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【りとぐり#9】第4文型→第3文型の書き換え 【toとfor,動詞の意味で区別!】

みなさん,こんにちは。
昨日でnote大学入学からちょうど1ヶ月となり,🎈マークを外しました。
これからも継続し,自分を深めていけたらと思います。
noteの振り返りについては後の記事で。

今回は,文型攻略シリーズ第5回です。
今日は,前回の第4文型の続き。第4文型→第3文型の書き換えに挑戦しましょう。
(シリーズの前段を読みたい方は↓)

【りとぐり#5】英文を構成する要素について知ろう
【りとぐり#6】自動詞と他動詞,第1文型と第3文型
【りとぐり#7】第2文型 【第3文型と比べて理解しよう】
【りとぐり#8】第4文型 【『与える』『奪う』ニュアンスの理解が大事!】

1. まず…英語の語順の考え方を理解すべし

英語の語順について触れておきたいと思います。英語の語順の基本は,

「大事なこと・伝えたいことを先に」

これです。前回の第4文型の文を例に出して確認すると,こんな感じです。

I gave her a ring. (私は彼女にリングをあげた。)

一番大事なのは主語。そのあと動詞。英語の語順ではまずこの2つを先に書きます。そのあと伝えたいことは,この文では「彼女に」なんですね。お母さんにでもない。道ゆく人にでもない,「彼女に」。
では,あげた「リング」をどちらかというと強めて言いたいとき。先に出して書かなければなりません。
では,そのまま語順を変えるとどうなるか。

I gave a ring her. (私はリングに彼女をあげた。)

奇妙な意味の文になってしまいます。a ringを強めて,つまり彼女を,の方の意味合いを弱めるためには,その目印として to,前置詞を使うのです。「弱めましたよ」の目印と考えるといいでしょう。前置詞to を入れたことで, “to her”,つまり「前置詞+名詞」の形となりました。そう。ここまで学習を深めてきた方なら分かりますね。
「前置詞+名詞」,は修飾語の働きをする。つまり文型には入らない。
文型からも,文の中での意味合いが弱まったことがはっきりしました。

ということで,

I gave her a ring.( SVOO 第4文型) → I gave a ring to her. ( SVO 第3文型)

語順の入れ替えと,前置詞を使うことによりこのような書き換えができることが分かりましたね。

2. 書き換えに “to”を使う動詞 

さらに押さえるべきポイント。
それは,書き換えに使う前置詞として to と for が出てきて,その使い分けということになります。
では説明します。

動詞の意味合いを確認しましょう。

先ほどの英文, I gave her a ring.で使った動詞,give(与える)です。
前回の記事で,こんなことを書いていましたが覚えていますか?

第4文型では「人にモノを与える」,つまりモノ・知識・情報の移動が行われています。 
“to”を使って書き換える動詞には必ず相手が必要になります。

give(与える), teach(教える),show(見せる)…

全て1人ではできないですよね。前置詞 “to”に,「向かっていく」イメージがありますから,必ず届く相手がいないと成り立たないわけです。
いくつか動詞の例を示しましたので,それぞれどのような英文になるかをそれぞれ辞書や教科書などで確認してもらえたらなと思います。

3. 書き換えに “for”を使う動詞


では,続いて “for”を使う場合です。例文を見てみましょう。

I bought my daughter some clothes. (SVOO 第4文型) → I bought some clothes for my daughter. (SVO 第3文型)

意味は,「私は娘に服を買ってあげた。」です。

さて,前置詞 “for”を使うわけですが,この前置詞の意味として,「〜のために」があります。ここから転じて,「〜に代わって」。

この文では,娘の服なんだけれども,親である私がお金を出して「代わりに」買うという動作をやってあげる。→「買ってあげる」となります。
代わりにやってあげた結果,服が娘さんに与えられる。モノの移動が起こります。
最終的にモノや知識・情報等の移動は起こりますが,その前の「代わりに」してあげる動作があるわけですね。

書き換えに “for”を使うこれらの動詞は,全て相手がいなくても成立する動作となります

buy・get(買う),cook(料理する),make(作る),find(見つける)

などです。1人でも問題なくできる動作ですね。
これらの動作+「あげる」,でモノ・知識・情報の移動が成立します!

“to” と“for”の使い分け,それは使われる動詞の意味合いを見て,

 “to” → 与える相手がいないと成立しない動作
 “for”→ 相手がいなくても1人でも成立する動作

これで区別をするようにして下さい。


次回は,第5文型を取り扱います。これまで歩いてきた文型シリーズのゴールになりますので,最後も頑張りましょう♪♪

質問や内容のリクエストなどあったら,ぜひコメントでお寄せ下さいね。待っています♪
今回も最後まで読んで頂き,誠にありがとうございました。


↓の記事では,これまでに書いた英文法についてのまとめ記事が文法項目ごとに整理されています。まだ少ないですが,英語学習頑張っている人は参考にして下さいね。
この文法について書いてほしい!というリクエストある方はぜひコメントお願いします🙇‍♂️

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