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「ライター入門、校正入門、ずっと入門。」vol.5

なにが自由律俳句かわからない。でも自由律俳句はある。

張江「このイベントの司会を務めます、ライターの張江浩司です」

中嶋「主催の中嶋泰です。校正を専門とする会社、聚珍社の取締役をやっております」

張江「では今回も早速ゲストの皆さんを呼びしましょう」

(ゲスト入場)

一色「XOXO EXTERMEの一色萌です!よろしくお願いします!」

張江「初回から出演してもらってますけど、メガネかけてるの珍しいですね」

一色「目が痛くて、コンタクトできなくなっちゃったんで……」

中嶋「40歳すぎると老眼混じってくるんで、そもそもコンタクトできなくなります」

張江「アイドル相手に話す話題じゃないですよ(笑)」

中嶋「改めて一色さんのご紹介をすると、彼女は記者ハンドブックも持ってるし、文字起こしの仕事をしてたこともあるし、大学ではフリーペーパーを作る部活にいらっしゃって。まさにこのイベントに打って付けなんですよ」

一色「出版社でインターンしたこともありました」

中嶋「完璧です」

張江「さて、今回のテーマは『言葉を選ぶ』でして、それにまつわるお二人にもお越しいただきました」

志賀「絶対忘れるなというラップグループにいます、志賀ラミーです。よろしくお願いします」

張江「ぜわす(絶対忘れるなの略称)は先日の一色さん生誕ライブにも出演してましたね」

志賀「そう、そこで萌ちゃんをフィーチャリングした『super hero』という新曲も披露しました」

一色「素敵な曲を書いていただいて」

志賀「ね、素敵ですよね」

一色「ほんとに素敵です(笑)」

張江「志賀さんはぜわすはもちろん、他のアーティストに曲も詞も提供されてるので、作詞での言葉選びについて伺えればと思ってます」

出雲「ひだりききクラブとinnesの出雲にっきです。よろしくおねがいしまーす」

一色「かわいいー!出雲さんとはライブで一緒になったり、仲良くさせてもらってます。innesさん、デビューおめでとうございます!」(新グループinnesは6月19日にライブデビュー)

出雲「ありがとうございます!萌ちゃんはお披露目ライブ観にきてくれたんですよ」

中嶋「ひだりききクラブっていうのはどういうユニットなんですか?」

出雲「自由律俳句を、すずめ園ちゃんっていう子と二人でやってみようということからはじまったんです。みなさん、自由律俳句はご存知ですか?」

中嶋「知っているような、知らないような……。五七五ではないということはわかります」

志賀「短えな!っていうイメージですかね」

出雲「そうそう、短え!っていう感じです(笑)。無定形無季語の俳句が自由律俳句なんです。形がないんです。じゃあ何なんだってなるんですけど、自由律俳句は確かにあるんですよ。それを追い求めるために、ひだりききクラブを結成しました。今はnoteで、自由律俳句の交換日記をやっています」

張江「『自由律俳句とは何か』という答えに辿り着くために自由律俳句を作っているんですね」

出雲「最初は『私にも出来るんじゃないかな?』と思ってはじめたんですけど、やればやるほどわからなくなるんですよね」

張江「俳句も歌詞も、分類上は韻文であるという共通点がありますよね。散文ではなく、リズムがある文章。自由律俳句の場合は、五七五の制約がないので散文と韻文の中間というか」

志賀「散文詩というのもありますね」

出雲「散文のような気もするけど、やっぱり自由律俳句は自由律俳句で。自由律俳句として言葉が輝く瞬間があるんですよ。『今日は納豆を食べた』はただの言葉だけど、『納豆ご飯の』…………。急に考えたから出てこなくなっちゃった!」

張江「自由律俳句が降りてくる瞬間が見られるかと思ったら、見切り発車だったんですね(笑)」

出雲「でも、不思議なんですけど、納豆ご飯を食べたっていう話が自由律俳句になる瞬間がやっぱりあるんですよね」

上手い韻文は読者の想像力を誘導する


張江「自由律俳句をはじめたきっかけは何ですか?」

出雲「ちょうど1年前で、自粛期間になっちゃったからいろんな本を読もうと思ったんです。その中にせきしろさんとピースの又吉直樹さんが書いた自由律俳句の本(『カキフライが無いなら来なかった』)があって。こんなに面白いものがあるのかと思って、夢中になりました」

