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大学院、卒業します。

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お久しぶりの投稿です。12月の卒業試験で2科目不合格だった私ですが、先月受けた再試験の結果が先日発表され、やっと全科目合格を頂くことができました!!!!\( ˆoˆ )/\( ˆoˆ )/

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ありがとうございます。ありがとうございます😭😭😭😭😭

長く厳しい戦いでした...

コロナのせいで日韓をすぐに行ったり来たりできる環境ではないので、

今回の試験で決めなければ。

これ以上帰国を伸ばせない。

という気持ちがプレッシャーになり、知らず知らずのうちにストレスも感じていたと思います。

12月の試験が終わり、6月の試験までは一緒に落ちた同期たちと地道にスタディを続けました。一緒に勉強できる同期がいなかったらここまで頑張れなかったと思います。同期には感謝してもしきれません。

スタディのスケジュール

1月4日からさっそくスタディを始めました!時間や回数などは途中で変わったりもしましたが5月までのスタディのスケジュールはこんな感じでした!

月 15:00-17:30 逐次/同時 オンライン

火 15:00-17:00  逐次 オンライン

水   15:00-17:30 逐次 @カフェ

木 15:00-17:00 逐次 オンライン

金 15:00-17:30 逐次/同時 オンライン

普段はZoomを使ってオンラインでスタディを行い、コロナが多少落ち着いてからは毎週水曜日だけはカフェで逐次のスタディをするようにしました。オンラインでするのと違って、やっぱり緊張感を持ってできるので週一でも対面でスタディができたのはありがたかったです😉😉

最後の1ヶ月は、土日もスタディを入れて試験に備えました!

月 11:00-13:30 逐次/同時 オンライン

火 11:00-12:00 逐次 オンライン

水 14:30-17:30 逐次 @カフェ

木 11:00-12:00 逐次 オンライン

金 11:00-13:30 逐次/同時 オンライン

土 11:00-12:00 逐次 オンライン

日 11:00-12:00 逐次 オンライン

不合格だった科目が韓日同時通訳と韓日逐次通訳だったので、ここ半年はほぼ韓日の勉強しかしていませんでした。正直ずっと韓日ばかりやったので途中何度も飽きました、、_(:3 」∠)_

どうやって勉強したか

大まかに力を入れたのはこの3つです!

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①スタディの復習

②韓国語の音読

③日本語で時事問題に触れる

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①スタディの復習

まず、その日の汚れはその日のうちにといいますか、スタディで勉強した内容はできるだけその日のうちに復習するようにしました。その際noteのマガジン機能が本当に役に立ちました📖

👇このマガジンで毎回のスタディで使った記事や、原稿に出てきた単語などをまとめています!

 ※誤字が多いので今後少しづつ修正していきます。

②韓国語の音読

大学院の授業が終わってからの半年間は、ひたすら韓国語の音読に力を入れました。スタディの原稿を選定する時にはいろんな記事に目を通さないといけないのですが、ただ記事を目で追うのではなくどうせなら声に出したほうが一石二鳥だと思い目に入った記事はひたすら音読しました。でもいざ読んでみてあまりためにならない記事だなと思ったらすぐ戻って別の記事を探したり、あまり自分を追い詰めず、読みたいと思ったら読むっていうスタンスでやっていました。

院の教授も、「とにかく音読を続けるのが大事」「同時通訳の現場に入る前はひたすら音読してる」とも仰っていたのでプロが言うんだからよっぽど効果があるんだろうなと思って私も続けてみました!

結果的に音読の力は本当に凄いです。なんで在学中にもっと真面目に音読しなかったのかと悔やんだくらいです。

音読を続けて変わったこと

★韓国語で話すスピードが速くなった

★STのスピードも上がった

★発音が前よりよくなった

★自分の発音やイントネーションのどこがおかしいのか前より客観的に、すぐ気づけるようになった

★韓国語を理解するスピードが上がった→韓日同時通訳が前より上達した

★突然韓国語が耳に入ってきても動じずに吸収できるようになった→韓日同時通訳への恐怖感が少し薄れた

★表現の幅が増えた

などなど、いいこと尽くめでした😉

③日本語で時事問題に触れる

いくらがむしゃらに通訳の勉強をしても、きちんと世界のトレンドを掴みつつそれに合わせて勉強しなければあまり意味がないと思います。特に卒業試験にはその年話題になったワードや一般常識的なことも出題される可能性があるので、今世界では何が話題でどんなことが社会問題になっているのかをまず母国語である日本語で学んでおくことが本当に大切です!!!!!

