「明け方の若者たち」(カツセマサヒコ)を読んだ
昨日、明け方の若者たちという本を買って読みました。
友達におすすめしてもらって知ったけれど、先月中旬に発売されたばかりの新作な上に、カツセマサヒコさんの処女作ということで!
古本屋ではないのでもちろん定価で、買うか迷ったけれど、表紙と帯のコメントに惹かれて、パラパラめくってみて、これは自分が好きな感じに違いない!と思って買っちゃいました。
家に帰って読んでみて大当たり!!!
主人公が大学生4年生から社会人へ成長する過程の、よく居そうな20代の生活を描いた感じの物語なんですが、現在の自分が考えるような悩みや不安にもがいていたりして、なんだか親近感が湧いた。そして読みやすい。
朝井リョウの「もういちど生まれる」もそうだけど、大学生を題材にしている物語はその年頃ならではの葛藤などが描かれていて、当時もしくは今の自分照らし合わせることが楽しくて好きです。
自分より大人の沢山の人が、学生時代やその前後についての物語を書くということは、それだけ20代前半という時期が大人の人にとってもかけがえなくて、忘れられない時期であること
この時にしか悩めないこと、大人になったら考えもしなくなる、できなくなる、純粋なこと
そんなものには、いくつになっても目を向ける価値がある!という想いがあったりするんじゃないかなと私は思いました。
現に最近の私は、久しぶりに母校の高校に遊びに行ったり、電車や道端で高校生を見かけるときに、その時にしか味わえない青春の思い出や、その頃の自分が抱えていた、今考えれば小さいと思いながら当時の自分にとっては一大事のような悩みを思い出します
そんな時に、高校生って偉大だなあ、強いなあ、ちょっとだけ、戻りたい。と思う
「ちょっとだけ」
まあでも、今まで、「この頃に戻りたい!」という経験は沢山しているわけなので、
結果、どんな時でも今を五感で思いっきり楽しんで(怒って)(悲しんで)いかないと損だなという考えに落ち着きました
学生生活もあとわずかなのに、世間はまだまだ深刻な状況
でも自分なりに、できることで思い出を沢山作っていきたい所存です。
「明け方の若者たち」を読んだ感想からだいぶ大きな話になってしまいましたが、終わります
読んでいただきありがとうございました。
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