結果】
結果として、配線図はこのようになります。
ナビ裏まで配線引き回し
動作確認が取れましたので、それでは配線を車前方のナビ裏まで引き回していきます!
イメージ
事前に撮ったリアカメラ配線をもう一度示します。
これまでの作業により、リアカメラの取り付けとバックライト側の接続が完了しましたので、左下の黄色い端子をナビ裏まで引き回していきます。
一部内装の取り外し
配線を引き回すために今回外したのは以下の箇所です。
本記事では割愛しますが、前方のAピラーまでいったあとはグローブボックスともちろんナビも取り外しました。
まずはDピラーを取り外すために、シートベルトのフタをこじ開け、14mmのソケットレンチでシートベルトを取り外します。
下の黒い内張にあるボルトも10mmのソケットで外します。
Dピラーを取り外します。
リアカメラからゴムブーツまで引き回し
ゴムブーツ上側の穴から配線通しを入れ、リアカメラ側に迎えに行きます。
迎えに来た配線通しにナビ側のコネクタをテープ留めし、引っ張っていきます。
無事にゴムブーツ側まで出てきました。
次にゴムブーツを上から下に通していきます。
パーツクリーナーをブーツ内に吹きかけるとスムーズです。
無事に通りました。
長い配線は適宜手繰り寄せていきます。
ゴムブーツから3列目車内灯まで引き回し
ゴムブーツ下側の穴から3列目シートの車内灯まで通していきます。(赤線)
配線をゴムブーツ下の穴から車体側に入れます。
バックドア側から天井の内張を少し剥がして覗き込み、ひっぱり出します。
次は赤い矢印の方に入れていきます。
3列目車内灯側から配線通しを入れ、迎えに行きます。
配線をテープでとめて、車内灯側に引っ張っていきます。
無事に通ったところ。
3列目車内灯から2列目車内灯まで引き回し
次はここを通していきます。
2列目シートの車内灯側から、3列目シートの車内灯側にむかえにいきます。
3列目シートの車内灯側から配線をテープ巻きにして、送り出します。
無事に抜けました。
抜けた後に配線を手繰り寄せたら、走行中にカタカタ動かないよう、クッションテープでボディに固定しておきます。
2列目車内灯からAピラーまで引き回し
次はこの部分ですね。
Aピラーを外していきます。
ゴム部分をむにっとつまみ、
ぐっと引っ張ります。
剥がした隙間から、Aピラーのクリップを外していきます。
外したAピラー側から迎えにいきます。
配線を付けてひっぱります。
無事に抜けました。
Aピラー部分からナビ裏まで引き回し
最後に、Aピラー部分からグローブボックス裏を通り、ナビ裏までの引き回しです。
グローブボックスとナビを取り外しておきます。
左前方の脇からグローブボックスの裏に向けて、配線を降ろしていきます。
配線を降ろして手繰り寄せたら、もともとの配線と一緒に結束テープなどでまとめておきます。
グローブボックス裏を引き回し、ナビ裏まで登っていきます。
前に引き回したGPSアンテナと同じルートにしました。
こちらも適宜他の配線とまとめて固定しておきます。
ナビ裏に出てきたところ。
ナビ裏接続
ようやくナビ裏まで来た配線を接続していきます。
まず赤いアクセサリー電源を接続し、次にリアカメラ線(バックライト(+))を接続します。
そして、ナビ裏のRCINに黄色いビデオ信号コネクタを接続します。
ナビ本体を車体に戻して、完了です。
おつかれさまでした。
まとめ
今回、わが家のセレナのリアカメラを新しくしてみました。
作業をしてみてのポイント(苦労した点)をまとめておきます。
多々失敗はありましたが、無事にリアカメラの交換ができて達成感に浸っています。
下手くそでも、自分でできるとうれしいですね。
次は何をしようか画策中です。
大変長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
実践したDIYの話をまとめたマガジンです。もしよろしければ、こちらもぜひ覗いてやってください!
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