《言語化》を調べているときに疑問におもった「autistic」(自由奔放)という語はどこからきたのか?

《言語化》を調べていたときに気になった単語

autisticってなんだ?


以前から《言語化》という言葉についてしらべている。

その《言語化》を使った人に西山康平なる人物がいる。
Googleで検索してもひっかからないが国会図書館によると
カント哲学や心理学の本をかいており、『西山庸平著作集』もでているので哲学者か心理学者だったと思われる。


西山庸平(1933)『綴方心理学』 著厚生閣書店

さて、関係ないが《言語化》について探っているとたまたま「オーチスチツク的な」という表現があった。

「autistic」という単語がでてきて驚いた。きいたことがなかったからである。

「autism」(自閉症)ならばわかるが、「autisitc」とはなんだろう?
しかもその訳が「自由奔放」とはどういうことだと思った。


文意としては「autisticな、つまり自由奔放な考えは言語化されることで一定の意味をもつ」ということだろう。

そのaustisticで調べてみてもみつからず、autismがでてきてしまう。

これは何の英単語だ?となり、少し頁を遡ってみると次のようなことがわかった。

どうやら精神分析学Autistic thinkingというのがあるらしく、フロイトも使用していたのだろう。。西山はここからautisticを借りてきたのだとおもわれる。

自閉症(autism)はどこからきたか?

autisticという単語は結局ヒットしないが、autismはヒットする。
そこで以下のサイトにぶつかった。

このサイトによると1940年代にautism二人の関係性のない学者がたまたまautismと名付けたとある。


アメリカのレオ・カナーと、オーストリアのハンス・アスペルガー、面識すらない二人が「Autism」という全く同じ名前を付けたのです。

自閉の語源、「Autism(オーティズム)」とは

この文章、少しわかりづらい。
①ある症状にもとからあった「autism」をつけた
②ここで二人が偶然「autism」という単語をつくった。

このどちらを意味するのか判然としない。


アメリカのレオ・カナーとオーストリアのハンス・アスペルガー(アスペルガー症候群を名付けた人)も「Autistic thinking」をすでに知っていたのではないか?

だから、autismと名付けられたのではないか?という気がしていた。
その後、もう少し調べてみると次の文をみつけた。


信州医学会で本田秀夫 氏による『「自閉」という言葉の由来と概念の変遷 』という講演である。

本田氏によるとこういうことらしい。


精神科医でなくても「自閉」という言葉はご存じの先生方が多いと思う。こ の言葉は,スイスの精神医学者オイゲン・ブロイラー(Eugen Bleuler)によ る造語‘Autismus’の訳語である。

「自閉」という言葉の由来と概念の変遷

要するにオイゲン・ブロイラーによって「autisim」という語はつくられたのである。


精神分析の祖で異端者扱いされていたS・フロイトを、アカデミックな精神科医として最初に擁護し、フロイトのもとに弟子のユングを送ったのもブロイラーである。自閉、両価性(アンビバレンツ)などの精神病理学的概念は今日にいたるも引き継がれ使用されている。『精神分裂病の概念』(人見一彦訳、学樹書院)には最初に「Schizophrenia」という名称が使われた論文が収められている。ブロイラーの精神医学書は切替辰哉訳で『精神医学書』として邦訳されている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%BC

ここで気になる記述はフロイトとオイゲンに関係があったところだ。
前述の西山の本にかかれていたフロイトとオイゲンがこうしてつながりあうとはおもいもよらなかった。

そこで更に気になるのが、オイゲンとフロイトがどのように影響しあっていたかということだ。

おそらくそういう研究書はあるだろうが、私が気になっているのは「autistic」はどちらの創案なのだろうか?それともこの両者の前から使われていた言葉なのだろうか?ということである。

これに関して何か知っておられる方がいたら、ぜひ教えてください。

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