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【ジンバブエ旅行記1】初めてのアフリカ・ジンバブエひとり旅!アディスアベバ乗り換えのイレギュラー対応

ジンバブエの世界遺産、ビクトリアフォールズを訪れるために私はこの街に降り立った。世界三大瀑布のひとつを訪れる以外やることがなく、それ以外に大したことは起こらないだろうと思っていたのが本音だ。
だが、旅は小粒でピリリと辛い。

早速遅延するエチオピア航空
そもそもアディスアベバでのビクトリアフォールズ行きのエアーへの乗り継ぎは1時間30分程度しかないのに、仁川からアディスアベバの便が1時間近く遅れている時点で終わっている。
アディスアベバへのフライトが遅れていることには気がついている乗客もあまりいないようだ。私は気がついてしまったので多少焦った。無駄だとわかっているが念のためキャビンアテンダントに
「この飛行機1時間近く遅れてるよね?次のフライト間に合わないけど」と聞いてみた。

彼女は
「30分しか遅れてないし、間に合うわよ」
みたいなことをぬけぬけと言って取り合わない。液晶ディスプレイでは1時間遅れの到着時間が書かれている。と言うか30分遅れでも厳しいのだが。
どう考えても間に合わないが、彼女らにはどうしようもないので詰め寄るのはやめておいた。後ろの席に座っていたユーラシア社だか西遊旅行だかエスティワニ(スワジランド)やモザンビークを訪れると言うツアーのガイドもキャビンアテンダントに聞いたらしく
「まともに取り合ってくれない」
とのことだ。私とて短い休みでスケジュールが一日ずれたら予約していたデイトリップツアーのキャンセルなどの損害もあるため不愉快だが、団体のツアーで遅れでもしたらよっぽど面倒だ。
急いでもあがいても飛行機は早く着かないので、生産的にアディスアベバに観光について考えることにした。

こんな体たらくのエチオピア航空だが、機内エンターテイメントは一応ある。英語ではあるがコンテンツはハリーポッターなど有名どころも一応ある。
タッチパネルで一応あるが、感度が鈍く反応しにくい。それだけならともかく、座席のコントローラーの方向キーを操作すると読書灯が点いたり消えたりする。どう言うバグだ。
それだけなら良いが、仁川までのフライトは半分の時間ぐらい全員このモニターが反応しなかった。その後も一時的に消えたりした。
エチオピア航空を使う方はそう言う楽しみ方もあるようだ。



アディスアベバでのイレギュラーな乗り継ぎ
杞憂に終わった。
結局1時間以上遅れてついたエチオピア航空であったが、ターミナルでの正規の乗り継ぎルートを経ることなく、次の飛行機に直接バスで連れていかれると言う強引な手段に出られた。おそらく同じ航空会社で20人近く同じ便をとっている人がいたためだろう。
後から聞いた話だが、同じ乗り継ぎ時間ぐらいだったマダガスカルへの旅行客もなんとか乗り継がせてもらえたらしい。エスティワニに行くツアーのその後に関しては不明だ。
とりあえず無事にビクトリアフォールズに行くことになって安心だ。


とってもカオス。
帰りに知ったことだが、仮にアディスアベバの空港に入って行ったらセキュリティが大混雑で決して飛行機に間に合わなかっただろう。
ちなみに2019年4月のエチオピア航空の遅延率は77.05%、平均75.73%。悪くはない。こちらで調べられます。
一方で話によると別日にエチオピア航空でこの辺に来た人たちも1時間程度遅れたらしい。ググると遅延した経験が山ほど出てくる。この便は遅れやすく、これも織り込み済みか。

混雑するビクトリアフォールズ
ビクトリアフォールズの空港は運が良かった。だって、気がつけば、ビザ取るときのこの行列。。
この行列に巻き込まれていたらと思うと。。

なおこのアライバルビザの取得、非常に容易で流れでわかるが「カザビザ」または「シングルビザ」を即答しておいた方が良い。カザビザは50USDで取得することができるジンバブエ・ザンビアに何度も入国可能なあれだ。ボツワナのチョベ国立公園に行く予定のものやザンビア側のビクトリアフォールズを見たいものは「カザビザ」を取得することになるので間違わぬよう。
窓口の雰囲気は非常に悪く、おそらく現金のみの取り扱いだ。


* * *

ジンバブエでは日本人も多く泊まると言う安宿の「ビクトリアフォールズバックパッカーズ」に宿泊。滝からやや離れているが、ロッジとしての雰囲気が非常によく、スタッフの愛想も素晴らしい。
昼過ぎ、私は謎のドイツ人の元気なご老人とその愛人?のジンバブエ出身の女性と出会うことになる。


続く

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