新卒OJTのメンターを担当したら互いにレベルアップできた話
こんにちは! カラーミーショップでディレクターを担当している づっちん と申します。 2018年に新卒入社をして今年で4年目になります。
3年前は自身がOJTを受ける側でしたが、去年から新卒入社の後輩の クロスメンター(メンタルケアする人) や 新卒OJTのメンター(業務上のサポート) といった「新卒入社者のサポート」をする側を経験しました。 その中で私自身が意識していることや、逆に学びになったなあと感じたことについて話していきます。
【意識1】 教えるときと考えさせるときのメリハリをつける
教えたことのない基礎については1からしっかりと教えるようにしていますが、基礎を教えた上で「〜はどうしたらいいですか?」と質問をされたり、もんもんと悩んでいる様子だった場合は、本人に言語化させるために質問をしています。
もんもんと悩んでいる場合は悩みの深堀をして因数分解をして、思考の整理整頓を手伝ったり、誤った結論を出している場合は「なんでそう思ったの?」と、"根拠が正しいものか" を言語化させることで矛盾点気づかせたりすることで、本質に気付き新たな結論を出すことができます。
本質を知ることで「達成するためになにをすればいいのか」を目的・ゴールを見据えて取り組めるようになり、成長スピードが上がると実感しています。 答えにたどり着くまでの考え方を身につけさせるイメージです!
【意識2】 質問しやすい環境をつくる
ペパボ はコロナをきっかけに在宅勤務体制になったため、基本的に顔を合わせる機会がありません。 その中で「質問をする」ってハードル高いと思うんですよね(私が1年目の時は出社してたのに質問するの渋ってましたw)。
そこで、「質問はどんどんしてOK」である中で「質問の仕方を意識することが大事」であることを伝えました。
また、リモートワークによるコミュニケーションのハードルを下げるために、定期的におしゃべりする時間を作っています。
こうすることで、質問力を磨きつつも「とりあえず聞いた方が早いもの」などの判断ができるようになれればと思っています。
【意識3】 指示・目的・(事例) をセットで伝えて、タスク実行の質とスピードを上げる
「言われたことをただやる」よりも、「この仕事は〇〇を達成するために必要なのでやる」といった "目的への理解があるかないか" で成長スピードは異なります。「〇〇を達成するには△△も調べておくとよさそう」などと、求められていること以上に自身で考える力がついていくかと思います。
新卒が初めに任せられるであろう「議事録」1つでも、目的が「メモをとる」だけのものと、「自分以外がみても内容(目的やTODO)が理解できるように記録する」としてまとめられたものとでは質に大きな差が出ますよね。
また、必要に応じて "事例" を伝えることでイメージの共有がスムーズになったり、「〇〇の事例はここで調べられるんだ」などと今後のタスク実施の際にも役立ちます。
OJTを通してメンターが学べること
私が新卒OJTのメンターになったことによって学んだことは以下です。 メンターを任せられたときに「自分なんかにできる気がしない...」なんて当時は思っていましたが、やってみるといいことがたくさんあるので、挑戦してよかったと思っています!
(1) 自身の知見を噛み砕いてアウトプットすることで理解が深まり定着する
(2) 自信がつく
(3) ヒアリング力が高まる・相手に寄り添う力がアップする
(1) に関しては詳しく言わずともわかるかもしれませんが、自身の知見をわかりやすく言語化することで、より理解が深まりました。 これは (2) にも繋がるのですが、今まで自分自身に対して「入社後からあまり成長できていない」なんて凹むことが多々ありましたが、OJTを通して少し自信をつけることができました。
(3) が一番大きな学びかなと思っています。「相手に寄り添ったコミュニケーション」の質がアップしました!
相手の言動に対して「なんでこうなったのか」を深堀して聞き出したり予測したりすることで、視野が広がったり、問題はどこにあるのかを見据えることができたり、相手の性格や考え方を配慮したうえで意見が言えるようになったりした気がします。
仕事柄、社内外多くの方とコミュニケーションをとりますが、自分を含めた1人1人の長所や短所も前より見えるようになりました。 相手に寄り添った、物腰の柔らかいコミュニケーション力を身につけて磨いていきたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?