張江「元から文学はお好きなんですよね?」

出雲「そうですね、現代文学なら江國香織さんや吉本ばななさんが好きです。詩や短歌も読みますよ。寺山修司さんとか、俵万智さんが好きで。最近は伊丹十三さんの『ヨーロッパ退屈日記』を読みました。昔から本当にいろいろ本は読んできたんですけど、自由律俳句の言葉のかたち見たことなかったんですよ。塩おむすびだと思って食べたら甘かった、みたいな?」

志賀「ギリギリわかる……のか?(笑)」

一色「見たことある言葉だけど、味わいが違うってことなのかな」

出雲「そうそう!同じ時期にすずめ園ちゃんも自由律俳句に興味があるとツイートしてたんで、『これは!』と思って連絡して、ひだりききクラブ結成したんです。noteで書き始めたので去年の8月ですね」

中嶋「気持ちを言葉で表してみたいと思ったんですかね?」

出雲「スマホのメモ機能があるじゃないですか。そこに短い文章を3年前から書き留めてたんですね。『もしかしたら私は昔から自由律俳句をやっていたのかもしれない』と思って、それが足掛かりになった感じです」

張江「タレントさんの下書き供養(ツイートされなかった下書きを多数画像などで公開する)を見ると、自由律俳句みたいになってるのありますよね」

一色「『投稿してもいいけど、しなくてもいいな』というくらいの文章ってあるんですよ」

出雲「その感じに自由律俳句が隠れてるのかもしれない」

一色「Instagramのストーリーにもそういうものがある気がします」

張江「詞を書く人もメモに言葉を溜めたりしますか?」

志賀「そうですね、使えるかどうかはおいておいて『良さげなフレーズ』を思いついたら書いておくようにはしてます。なるべく歌詞は良いフレーズだらけにしたいなと思ってるので」

中嶋「秋元康さんはフォーチュンクッキーという言葉を使いたいとずっと思っていて、『恋するフォーチュンクッキー』を作詞したそうです」

志賀「志賀も曲のタイトルになりそうな言葉はストックしてて、今あるのは(スマホを読み上げて)『心の機微団子』」

(一同爆笑)

志賀「これは誰かに提供したい。『心の機微』と『きび団子』がかかってることが分かってない人に(笑)。あとは『滝のおトイレ』」

張江「え、それはどういう?」

志賀「『多機能トイレ』ってアナウンスされたのが、『滝のおトイレ』に聞こえたっていう」

張江「ただの空耳じゃないですか!(笑)」

志賀「あとは『ラーメン皿』。ぜわすメンバーの貫地谷翠れんは『どんぶり』っていうボキャブラリーがなかったみたいで、『ラーメン皿』と呼んでたんですね。この言葉が気になったんで、いつか使いたいなと。でもちょっと、今日のラインナップはタイミングが悪い(笑)。いつもはもっと良いフレーズがあるんですけど」

一色「いや、『心の機微団子』のリリース待ってますよ(笑)」

張江「『心の機微団子』は自由律俳句的にどうですか?」

出雲「がんばりましょう」

(一同爆笑)

出雲「すごくいいんですけど、自由律俳句は言葉から想像して、日常にどれくらいスイッチングできるかというところが大事なので、『心の機微団子』は……」

一色「意味はかかってるし上手いけど情景は浮かぶかな?っていう(笑)」

中嶋「志賀さんは書き留めるときに文字で考えます?発声ですか?」

志賀「文字ですね。『心の機微団子』も漢字で浮かびました。自分の長所でもあり短所なんですけど、歌詞は韻文だからリズムの制約があるので、情景や気持ちを全て描写することはできないですよね。なので、本来は意味が通らない言葉が重なって、聴いた人が行間を想像することででっかい世界が生まれる。でも、自分の思考が散文的なんですよ。接続語を使いたがる」

