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「できることを探していく」 福岡リヤン編

こんにちは!ズムメシ企画運営その1の野口です。4月29日は福岡県飯塚市「リヤン」さんにズームイン!してきました。リヤンさんは300頭しか生産されていない貴重な赤崎牛を育てる牧場が直接経営しているレストランです。こちらのシェフ赤崎さんは赤崎牛を育てて、食卓まで届ける赤崎牛のプロ中のプロでいらっしゃいます。

赤崎さん

赤崎牛は「カンブリア宮殿」でも紹介された非常に貴重でおいしいお肉!!4月29日「よいにくの日」のズムメシはこちらの赤崎牛を美味しく楽しくいただいてまいりました。

ズムメシは3月30日に第1回を開催し、企画運営その1の野口とその2の辻本さんが思いついた3月13日から今日時点でまだ2ヶ月弱のプロジェクトなのですが、この福岡リヤン編のズムメシはNHK福岡にて取材をしていただきました。

ズムメシでは、あらかじめ一緒にみんなで食べる食材が当日までに自宅に届きます。この日のメニューはこちら。

リヤンメニュー

あーいま思い出しても美味しかったです・・・!特にソーセージは感動モノでした・・・・!

ステーキ以外の食材をズムメシ開始時の19:00までにみんなで準備して一緒にいただきます。ほぼ湯煎でできるメニューはほんとうに簡単。

ということで、40家庭と一緒に「いただきます!」です。ボロネーゼのこだわりや、ソーセージの作り方をシェフ赤崎さんから教えていただきつつ、今回特別にセットになってきた「さばのぬか炊き」については、生産者の宇佐美さんからお話を聞きます。もぐもぐしながら学び、味わいがどんどんと増していきます。

さて・・・!今回のズムメシ。貴重な赤崎牛のステーキ肉がセットになってまいりました。そして、今回はこのステーキの焼き方をシェフの赤崎さんから教えていただきながら一緒に焼くというプログラム!教えていただきながら、各家庭で丁寧に焼いていきます!今回はなんと湯煎してから焼く方法!福岡から教えていただきながら、全国のご自宅で焼いていただきました。写真は東京からのご参加者さまです!

肉の焼き方

焼いてみる

とってもプレミアムな時間になったのではないでしょうか・・・!野口の家でもこんな仕上がりに!ポン酢バターでいただきました!

リヤン

このズムメシ、ほんとうに美味しかったのですが、(わたしの口の中はいまも思い出してマウスウォータリングです!)「つながり」も多くの方に感じていただけたようです。福岡から遠く離れた山形からの参加者さまも「とにかく驚くほどおいしい!食卓が一気に華やいだ!遠くの方ともつながれることがまた楽しい」とのご感想をいただきました。

最近「コロナが収束してもこの取り組みは続くのですか?」というご質問をいただくことがあるのですが、ズムメシは、リアルな来店とは全く別の体験を提供する取り組みです。

お店の味をおうちで食べる。それだけであればこれまでもある「お取り寄せ」と同じだと思いますが、ズムメシは「つながろう」というゴールに違いがあります。画面ごしながらも、シェフや生産者さんと直接お話ができる。質問をすることもできるし、「おいしい!」の感想をすぐに伝えられます。とにかくお店や生産者さんととっても近くなれます。そして、全国で遠く離れた方々と文字通り「同じ釜の飯」を楽しんで「遠隔ならではの濃厚接触ができる」という点もズムメシならではです。

そして数字的なところも今回はご紹介したいと思います。こちらの赤崎さんのお店、例年に比べて10分の1の売り上げになっていたとのことですが(空白の予約台帳には言葉をのむしかありませんでした)、ズムメシでは約50万円の売り上げになられたとのこと。もちろん、送料コミコミ、赤崎さんのサービスももりもりで、「儲かる」という言葉では表すことはできないと思います。そして、飲食店さんにとっては、まさに「初めて尽くし」でとにかくいろいろとご準備もたいへんだったことと思います。

そんな赤崎さんからは「みんなでわいわいがやがやできるのは楽しかった」というお話に加え、下記のコメントをいただきました。

「できることを探していく。できないことを嘆くよりもできることを一生懸命にやっていく。」

「できることを探していく」。この一言。本当に勇気をいただけます。参加してくださったみなさまに、楽しんでいただけていたら、少しでもなにかしら飲食店さまのお役にたてていたら、ズムメシ企画運営としてはなによりの報酬であり、500%とてもありがたいです。

実はこの企画、4月29日の開催までゼロからのスタートで約3週間にて作り上げてきました。

ズムメシは、これまで企画運営その1の野口が飲食店さまとお話をし、当日のファシリテーションも行ってきたのですが、この福岡回は、4月6日に初めて出会った「ふくおか食べる通信」編集長梶原さんが主催してくださり開催ができました。梶原さんと野口はまだリアルにお会いしたことがありませんが、今や昔から深く知っているような気持ちです。こちら左が赤崎さん、右がみんなのかじさんこと梶原さんです。

赤崎さんと梶原さん

梶原さんは、食の生産者と家庭の食卓を結ぶ編集者であり、現在の状況でたいへんな事態に直面している生産者さん・飲食店さんなど食のプロの方々の支援のために、まさに東奔西走されている方です。梶原さんがFacebookで呼びかけた「直接生産者さんから買いましょう!」というお声がけは、ニュースにもなりました。

今回、実質20日間で大人数のズムメシ(ズムメシ最高史上のアカウント人数でした!)かつ、こだわりと想いを持ったプログラムは、梶原さんがこれまでに築かれてきた赤崎さん、当日ファシリテーターをしてくださった長谷部愛さん、久保彩さんとの信頼関係があって、実現できたことです。梶原さんとのご縁を野口に結んでくださった博報堂ケトルプロデューサー日野さんにも深く御礼申し上げます。

そして、何より今回も。まいにちの夕飯の予算としてはとっても豪華すぎるお値段にもかかわらず、、、、「楽しそう!」と参加してくださった全国の参加者の皆様に、熱く熱く感謝申し上げます・・・・!

かなり文章が多め・熱量高めになってしまいましたが以上でございます!!

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