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594杯目:【子育て】時間を守るという本当の意味

小さい時から、『時間の大切さ』『時間を守りなさい』と親や先生から教えられます。
それは子供だけでなく大人も重要性は同じ。
人間社会は時間によって動いているのですから当然ですね。
人間と書きましたが、動物たちもそうかもしれません。
冬になると遠い国からやってくる白鳥などの渡り鳥、夜行性と言われる生き物、毎年決まった季節に咲き出す花、午前3時から4時くらいになると毎日ゴソゴソと動いている家ネズミ!?時計は読めなくても、生物は全て時間のもとに生きているのだと思います。
変に壮大になってしまいましたが、そのくらい時間というのは大切だという事です。

そして、話を人間に戻します。
時間は大切だとか、時間を守りなさい!と教育されて、その事は認識しているのですが、それを守れない人は一定数います。今も昔も…
時間にルーズと言われる人ですね。

時間を守る、時間に遅れない。の意識が強すぎて、30分も1時間も前から待ち合わせの場所に来る人もいます。
それはその人の判断なのでそうする事は勝手ですが、それを人に強要したり、「1時間前にここに来てたー!」とかワザワザ言う人、それはそれでどうかと思いますが…f^_^;
そのくらい時間というのはデリケート。

自分の子供の頃の記憶を辿っても、いやもしかしたら最近まで…時間を守るという事はどういう事なのか?を誤解していたような気がします。
その気づいたことを自分の子供に伝えています。

時間を大切にする、時間を守る…これらの教えは掘り下げて考えると、自分の問題のように考えがちになってしまいます。
例えば、友達との約束に時間に遅れてしまったとします。
「ごめん、寝坊しちゃった!」
と理由(言い訳)を述べたり、
「ごめん、電車が遅れちゃって!」
と、自分の力ではどうにもならない不可抗力が理由の遅刻もあると思います。
しかし、これらはいずれも自分主体の理由による物。
もちろん、どんな理由があるにしろ約束の時間に遅れてしまったのだから、自分が悪い!という事は100%承知。

しかし、子供の頃から教えられている時間の大切さ、時間を守る。というのはそこまでで終わっているのではないでしょうか?
今度から、そうならないようにしようという反省とともに。
しかし、それは自分が思っている以上に重大なミスだということを、本当は認識しないといけません。

自分は、西野亮廣さんや堀江貴文さんなど、マルチタスクをこなせる多動力と言われる人が好きで、その人たちの書籍を読んだり、言葉を聞いたりしていると、よく出てくるフレーズがあります。
それは、

時間を奪われる。
他人の時間を奪う行為。

時間を奪う?自分が他人の時間を奪う?

自分が他人との約束の時間に遅刻するという事は、『申し訳ない、反省してこれから気をつけます。』という自分自身のことではなく、その約束していた人の時間を無駄に使わせている行為だということに気が付かないといけないのです。
あなたが遅刻した行為を反省しようとどうでもイイ、それよりもそれによってその人の貴重な時間を浪費させてしまったことに反省をしなくてはならないのです。

時間を大切にする…時間を守る…の本当の意味はそこなのだという事を理解しました。

それを子供に教えています。
時間の大切さの意味は、自分の問題じゃなく、他人に対する問題なのだという事を。

『たかが5分、10分遅れたくらいでグダグダ言うなよ!』と思う人がいるかもしれませんが、それを『たかが5分、10分』と判断するのは、遅刻した本人じゃなくて、待たされた人です。

意外とそこを勘違いしている、いや気付いてない人が多い。
子供にもそこの部分を伝えることによって、時間の大切さの本当の意味が伝われば良いと思っています。

#子育て #時間の大切さ #時間を守る #時間を奪う #西野亮廣 #堀江貴文 #コラム #エッセイ

貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。