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【アイドルカメコ】女性アイドルのライブ撮影機材と設定まとめ【作例あり】

この記事では、アイドルのライブ撮影を始めて1年経った筆者が、現在使用している機材やカメラの設定について、作例を交えて紹介していきます。

撮影機材

【カメラ】 Canon EOS R6 Mark II

【レンズ】 RF70-200mm F2.8 L IS USM

アイドルカメコは一日の間に複数現場を移動したり、お目当ての出演まで1時間以上立った状態で待機したり、思いの外タフです。上記の装備であればリュック一つに収まりコンパクトなので、負担軽減になっています。

カメラの設定と作例

屋内と屋外の2パターンで紹介していきます。

■屋内の基本設定

具体例:ライブハウス、ホール、CDショップ等
SS:1/640(曲中)、1/250(MC中)
絞り:F2.8
ISO:500〜10000

屋内は暗いため、なるべくSSを遅くしたいところ。しかし、遅くしすぎると動きが早い指先や毛先、衣装の端がブレてしまいます。試行錯誤の上、1/640がベストバランスとして落ち着きました。動きが少ないMC中は1/250程度に変更。絞りはF2.8で固定。ISOは、顔が適正露出になるようにマニュアルで調整しています。

屋内の作例1

会場が暗く動きが早いシーンでも1/640あれば動きを止めることができます。スポットライトで照らされた顔近辺は明るいので、ISO1000で撮影できました。

SS:1/640 絞り:F2.8 ISO:1000

屋内の作例2

アイドルが客席に近づき手を伸ばしたシーン。ステージの最前付近は照明が当たらないため、急いでISO16000に調整。逆光が功を奏し、幻想的な写真になりました。

SS:1/640 絞り:F2.8 ISO:16000

■ 屋外の基本設定

具体例:屋外イベントスペース
SS:1/800〜1/2000(曲中)、1/400(MC中)
絞り:F2.8
ISO:100〜3200

屋外は、天候や屋根のありなしで大きく環境が変わります。SSは1/800が欲しいところ。明るすぎて顔が白飛びする場合には1/2000まで速めることもあります。絞りはF2.8固定ですが、デュエットや集合写真など被写体が複数いる場合は、被写界深度を深くするために絞ります。ISOは、可能な限り小さくし画質を向上させます。

屋外の作例1

曲終わりの決めポーズ。1/800であれば、大抵の動きは止めることができます。真夏の屋外は汗でメイクや髪が乱れるため、あまり寄りすぎないように画角を調整しました。

SS:1/800 絞り:F2.8 ISO:400

屋外の作例2

会場は屋外であっても、屋根があり薄暗かったため1/640に設定。動きが早いシーンでも止めることができました。

SS:1/640 絞り:F2.8 ISO:400

まとめ

アイドルカメコとして2年目に入ったばかり、まだまだ分からないことだらけですが、これからも撮影を続けていこうと思います!

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