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"この人しかいない"と思っていた人と別れ、晴れてオタクデビューした話

5年間付き合っていた人と別れた。

同棲期間も長く、
新居に引っ越す予定も決まっていた。

相手は自分にも人にも厳しく
かなりせっかちなタイプで、
自分にも人にも甘く優しく
かなりマイペースな私とは
正反対の性格だった。

私は昔から
可愛いものや珍しいものが好きで
大人になった今でも変わらないのだが、
その人曰くそういうものは
子供っぽくてダサいとのことで、
私好みの服装や持ち物や行きたい場所は
相手の正義に当てはまらないので
否定されることが多かった。

付き合った当初
いや数年間は
性格、価値観の違いから
喧嘩のたびに罵倒された。

喧嘩をしても相手は
俺は悪くないの一点張りで
向こうも謝ってきたことは
下手したら片手で数えられるくらいか?

私が泣いてモラハラだと訴えた時も、
こっちからしたら泣かれるのも
ストレスだからモラハラだ
などと言われていた。
どういうこと??
(思い出したくない悪しき記憶…)

近年は、相手が
感情の起伏が激しい性格からか
仕事や対人関係のストレスからか
自律神経失調症になり
だいぶ丸くなっていたが、
それでも度々人格否定はされた。

もっと多様性を
認め合える人だったら良いのに

と何度も思っていた。(別れろ?)

そんな状態で上手くいくはずもなく
別れては復縁してを何度も繰り返し、
周囲からは
絶対別れたほうがいい
と言われてきたにもかかわらず、
これだけ長く付き合ってきたから
もう後には引けない
今更他に出会いなんてない
この人と結婚する以外道はない

と本気で思っていた。

もちろん
一緒にいて楽しいこともあったし
仕事面などは尊敬していたし
世界一面白いと思っていたし
長く一緒にいたことにより
情が芽生えていたこともあり、
自分からは別れを切り出せずにいた。

本当に好きで一緒にいるのか、
年月をかけたという呪縛から
逃れられずにいるだけなのか

わからなくなっていた。

そんなグルグルした気持ちの中
些細なケンカから
あっけなくお別れした。

私の仕事帰りに
駅まで迎えにきてくれた
帰り道の出来事だった。
(せっかく来てくれたのに
優しくできるようになったのに
喧嘩も減っていたのに
可哀想なことをしてしまったと
今でも少し思う)

相手は私の気持ちが
離れていることに
薄々気づいていたらしい。
(私は自覚なかった)

喧嘩をしてわずか数時間で
別れることが決まった。

つい昨日まで
新しく買う家具の話をしていたのに。

突然の出来事だったので
なかなか実感がわかず、
長年一緒に暮らしていた家に
もう帰ることがないというのが
信じられなかった。

昔から結婚願望のある私にとって
失われた20代の貴重な5年間
かなり痛手となり
しばらく引きずった。

何をするにも心ここにあらずで
仕事中も何度かフリーズしていた。

まあでもそうだよな〜
こんなに喧嘩が多くて
性格や価値観が全く違って
好きなことで食べていきたい
と言いながら5年も実らずに
フリーター同然の生活をしてたら
嫌気がさして当然だよな〜
と自分を納得させようとしつつも、
もうこれから新たに
好きになれる人なんて現れない
あの人を超えられる人なんていない

となかなか立ち直れずにいた。

そんな絶望の淵に立たされていた時、
妹の紹介で現在の最愛の推し
SEVENTEENと出会った。

はじめは
アイドルなんて…と思っていたが、
作詞作曲や振付をメンバー自らが行う
アイドルという枠には収まり切らない
プロ意識の高さや、
13人という大所帯ならではの
圧巻のパフォーマンス
我々を笑わせることに
全力を注ぎすぎている
並外れたバラエティ力
気付いたら心奪われ、
あっという間に13人のメンバーを覚え
しっかり推しを2人作っていた。

毎日動画を見て
イベントがあれば出向き、
しっかりライブも参戦し
人生初めての推し活を楽しんでいた。

今までの
好きなものを好きなように
愛せなかった反動
で、
服装も持ち物も出かける先も
全て推し中心の生活を送っていた。


推しにまつわるジュース
推しが行っていたお店(※関係ない店舗)
推しとお揃いのスマホケース、推しっぽいパジャマ(左)


毎日楽しくて充実していたが、
私はこのまま推しを推すだけの生活なのか?
とふと思い始める。

数ヶ月間
熱心に推し活に勤しんできたが
今まであった結婚願望が
突然なくなるわけではないので、
ちょっと待てよ?と立ち止まった。

もちろん推しのことは
愛してやまないが、
いくら私が愛したからといって
推しと結婚することはおろか
出会うことも
認知されることも
たった一度だけ視界に入ることすら
叶わない可能性が高い相手とは
一線を引いておかなければならない。(?)

当然のことだが
推しは推しであって
恋人候補ではない。

(※推しに恋している人を否定するつもりはない)

元彼とは完全に決別していたので
復縁はありえない。

そんなこんなでここから
結婚を前提に付き合うための
お相手探しの闘いが始まる…

次回、
アラサー限界オタクが
マッチングアプリで推しを見つけた話!
お楽しみに〜♪(テンション何)


←To be continued…


※こちらは
何者かになりたいのに
何者にもなれずに大人になり、
もがきつつも
何やかんやで楽しく生きてる
アラサー女の
心情吐露スポットです。

何者でもない私の
日々思うたわいもない話
よかったら聞いていってください。

最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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