その際に役に立ったのがこの『日経キーワード2021-2022』でした!!!

この本は、コロナ禍/日本経済/世界経済/環境/デジタルなど14の分野ごとに押さえておくべきキーワードが細かく解説されています!

私は1日最低3つずつキーワードを読み進めるようにしました!

スタディや授業で使う原稿を選ぶ時にも参考になるので、通翻訳大学院生とめちゃくちゃ相性のいい一冊だと思います📚

こういう道しるべ的な本が一冊あると精神的にも楽だし、何より勉強するにあたって分野ごとに偏りが出るのを防げるのでオススメです。

テーマがあやふやなままとりあえずネットサーフィンする作業ももちろん必要ですが(思いがけずいろんな記事や概念などに出会えるから)、成り行きに任せて勉強していると自然と自分が苦手な分野が疎かになったり、自分の得意な分野に偏ってしまったりするので軌道修正してくれるこういう本を利用するのはめちゃくちゃ賢いと思います✨

ぶっちゃっけスタディや授業でも同じメンバーで長く一緒に勉強してると、この子はこういう分野の原稿選びがちだよなとか、このメンバーでスタディしてたらこの分野あんまり出てこないよなとか、そういうことが起こってくるので、満遍なくいろんなテーマを提示できるキーパーソンになるっていうのは院の中でも強みになると私は思います!( ・∇・)

韓日同時通訳が苦手すぎた

私は同時通訳にずっと苦手意識があって(今もとても得意とは言えませんが)というのも、うちの院では同時通訳の授業は2年生の1学期から始まるんですね。それがコロナのせいで基礎を固める一番大事な時期にオンラインで授業が始まっちゃったもんだから、本来ブースの中でトレーニングする授業方法とはいろいろと勝手が違って、ブースを使える楽しさとかやっと同時通訳ができるっていうプラスの感情より同時通訳むずっ怖っっていう感情がより強くなってしまったんです🥲

具体的には、オンラインで同時通訳しようと思ったら担当者が事前に原稿を録音してそれをみんなに配って、授業中にその録音ファイルをイヤフォンつけて再生しながら同時通訳するっていう流れになるんですが、これだと全員にリアルタイムで私のぼろぼろの通訳を聞かれちゃうわけですね。対面授業だったら、複数人がいっせいにブースの中に入って同時通訳するので自分の通訳聞く人ってせいぜい2人とかなんですよ。それが全員に集中して聞かれてる、しかもこちとら同時通訳なんてほとんどやったことないしっていう状態なわけで。

それ以外にも、先生や担当者が読み上げた原稿をイヤフォンつけて聞きながら、全員ミュートにして同時通訳した音声をそれぞれ録音→全員の前で一人ずつ再生する→フィードバックしてもらうっていうことも度々あって、そうなるとみんなの前でもう一回自分のボロボロの音声を自分の耳でまた聴かなきゃいけないわけですよ。通訳してる最中に自分の出来なさは痛いほど思い知らされてるのに、またその音声を再生してダメ出しされてっていう地獄みたいな時間があるんです、、、コロナ禍でそれが最善の方法だったということももちろん理解していますが、そこでちょっと(いやかなり)同時通訳(特に韓日)への苦手意識が強くなっちゃったのかなって思っています🥲最初からブースで練習できていたとしても同時通訳が難しいことに変わりはないですが。。。

韓日同時通訳の勉強法

どうにかして韓日同時を卒業試験パスできるレベルまで持っていかなければと、逐次だけでなく同時通訳のトレーニングにも力を入れました。とはいえ、やっぱり苦手なものは苦手だったのでそれに向き合いたくなくて全然勉強してなかった時期もあります。

やってよかったと思う勉強方法は主にこの3つです!

