母親泣かせの一冊、バスタブで暮らす

去年も大して本を読んで来なかったんですが、2023年最後にこのバスタブで暮らすを読んでとてもいい気持ちで年末年始を過ごせました。

TikTokで本を紹介してる方の動画を見て興味が湧いて、本屋さんで探して購入しました。

最初はライトノベルだと知らなくて、検索機と棚を何度も往復して時間をかけてやっと見つけました。
周りがファンタジー味のあるライトノベルが多くてちょっと探しにくかったです。

紹介動画では主人公がパワハラを受けて実家に戻る内容くらいの紹介でしたが、舞台がとても馴染みのある地域でライトノベルということもあって読みやすくてどんどん読めました。

パワハラ、友人との仲違い、リスナーとのやりとり、親とのぶつかりなど少し重めの内容もあるんですが、表現が少し変えられてたり主人公の対応もよくて最後まで安心して読むことができました。

主人公の家族がとてもあたたかくて、本人はさして感じていないようでしたが家族からとても愛されることがわかりました。

自分なんて取り柄もないし生きてたってしょうがないかも早く死んでもいいとわたしも10代後半から20代前半くらいは思っていたことがありました。

でも今回このお話は最後お母さんと対峙するんですが、その時のお母さんの気持ちがわたし自身の娘たちに対する気持ちに重なってきて涙をこらえることができませんでした。

印象深いシーンも多く、読んで１ヶ月が経とうとしてますが生活の中でよく思い返しています。

将来が不安なティーン向けのライトノベルかな〜と思ってますが、これから子育てをする人や子育てをしてる人、SNSでの人間関係で感情的になりがちな人、これでよかったのかな〜？っていう社会人にも是非読んでほしいですね。

わたしも会社の同僚におすすめして好評でした！

凝ったミステリーや目が離せないくらいのエグい表現もいいんですけど、飾らない言葉で綴られたこのバスタブで暮らすにとても癒されるました。

こういうのでいいんだよ！こういうので！って言い方は大変失礼かと思うんですが、この先も何度か読み返したくなる作品に出会えてとても嬉しいです。

しばらくVTuberって見てなかったんですがこれを機にまた見たりしています。
沖縄も行きたいですねー！