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【読書記録】「人は話し方が9割」

永松 茂久著
すばる舎 2019年9月1日初版

こんにちは!
本日は、コミュニケーションの達人・永松さんの
「人は話し方が9割」をアウトプットしていきます!



1.ゴール


相手の心を動かすコミュニケーション術を学び、
新規受注率・アップセルの受注率を2倍以上に上げる。

2.概要

人間心理の原理原則をもとに、
コミュニケーションへの向き合い方・話し方や聞き方のコツなどを
解説している本。

3.学び

*コミュニケーションの達人だけが知っている3大原則
1つ目:人は誰もが自分が一番大切であり、自分に一番興味がある生き物
2つ目:本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、
   自分のことを分かってほしいと熱望している
3つ目:人は自分のことを分かってくれる人のことを好きになる

つまり、人は自分に深い関心を寄せてくれる人、
自己重要感を高めてくれる人を好きになる。
  

*話し方は「聞き方が9割」
話し方において一番大切なことは、「いかに話すか」より「いかに聞くか」
理由は、人は誰しも自分のことに関心を持ってほしいと思っており、
認めてほしいと考えているから。
聞くことによって、相手の自己重要感を高めることができ
円滑な人間関係を構築できるようになる。

*相手に9割しゃべらせる「拡張話法」
拡張話法とは、相手の話を聞きながら、話を広げていく話法のこと。
拡張話法ができるようになると、「気分よくたくさん話せたな」という
場面をつくることができ、
相手に好かれ、結果的に「またこの人に会いたいな」と好感を持たれる。

拡張話法の順番は、「感嘆⇒反復⇒共感⇒称賛⇒質問」。

①感嘆・・相手の話を聞いた多岐に受ける感銘の表現
「えー!?」「うわあー!?」「そーなんですかー!」など。
感嘆は×10倍くらいの感情を込めると効果的になる。
②反復・・相手の話を繰り返す
話を反復することで、相手は「うん、そうなんだよ。実はね・・」と次の話をしやすくなる。
③共感・・相手の話に感情をこめて理解を示す
④称賛・・相手を評価する
⑤質問・・相手の話を中心に展開させていくために
     そのあとを追いかけて聞く
「それで、それで?」「そこからどうなったの?」など。
質問を挟むことで、相手の話にどんどんドライブがかかっていき、
無理なく自然に話を展開することができる。

*自分の話したいことではなく、相手が求める話をする
人間関係の基本的な力学は、押したら引かれる。
そのため、「上手く話そう」と思えば思うほど、
相手に「もう会わなくていいかな」と思われるきっかけをつくってしまう。

だからこそ、常に心掛けておくべきことは、
「自分の話したいことではなく、相手の求めている話をする」こと。

例えば、営業の場面において、
お客様はいくら良い商品でも営業に好感を持たなければ、
商品を買おうと思わない。
最終的にものをいうのは、人として好かれるかどうか。

自分が売りたいものについて一方的に話すのではなく、
相手の要望に応える話や困りごとを話題にすると、
相手にとって必要で喜ばれる話ができる。

*人は勝手に楽しんでいる人に巻き込まれたくなる
人間の心理として、
人は無理やり説得されて参加するよりも、
「いいな」「楽しそうだな」と自ら参加したほうが、
意欲高く取り組める。

そのため、人を巻き込みたいと思ったら、
まずは自分がワクワクすること。
すると、「楽しいそうだからやってみたいな」と思う人が集まり、
協力を得やすくなる。

*人は笑わせてくれる人より、一緒に笑ってくれる人を好きになる
相手を笑わせるよりも、
相手と一緒に笑いあう時間をつくることができれば、
3原則の1つ、「人は誰もが自分のことを分かってくれる人を好きになる」を実践することができる。

例えば、ビジネスの場面では
以下のような相槌や質問が効果的になる。

「あはは。それは面白いですね。それでどうなったんですか?」

4.感想


本書を通して、そもそも、人間は普段から何に関心を示してるか、
どんな話題を作れば喜ぶのか、
どんな会話手法で関係性を深められるかなどを理解できた。

特に、「何としてでも売りたい!」と力んでいるときほど、
会話で重要な拡張話法や相手が求める話ができておらず
一方通行な会話になってしまっていると感じた。

そのため、本書で学んだ人間心理の原理原則に基づいて
会話に向き合うようにしたい。




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