見出し画像

海外在住組の運命

父の容態が悪化。

弟から連絡があった。

2023年10月30日に連絡が入り、
11月1日に面会に行ってきたそうだ。

父は現在、
別の家族がおり
私は海外暮らし、弟は母と暮らしています。

父の容態が急に悪くなり、
緩和ケアのある病院に入院するとになったそうで、
看護婦さんから合わせたい人がいたら
今のうちに・・・

と、言われたそうなのです。

それを聞き、
弟が連絡してくれて

スイスから翌々日の便で日本に
緊急帰国しました。

日本到着翌日に
面会の予約を入れてもらい
会いに行ってきた。

70歳にもなっていない父の姿は
老人のようで、

体がとてもだるそうでした。

薬のおかげか痛みはないそうで、
でも、体がとてもだるいと話していました。

ベッドに横たわる父は
時折、目をすっとつぶると寝ているかのよう。

こちらが、話を続けると
パッと目を開けて話を始めます。

言葉ははっきりとしていませんが
内容はわかる程度に頑張って話していました。

人が終わりを迎える時というのは尊いものだ。

不思議なもんで、
弱っている人を目の前にすると、
過去の思い出はどうでもよくなる。

今、目の前にいる人間が弱っている。

その現実しか見えなかった。

父は、手が痺れるんだ。

そういうので、さすってあげたら
暖かかった。

浮腫んでいる両手は
まだ暖かい。

肌の色もくすみ、
黄色くなっていたが
それでも血の巡りがある。

これからどのくらい生きられるのかわからないけど、
海外在住組は、覚悟しなければいけない現実なのではないかと
実感しています。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?