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ヒッチハイクの怖い話【九州一周旅】⑥

ヒッチハイク九州一周旅の終盤。もうすぐ目的地というところ。

夜中移動で、次の日は部活があり早く帰りたい気持ち。

そんな心境の僕を乗せてくれたのは、ある宗教団体の聖地巡礼中のバスでした。

やっと帰れる!と感動して乗ったバスが巡礼中てどういう展開。

旅人として最高の体験をしてる!と言い聞かせる自分。

今日はその出来事を振り返る。。。


九州一周ヒッチハイク旅最終日。

最後は相方と別れ、初めての1人ヒッチハイク。緊張の中頑張ってたら、2人組の男性の方が話しかけてくれた。どうやら乗せてくださるそう、、!!

僕はいつものように「ありがとうございました!」とお礼を言い、乗せていただいた。

ヒッチハイクで乗せてくださる方は100%良い人。今回の方も明るくて雰囲気が良かった。

今回は初のバス。バスヒッチ。

夜中ということもあり、中は落ち着いた雰囲気だ。

乗せてくださった方含め、何名か起きてた方とお話しした。

その話の中で「ボランティアしに行く」という内容を聞き、僕はボランティア団体と認識した。

当時の僕は相変わらずエネルギーが有り余っていて、ボランティアにはとても興味があった。

そこで、

ボランティア良いっすね!!僕も最近すごくボランティアしたいと思ってたんでぜひ入りたいです!!

と勢いよく伝えた。夜中のハイテンションで。

そしたらなんと、僕の目的地の近くにたまたまアジトがあり、そこに寄っていただける流れになった、

すげー!!アジトあるの!!

と驚きつつ、僕はその後、違和感を感じ取っていく。

話していくと「あの方のお陰で〜」「この団体に入ってから人生が好転して〜」とか、なんかクサイセリフがよく飛び交う。実際に起きた出来事なのかもしれないが。

「これもなんかのご縁ですよ〜」ってニコニコと何度も声かけてきたおばさまもいて、ちょっとゾッとしてきた。

僕は徐々に悟りを開いていく。これは宗教だ。

その宗教は、新聞の広告でたまに見かける、ある人を祀りあげてる団体だった。このお方、宗教持ってたんだ!と驚き。

メンバーの人達は「強制じゃないんで〜」とか、別に悪い感じではなさそうだったけど、、。

日本で新興宗教というと悪名高いとこが目立ちすぎてマイナスイメージ強いけど、実際大半が良い人だと僕は思ってる。性善説なのかな。

そして宗教と気づいた僕は、さっきの言葉を振り返った。

自分入信する気満々じゃん、、。

目的地手前が巡礼の場所で、僕は声をかけてくださった男性の方とアジトに向かうことになった。

バスでお話しした他の方とはここでお別れ。

次会えるの楽しみにしてるよ、と肩をポンと叩いて降りていく人もいた。

あれだけ勢いよく宣言したら期待するよな、、と思いつつ、、。

本も貰った。トップの方が著者の本。いわゆる聖書になるのか?

そして僕と男性の方で2人で行った。軽車で。今思えばなんで軽車あったんだ(笑)

僕はメンバーの人とマンツーでアジトに向かい、資料を受け取った。

そして、有難いことに大学寮まで送ってくれた。が、住処はバレた。

本格的に入るならLINEでまた連絡ください!とお誘いいただき、お別れした。

目的地無事到着。

ごめんなさい、、!!と思いつつLINEは即ブロックし、何も無かったことにした。

到着は早朝で、奇跡的に昼の部活動前に一睡できた。

僕の九州一周ヒッチハイク旅は、情報量の多すぎる癖結末だった。

レアすぎる体験。悪くはない。

✅①~⑤はコチラ


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