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①Notionを使って復習しやすく

②YouTubeの動画を活用

③알아두면 쓸모 있는 일본어を活用

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①Notionを使って復習しやすく

同時通訳のスタディで使った原稿や単語、同期が読み上げてくれた韓国語のファイルなどは復習しやすいようにnotionで整理しました。ただでさえ苦手でやりたくないので、復習する気が起きた時にすぐ勉強に取りかかれる環境づくりは個人的にとても大事なポイントでした✨

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こんな風にnotionで同時通訳のファイルをまとめたページを作って、いつどんな内容をやったか一目でわかるようにしておきました🗒

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クリックすると、さらに細かいページに飛べるのですが、一番上に録音ファイル、その下に単語、最後に原稿の全文を載せてまとめておきました。

こういう風にまとめておくと、再生ボタンを押すとすぐに音声が流れて重要なキーワードだけを目で追いながら復習することができます!

スタディの時には単語も卒業試験に備えて、本当に重要なキーワードだけをピックアップして韓国語で何個か共有するだけにしていました。

実際の卒業試験では固有名詞や重要なキーワードがいくつか書かれた紙がブースに貼ってあるのですが、本番ではキーワードが韓国語で書いてるだけなので、もちろん検索する時間なんてなく見た瞬間に自力で日本語に訳すしかありません。もはやブース入ったらすぐ試験が始まるので事前にキーワードを頭に入れるような時間もありません。始まる直前に目で追ってなんとなく内容把握するのが精一杯であとは本番中にキーワード見ながら瞬時に日本語に変えていくしかありません。

今自分が持ってる語彙力でどれだけ迅速に与えられたキーワードをターゲット言語に変えられるかっていう瞬発力を鍛えるためにもこういう形式でスタディを行っていました!😱😱

②YouTubeの動画を活用

最近はYouTubeに同時通訳の練習に使えそうな良質な動画がごろごろ転がっているのでそれを使わない手はありません💦検索してクリックするだけでいいので、勉強に取り掛かる時のハードルも低いですし、YouTube様様です。

例えばこんな動画で勉強してました!

韓国人でも登録していないであろうチャンネルですが、私にとってはめちゃくちゃ良質な教材です📚

練習の仕方としては

とりあえずぶっつけ本番で一回同時通訳してみる→早すぎて無理ゲー→一回シャドーイングしてみる→もう一回同時通訳してみる→気が済むまで続ける

こんな流れで速さに慣れていく練習をします。

他にもYouTubeの活用法としてスタディに出てきた新しい概念や、日経キーワードで出てきたテーマを深く知りたいっていう時にも動画で関連動画を調べたりもしました!時短になるので動画は積極的に活用しています。

あ、あと韓国語の発音がわからない時に役に立つサイトも貼っておきます!

発音やイントネーションがよくわからない単語を検索すると、ピンポイントでその単語を使っている動画のその部分を再生できます。どういうシーンで使われる単語なのか、前後にどういう文章がくるのかなどもわかるのでオススメです。

③알아두면 쓸모 있는 일본어を活用

オーディオクリップにあるこのチャンネルが無料で聴いていいのかと申し訳なくなるくらい良すぎて、ここ半年は特に本当にお世話になりました><

この場をお借りして、いつもありがとうございます😭😭

音声は

⑴日本語のニュース記事の朗読

⑵韓国語に翻訳した音声の朗読

⑶ポイント整理

という3部構成になっています。ご丁寧に毎回テキストも載せてくださっています😭様々なテーマを偏りなく選んで読んでくださっているので、普段自分では選ばないようなテーマにも半ば強制的に触れることができて、それがとてもありがたかったです。

そして私は密かに同時通訳の練習にも活用させて頂いていました。日本語シャドーイング→韓国語シャドーイング→日本語を聞きながら韓国語に→その逆→ポイント整理 という感じで、毎回お世話になりました^_^!

卒業試験まではNHKシャドーイング→MBCシャドーイング→こちらのチャンネル というのがルーティンになっていました!