張江「『◯◯が××なったから、△△になった』みたいなことですね」

志賀「そう、説明になっちゃうんですよ。あるいは演説になっちゃう。これが悩みなんですよね。全てを説明せずに、聴き手や読み手に任せるということは勇気がいることで、的外れな解釈をされたら『違うよ!』と言いたくなっちゃう。あとは、そもそも言いたいことがあるので、それは言葉を尽くして伝えたいので、なかなか韻文にならないんです」

一色「うわー、わかる……!私も字数の制限がなければ、誤解の余地が生まれないくらい書いてしますので、歌詞を書くのに向いてないんだろうなと」

志賀「うん、あなたは向いてない(笑)。でも上手い人の韻文は、読者の想像を誘導している節があって。金田一秀穂さんが『サラダ記念日』について、『あれを読んだら、誰もがドレッシングがかかったシャキシャキのフレッシュサラダを想像する』と言ってたんです。読者に正しく情景を想像させる行間と、誤解を与える行間があって、それが上手い下手の差なのかなと」

張江「ダメなバンドの歌詞って、ダメなベンジー(浅井健一、元BLANKEY JET CITY)みたいになってることが多くないですか?ワードがそれっぽいだけで、なにも喚起されない。ベンジーはやっぱり情景なりストーリーが浮かんでくるじゃないですか。椎名林檎さんとかゆらゆら帝国とかもそうですけど。ピストルだホットドッグだ言っても、浮かんでこないなら意味ないだろと」

志賀「一見脈絡のない言葉でも、本人の中には一貫したストーリーとかバックボーンがあるんですよね。歌詞からそれが透けてくるから、良さが伝わる。ダメなバンドはその筋がないのに書いてるから、ただバラバラになっちゃう」

常に最高をお届けするのが私の仕事


中嶋「ひだりききクラブのnoteを読むと、お互いの自由律俳句に対して感想というか、解説が載っているじゃないですか。自由律俳句は書くのもそうですけど、読んで味わうのもセンスがいるなと思ったので、そこも面白いですよね」

出雲「noteはすずめ園ちゃんとの交換日記というスタイルなので、どんなことを考えてどんな生活してきたのかっていうのがとても反映されるんです」

張江「『ふともも濡れた傘じんわり』という句に対する解説(https://note.com/anone_diary/n/n3c0ab1323bfd?magazine_key=m39f15e0e1709)がとてもよくて、味わいが増しました」

出雲「漢字で書くかひらがなにするかで、句の印象も変わるじゃないですか。そういったところに触れた方が楽しいので、最近はどれだけ句を因数分解できるか考えてみたりします。あとは単純に『かわいいねー、そういうことってあるよねー』ってなることも大事だなって」

中嶋「共感は大事ですよね」

一色「noteをまとめた句集があって、これがとても素敵なんですよ!今までちゃんと自由律俳句に触れたことがなかったので、読みはじめたときは味わい方がわからなかったんですけど、『好きな二人が書いてるから読んでみよう』というモチベーションで読み進めたら好きな句が見つかって」

出雲「うれしい!」

一色「『サブスクしますかと片方を手袋を』というにっきちゃんの句がとても好きで、サブスクと手袋の組み合わせも天才だと思ったし、それがにっきちゃんの声で再生される気がするのもとてもいいなって」

中嶋「本人を知っているとさらに味わいが増しますよね」

張江「特に歌と言われるもの、音楽の歌を筆頭に俳句や短歌も、『誰が歌っているのか』ということが重要なのかもしれないですね。同じ内容でも響き方が変わるというか」

志賀「同じ歌でも若い女性が歌うのとおじさんが歌うのでは、だいぶ違いますからね。良さは、どっちにもありますけどね」

中嶋「他人が書いた歌詞は歌いづらいとかありますか?」

志賀「あんまりそういう機会はないんですけど、ぜわすの曲で他のメンバーが書いたラップをしたことはありますね。まず覚えられない!思考が自分と違うから意味の通り方も違ってくるし、発声して気持ちいい言葉も個々人で違うんですよ。二重でやりづらいです」

