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家族とのコミュニケーションをオフィスでも使っちゃってる?というお話

割と何度も言っていることなのですが、人は

「家庭で学んだコミュニケーション方法」を「社会に出ても」、

無意識的に使っちゃいがちです。

例えば、お父さんがちょっと難しい人で、子どもが意見を言っても、全く聞いてくれなかったとします。そうすると、子どもは「父親に何を言っても無駄なんだな」と父親とのコミュニケーションを段々と諦めるようになっていきます。

そして、そのまま子どもは大人になり、社会に出ます。ここで上司が父親と似たようなちょっと難しい人だった場合、その人は上司に対しても「この人は自分の意見を聞いてくれないんだな」と同じように考えてしまうのです。

すると、上司に対して、父親に対する態度と同じ態度(=諦める)を取るようになります。

家庭の中で「諦めること」は「自分の心を守る」ための自衛手段でもありました。
「諦めること」で、自分の意見を尊重してくれない父親から心を守っていたわけです。

しかし、会社ではどうでしょうか?

諦めて意見を言わないと、自主性や積極性のない奴だと言われてしまうかもしれません。それだけならまだしも、意見を言わないのでいつも自分の望まない仕事をやる羽目になり、キャリアも伸ばせない可能性もあります。

上司からも「あいつは何を考えてるかわからん」なんて言われてしまうわけです。

どうしてこんな風に同じコミュニケーション方法を取ってしまうかというと、やはり、

面倒だから

なんですよね…。

人は慣れていることに流されやすい生き物です。
変化することは苦痛であり、出来ればやりたくない行為なわけです。

そして、今までは何も考えずに家庭でのコミュニケーションを使っていたわけで、それを変えるとなると、

一体何をどうすればいいの!?

と途方に暮れてしまう人も多いかもしれません。

今までとは違うコミュニケーション方法とは、

相手を見て知って、
相手の興味は何かを考え、
相手に合わせて

話すことが必要になっていきます。

でもこれって、上司が人間として嫌いだったら、

上司について知りたくもないですよね…。

わかります…:(´ཀ`」 ∠):

そういった面倒くささや、好き嫌いの葛藤から、人はコミュニケーション方法の改善から目を背けてしまうわけです。

もちろん上司側の問題もあるかと思います。

しかし…人は変えられない…( ;∀;)

それなら自分を変えていきましょう。

上司が好き嫌いなどの心理的葛藤などぶち捨てて、上司自身を知ることからはじめていきましょう。
その中で一番大切なのは「上司の過去の業績や経歴を知る」ことだと思うんですね。

その経歴から上司が「人格がどのように形成されていったか」「どのようなことを一番気にしているか」を把握することが大事になります。

例えば、私の昔の上司はめちゃくちゃ細かくて怖かったんですね。高圧的で言葉を選ばないタイプでした。しかもマイクロマネジメントで私は1時間ごとに仕事をチェックされていました。
その結果、私は上司が座っている右側は常に片頭痛でした…。

しかも、上司はプライベートのことを全く話しません。上司のことを知るというのもなかなか難しいのです。

それでも徐々に周りから情報を集めていくと、どうも上司はマンションを買って、弟を養っていたらしいのです。弟を養うとは…?

人には人の乳酸菌のように、家庭には家庭の事情があるのです。

そんな事情なら、クビになったりしたら、家のローンも払えないですし、弟も養えなくなってしまいます。

それじゃあ心に余裕なんてあるわけないし、部下のミスもキレまくるよなぁ…:;(∩´﹏`∩);:

となんだか納得した記憶があります。

別に上司と「分かり合え」と言っているわけではありません。
私たちは上司と部下、利害関係で結ばれている関係に過ぎないのです。
しかし、慣れたコミュニケーションではなく、大人と大人のより成熟したコミュニケーションを身に着けていくことが、仕事だけではなくプライベートも充実させていくと思います。

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