めちゃくちゃオススメのチャンネルなので皆さんぜひ登録してみてください♪

モチベーションを保つために

ずっと同じ科目の勉強をしなきゃいけないのでモチベーションを保つのが大変でした💦

継続して勉強できたのは、一番はやっぱり同期の存在があったからです。同じ科目が不合格で同じ境遇で勉強できる同期がいたのは本当にラッキーだったと思います。(人の不幸を喜んでるみたいでごめんなさい😱)

スタディも私1人だったらだらけて続かなかったはずです。半強制的にこの曜日のこの時間はスタディするっていう制約があったので、スタディで自分以外のメンバーに迷惑はかけられないし、一つでも多く有益な情報を共有したいという気持ちが生まれて、どれだけやる気が起こらない日でも最低限スタディの準備は必ずできてたし、その気持ちが私を机に向かわせてくれてたと思います。

あと、メリハリをつけて生活するように心がけてはいました。勉強しないと決めた日にはきっぱりやめて休むことに集中しました。でも、勉強しないっていうのもその都度ちゃんと自分が決断してやらないことを選ぶというか、出来るだけそういうふうにしてました。ですが、夜中にめっちゃゲームもしてたし(PUBG)、友達とオンラインで飲み会したり(ワイン一本飲み干して次の日死亡)、クラハにも一時期入り浸ってたし(スクリーンタイム見るのが怖い)、試験近づくにつれて現実逃避したくて韓国ドラマも観まくってたし(賢い医師生活とmine)、日プにどハマりして布教活動までしてたし、基本だらだら過ごしてました( ・∇・)これは落ちてたら絶対言えないですが、我ながら気分転換の天才だと思います( ・∇・)

一人ぼっちの日本人

あとは、これは今に始まったことではないですが日本人が1人しかいないっていう環境が確実に原動力になってました。日本人1人っていうのは、本当にしんどいし孤独でした。いくら釜山に日本人の友達がいるからって、全く同じ境遇の人はこの世に絶対いないし、院の同期も同じ勉強をしてるとはいえ自分以外は韓国語ネイティブ。私にとっては簡単な原稿が、みんなにとっては難しくて、その逆ももちろんあります。みんなはすんなり聞き取れた韓国語が、私一人だけ聞き取れない。みんなの常識が私の常識じゃない。そんな時本当の意味で私と同じ立場でそれが苦しいと思える人共感できる人が現実的にいないという事実(同じ日本人だとしてももちろん人によって何が辛いとかはそれぞれだけどね)が辛かったです。

そういう、自分ではどうしようもない状況が本当に辛かったです。行き場のない気持ちを吐き出す場所がいつでも側にあるわけじゃないし、自分の中で悶々としてしまう時もたくさんありました。そんな中でも「でも全部自分が決めた道だから、自分の行動に責任持って最後まで頑張ろう」っていう気持ちがなんだかんだで勉強のモチベーションにもつながっていたと思います。

大学院に限らず、私のモットーとしてどんなコミュニティの中にいたとしても「私がいてよかったと思ってもらえる人になろう。そういう行動をしよう」っていうのがあって、スタディ一つとっても私がいるから知れたこととか、私のおかげで気づきがあったとか、そういう人になれたらいいなと思いながらやってきました。

本当に大学院の2年半は孤独感と優越感の狭間でいつも自分と闘っていたなと思います。

日本語ネイティブという優越感、韓国語ネイティブじゃないという孤独感です。

ちょっとネガティブな話になっちゃいますが

いつも前向きではいられないし、私自身落ち込んだ時は回復するまで人一倍時間がかかります。元々繊細で傷つきやすいし、それでいて院では毎日指摘されて自己肯定感はどんどん下がって、家族も日本にいるし、すぐ日本に帰れるわけじゃないし、いつこの暗闇が終わるんだろうって毎日考えてました。全部自分で決めたことでも、辛いものは辛いし、苦手なものは苦手です。

でも、この苦しみや辛さは実際に味わった人にしか伝えられないじゃないですか。私にしか励ませない人が必ずいるし、私の経験が未来の誰かの役に立ったらいいなって思っています。

それにコロナ禍の中院生として韓国で悩み切った私は、必ず幸せになれるって信じています!なんか自分に酔ってるみたいで気持ち悪いですが、私は誰かのために頑張ってる自分が好きです。もちろんまずは自分を大切にしなきゃいけないけど!これからも誰かのために頑張れる自分でありたいですね☺︎


今回の記事は勉強法とか、自分語りとかいろんなものがごちゃ混ぜになっちゃいましたが、書きたいことを自由に書けるのがブログのいいところだと思うのでおっけーということでヾ(๑╹◡╹)ノ"

長い文章でしたが最後まで読んでくださった方がいれば、本当にありがとうございます><

近々止まっていたYouTubeチャンネルの動画も更新する予定です♫


では、今日も良い1日をお過ごし下さい∩^ω^∩


-ずみ。-




















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