中嶋「自分の口に合わせた歌詞を作ってくれるわけじゃないですもんね」

一色「私はほとんどの場合、人が書いてくれた歌詞を歌ってるんですけど、紙に書かないと覚えられないんですよ。何度も音源に合わせて歌っても頭に入ってこなくて。作詞した人を憑依させる感じで、一度紙に書かないと曲が自分のものにならないんです」

張江「作詞家の理屈の部分をインストールする感じですかね」

中嶋「書くときは改行とか字詰めも自分用に変えるんですか?」

一色「そうですそうです、自分なりに『ここまでが意味として一まとまり』と思えるところで改行したりスペース入れたりしますね」

志賀「詞を提供する側としては、渡すときにけっこう悩むんですよ。日本語の意味として通ることを優先して表記するのか、音楽的にわかりやすいようにするのか」

張江「一つの単語が小節を跨いじゃってる場合とかですよね」

一色「意味がわかるような書き方でもらって、後から自分が歌いやすいように書き直すのが、私は一番やりやすいですね。他のメンバーの歌詞も全部、紙に書いてます」

志賀「それは立派だわ」

張江「出雲さんはどうですか?」

出雲「私は音の伸び方とか、どういう口の形で歌うか、みたいなことから曲の感情を解釈する感じですね。歌詞の発声と、口の気持ちよさが大事なのかもしれないです。歌詞の文末っていうんですかね、言い回しの最後の音程が上がるのか下がるのかで意味が変わってくるので、そこに何か宿ってるような気がしてます」

張江「志賀さんはメロディーと歌詞どっちが先ですか?」

志賀「メロですね。メロが出来て、そこに歌詞を割り当てます」

中嶋「どれくらい言葉を引き出しから持ってこれるかの勝負ですね」

志賀「そういうところはありますね。でも、『このフレーズはこの曲で使った』というのはこっちの都合じゃないですか。Aというグループに提供した曲と、BやCの曲に関連性はないので、いいと思ったフレーズは素直に使うようにしてます。最高をお届けするのが私の仕事なので」

一色「カッコイー!」

張江「曲を提供するときは、その人やグループに当て書きするんですか?」

志賀「『super hero』の萌ちゃんみたいにぜわすとフィーチャリングする場合は100%当て書きです。そもそも、人柄を知っていて、歌ってほしい内容がある人じゃないとフィーチャリングしないんです。これはちょっと提供とは違うんですけど」

一色「キスエクの後輩グループの1/fキュレーションには、お披露目の時点でもう提供してましたよね」

志賀「そうなんですよ、メンバーの人柄はおろかライブも観てない状態でした。運営の方にお願いして、一度メンバーとは話す機会をもらいましたね。全員ではなかったんですけど、一人は対面で、一人はリモートでした。ずっとZoomの画面が横になったままで、逆に人柄が伝わってきましたけど(笑)。全く知らない人に対して歌詞を書くっていうのも、勇気の持ちようかなと思うんですけどね。『あなたに合うかどうかわからないけど、歌いこなせるかな?』という、ある種のギャンブル(笑)。最近はだいぶそれもできるようになってきました」

張江「そのミスマッチが面白さにつながることもありますもんね。私も昔アイドルのマネージャーをやっていたことがあって、そのときに作詞家さんに『女の子が同性を好きという内容を、はっきりわかる言葉を使わずに書いてほしい』と発注したことがありました。今思うとキモいんですけど(笑)。見事にその通りに出来上がった曲を、メンバーには一切説明せずに歌ってもらったことがあります」

志賀「それ自分だけが気持ちいいやつだ(笑)」

張江「本当はリスナーが考察してくれる予定だったんですよ!(笑)誰にも伝わらなかったすね」

中嶋「志賀さんだったらもう少し説明的に書くんですかね」

志賀「仕込んだら気付いてほしいんで、わかるように書くでしょうね」

自由律俳句は、カレー

張江「聚珍社で句集や歌詞集の校正をやったことはありますか?」

中嶋「うーん、ないですね。でもちょっと変わった案件は受けたことがあって、小学生や中学生の標語コンクールで集めた作品をチェックするものでした。校正とは違うんですけど、過去の作品をパクっていないか、似ているものがないかを調べて弾いていくという。こういう仕事もしてます(笑)」

