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【読書記録】他人に振り回されない自信の作り方/齋藤孝著

1.ゴール

 他人の評価に左右されず、行動できるようになるため

2.学び

◆気質(性格)と能力を分けて考える
 「自分は口下手だから自信がない」と自分自身の気質が原因で
 自信のなさを主張する人がいる。
 ただ、自信とは、「〇〇ができる」という能力から生まれるものである
 ため、気質のせいで自信をなくすのはもったいない。
 そして、能力は練習や経験を積めば自然とつくため、
 現地点で能力が低くても、能力を向上しようと意識づければ
 能力が身に付き、自信もついてくる。
 実際にお笑い芸人、アナウンサーにも性格上、口下手な人は
 たくさんいるが、徹底的に話す技術を身に付けることで、
 自信をつけている。
 そのため、自信をつける上で大切なことは
 自分自身が何の能力を身に付けたいかを明確にし、
 能力を磨くために一つずつ練習や経験を積んでいくこと。

◆「技術の上達と自信」を結ぶ回路をつくる
  技術の上達を実現するうえで大事なプロセスが以下の通り。
 ①目標設定(いきなり高みを設定しない。目標を小刻みにする。)
 ②練習
 ③目標達成
 ④上達の実感がある=自信がつく⇒さらにチャレンジしたい
 このサイクルを回すことで、どんどん技術が上達していき
 自信もついてくる。

 ◆他人に振り回されない心の持ち方
 「人付き合いは淡交をよしとする」
 「君子 は 水 の よう に さらり と 淡い 交わり を する、
 しかし 小人 は 甘酒 の よう な ドロリ と し た 交わりをする」(荘子)

 荘子によると、甘酒のように”どろりとした関係性”は、
 初めは病みつきになるが、途中で飽きてしまい
 理由もなく途切れてしまう。
 反対に、水のように”あっさりした関係性”は、長続きする。 
 
 そして、あっさりした関係性とは、
 押しつけない、立ち入り過ぎない、節度を持って接すること。
 淡交を意識して関係性を構築していければ、
 人付き合いで気が重くなることが少なくなる。

3.ネクストアクション

★思い通りいかず失敗しても、
 「まだ慣れてないだけ」と自分に投げかけ
 必要な技術を向上するにはどうすればいいかと
 建設的に思考していく。

★目標は、小刻みに設定し、小さなゴールを達成し、
 自信をつけていく。

★人と無理に深く付き合おうとせず、
 適度な距離を保ちながら関係性を築いていく。



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