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『自分の中に毒を持て』(岡本太郎)


昨日まで、タイトルにある「自分の中に毒を持て」(岡本太郎著)を読んでいました。

岡本太郎という人物は知っていたけど、オードリーの若林やあいみょんが称賛していて、一層興味を持ったので手に取ってみました。



岡本太郎の世界観に触れるのは初めてだったけれど、率直な感想としては、もっと人生を全神経で体験する、ということは大事だなと思いました。

今ある幸せに満足するのはもちろん大事なことだけど、自分にしか生きれない人生、体験、苦しみをもっともっと味わうことができるのではないかと思った。



うんうん、って読んでた一方で、彼の考えが理解できない部分もありました。

「ただ自分の親だから、子供だから、と愛を注ぐだけはつまらない。」

愛を注ぐ対象は、世界の人々、全人類だと思って過ごすと良いのではないか、と書いてありましたが、それも素敵だけど家族という特別な存在に集中的な愛情を注ぐことは本当に素敵なことだと思うので、それを否定されたような感じがしてうーーんと思いました。

将来自分の家庭を持ったら、笑顔の絶えない家族でありたくて、家族の優先順位を常に高くして生きていたいというのが私の夢だから。



そのほかにも、理解できない!と思う部分は沢山あったのですが、それは自分が彼の考えを根本からきちんと理解できていないだけなのかもしれないと思ったら、不完全燃焼感が大きくて、これはこの本を読んだ他の人とぜひ意見を交わして議論したいと思いました


ええ??って思うところも多かったけど、総じて言えば好きな本でした。もう一度読みたいと思うくらい。

もっと岡本太郎について知りたいので、いつか岡本太郎記念館に足を運びたいです。



終わり



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