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513杯目:商品のパッケージについて考えてみた

ここ数日、レジ袋有料化に伴うお店や企業の対応で、和菓子専門店のビニール風呂敷が有料化、東京ディズニーリゾートの買い物袋有料化の対応をニュースで聞いたり経験したりして、個人的に何で違和感を覚えるのか改めて考えてみました。

和菓子屋さんのビニール風呂敷にしても、東京ディズニーリゾートの買い物ビニール袋にしても、プラスティックゴミ削減問題の観点からすれば、それを有料化して、少しでも余計なゴミを減らしたいという対応は理解できます。
でも、コンビニやスーパーのレジ袋有料化には違和感を感じないのに、これらの対応には何で違和感を感じるのでしょうか?
もちろん、これは個人的に感じる違和感であり、誰もがというものではないのはないと思うので、ご承知いただいたと仮定した上で考えてみました。

自分はApple製品が好きなのですが、好きな理由の一つにパッケージの良さがあります。
YouTubeでも各ユーチューバーさんが開封の儀と称して、新しいApple製品をビニールから剥がして、箱を開けて、製品についているビニールを剥がして…という一連の工程を動画1本のネタとしてアップしています。
肝心の製品の紹介に行く前段階で1本の動画が完成してしまうのです。
それを複数のユーチューバーさんが投稿しているので、やる工程はわかっているのに何度も何度も楽しく観てしまいます。

それは、あなたがApple好きだからだろう?ってことかもしれません。
自分はApple好きだからそうだというのは否定しませんが、しかしApple製品に限らず、高級ブランドの製品なども、しっかりした材質のおしゃれなデザインロゴの入った紙袋だったり箱だったり、その高級ブランドの商品に行き着くまでは、幾つもの工程を踏まないといけない製品が多いと思いますが、その高級ブランドが好きな人にとって、それは余計で面倒な作業でしょうか?自分はこの商品が欲しくて購入したんだから、もっと簡単に商品が取り出せるような包装にしといてよ!って思うでしょうか?
そうではないと思うのです。
簡易包装が良い!だとか、こんなしっかりした箱なんていらない!だとか、包装をもっと簡素にしてその分、商品の価格を下げてよ!って思う人いると思いますが、それはその商品やブランドが好きじゃない人の意見であって、好きな人にとっては、その包装された形からがその商品なわけなのです。

話を本題に戻すと、和菓子屋さんのビニール風呂敷有料化に違和感を覚えたのは、大切な方のところにお持ちするお饅頭はビニール風呂敷に包まれた姿で、初めて体裁の良い大切な方へお持ちする手土産品として完成していると思うのです。

東京ディズニーリゾートの買い物袋だと、これも全く個人的な意見ではありますが(苦笑)東京駅の京葉線のホームから歩いてくる、東京ディズニーリゾートの買い物袋を大量にぶら下げて歩いている人たちを見ると、みんな楽しそうなニコニコ笑顔で、こちらまで幸せな気持ちになったり、疲れてフラフラになってるお父さん、しっかり買い物袋をつかんで親の背中で寝ちゃっている小さな子供…それぞれに買い物袋にストーリーを感じてしまいます。

プラスティックゴミ削減に協力するためはわかりますが、お店や企業の方には、単純にプラごみと考えず、どこまでが製品なのかということまで考えて判断していただきたいと思います。

おにぎりのゴミを入れられてすぐにゴミ箱にポイされるコンビニのレジ袋と、お饅頭屋さんや東京ディズニーリゾートの買い物袋は、同じビニール製の袋かもしれませんが、意味合いが違うと思うのです。
何でもかんでもプラごみだからと言ったら、お饅頭を1個1個包んでいるビニールもなくせよ!って話にまでなりかねないですからね。

たかが買い物袋、されど買い物袋…だと自分は思います。

#コラム #エッセイ #レジ袋有料化 #プラスティックゴミ削減 #東京ディズニーリゾート #ビニール風呂敷

貴重なお時間の中、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 駄文ながら一生懸命書かせていただいていますので、またいらしてください。