張江「俳句も文字数が少ないから、似てきちゃうってこともありそうですよね」

出雲「過去の誰かの句と被っちゃってないかとは心配になりますね。でも、たくさんありすぎるんで、どこで調べたらいいのかわからないし……。いつも少し不安な気持ちで発表してますね」

中嶋「句の中に固有名詞を入れると被りやすくなっちゃうのかなと思うんですが、どうですか?」

出雲「いえ、逆に固有名詞を入れると差別化しやすいと思いますね。『咳をしても一人』とか、有名な句と構造が似ないようには気をつけてます」

一色「『天国でもかかっていると思うヒルナンデス』はにっきちゃんじゃないと書けない気がする」

張江「確かに種田山頭火の時代にヒルナンデスやってないですもんね。時代性をどんどん盛り込んでいったほうが、個性が出るというか」

出雲「そうですね、自由律俳句は生活に根ざしてるんで、実は馴染みやすい俳句だと思ってて。誰でも始めやすいと思うんですよ。みんなで自由律俳句を書いて、『自由律俳句ってなんだろう?』という気持ちを味わってほしいんです」

張江「始めやすいけど、沼が深いですね」

出雲「そう、だからカレーに似てるんですよ」

一色「カレーに似てるの?興味持っちゃうなー」

張江「すごくアホっぽい発言(笑)」

出雲「カレーはみんな想像できるじゃないですか。でも、頭に浮かんでいるカレーはスパイスカレーかもしれないし、欧風カレーかもしれないし、おうちで作るカレーかもしれない。でも全部カレーなんですよね。はて、カレーとは?それが自由律俳句です」

中嶋「非常に哲学的ですね。頭の中のカレーは形而上の存在で、個々のカレーは形而下の存在。そのどちらが本物のカレーなのか。哲学者が2000年以上考えてる問題ですよ(笑)」

志賀「自由律俳句、いいですね。やろうかな。とりあえず張江さん、一緒にやりましょうよ」

張江「あ、やってみましょうか。志賀さんが自由律俳句始めるんで、お二人が歌詞を書き始めてみるのはどうですか?」

一色「私はキスエクでは書いてないんですけど、ボーカルをしているre-in.Carnationというバンドの歌詞は2曲書いてるんですよ。やっぱり難しいですね。1曲目は自由に書いていいって言われたんで曲からいろいろ想像して書きました。2曲目は曲と一緒にベクシンスキーっていう画家さんの絵を送ってもらって。『3回観たら死ぬ』と言われてる絵なんですけど(笑)。『こういう世界観で書いて』ということだったんで、図書館で画集を全部借りてきて、3回どころじゃなく30回以上観て書きました」

中嶋「無茶苦茶考えて書いてるんで、大量生産出来なさそうですね」

志賀「わかるー。近いところがあって、面倒なタイプですよね。周りからなぜか『うるせぇ!』って言われるタイプ(笑)」

一色「一生懸命伝えようとしているだけなのに(笑)。自分も深読みするのが好きだから、接続詞一つにもこだわりたいです。歌うのも自分なんで、ブレスの位置も考えたり」

張江「志賀さんも一色さんも、全ての音に意味がある言葉を当てはめたいタイプですよね。そういう点で、個人的に許せない歌詞があって……」

(以下、具体名を出して「許せない歌詞」についての話が張江と志賀によって繰り広げられたので、大幅に割愛)

張江「エキサイティングしてたら、もう終わりの時間に!出雲さんは、歌詞は書いてみたいですか?」

出雲「出来ますかね??やりたいなーとは思うんですよ」

志賀「スルッと書けると思いますよ。じゃあ、ぜわすの歌詞書いてください」

出雲「ほんとですか!やります!!」

次回は7月22日!

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月一でお送りしているこのイベントも折り返しということで、校正者の皆さんに大集合していただき、まだまだ興味がつきない校正という仕事を深く深く掘ってみたいと思います。
そして初の有観客での開催です。もちろん配信もございます。

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