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443杯目:【コラム】仲間を集める時、外と中の情報量と温度の差を認識する

先日、お金を払って働くというnoteを書かせていただきました。
この時は子育て目線で書かせていただきました。

今度は、それをボランティアをしている親父目線で書いてみます。
上にリンクしたnoteを読んだということで話を進めていくと…

自分たちが活動していて楽しいのだから、今度は新しい仲間を増やしたいという希望が出てきます。
『一緒にやろうよ!楽しいよ!』と、知り合いのお父さんに声かけたり、何となくインスピレーションが合いそうなお父さんに声をかけたり…。
しかし、当然のことながら、すぐに仲間になろうというお父さんはそうはいません。
まっ、仕事の営業でもそうですよね。
お願いに行っても、そう簡単に思ったような結果は出ません。
そこは、誰もが理解できるところではあります。
しかし、こんなに楽しい活動なのに何でやらないのかな?って、疑問が湧いてきます。

しかし、答えは簡単。
中の人にはストーリーがあって、外の人にはストーリーがないからです。
中の人であるメンバーは、喜んで体験や感動にお金を出して働くほどだから、そりゃ外の人との温度差は思っている以上に大きい。
その差を認識して仲間探しをしないと、どんどん???でぬかるみにハマって原因が分からなくなっていきます。

中の人は、企画から準備から当日のイベント、そして片付けに反省会までの壮大な!?ストーリーがあり、それが楽しさになっているのですが、外の人から見えているのは当日のイベントの時だけ。
模擬店で言えば販売している時だけ。
もっと言えば、外の人は模擬店に買いに来た時だけしかメンバー(内の人)のことは見ていない。
それだもの、楽しいから一緒にやろうよ!と言ったって、誘われた方は、それだけの情報量では、これの何が楽しいの?くらいしか外の人には見えていない。

そこで、少しでもストーリーが外の人にも目につきやすいように、お揃いの目立つ赤でオリジナルデザインのTシャツを作りました。
そうすれば、少しはメンバーの動きが外の人から見ても可視化されます。
メンバーも目立つ色のTシャツを着ているためサボリづらくなるし(笑)
そして、苦しくても(笑)楽しそうな笑顔で活動する。これ一番大事!!

しかし、日本人は特に、裏の部分や苦労している部分は見せない…の美徳意識が強いので、それを可視化するというのは意外と最初は抵抗のあるお父さんも多かったです。

現在、それから10年経ちましたが、小学校でのその赤T親父集団は、先生や保護者だけでなく、児童にまで認知されるようになりました。
そして赤T集団の中の人も、頑張っているお父さんの姿を子供に見せられるっていうのは、サラリーマン社会の現在だと、意外と機会がないので、お父さんたちにも好評になっていきました。

話を本題に戻すと、ストーリーを可視化すると仲間探しの時、外の人のハードルも以前より下がって話を聞いてくれるようになり、場合によっては『お父さんも少しは子供の学校にも気を掛けてよ!』思考のお母さんは、味方になってくれて!?一緒に仲間になるのを説得してくれたり。
かなり良い方向になりました。

子供が卒業したら、お父さんもメンバーから卒業になるのですが、入れ替わりをしていきながら、途切れることがないどころか、今では逆に仲間の人数も増えていっています。

揃いの赤Tを作って動きを可視化したと言っても、中の人の活動からすればまだまだ一部かもしれませんが、話を聞いてもらえるキッカケ作り、ハードルを下げるということを考えれば大成功なのではないでしようかね。

そのように、勧誘した時に『こんなに楽しいのに何で?』と疑問に思うより、『何で自分がこんなに楽しいのか?』を考えてみれば分かるのではないでしょうかね。

お金を出して働く
中の人は、それによって得られる感動や体験などがあるストーリーにお金を出して買っているということでもあるので、その部分が見えない外の人にしてみれば???なのは当然。
その温度差・情報差を認識できないと、外の人にいくら話をしても伝わらないです。

今回はお父さんの会の話を例にしましたが、全てにおいて仲間を作るとか理解者を増やすという時は、外と中の人の温度差と情報量の差を認識するということは大切なことではないでしょうか。

#コラム #エッセイ #温度差 #情報量 #ストーリー


貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。