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スイス国鉄の運転士は制服がない/015

帰宅時の電車をチューリッヒで待っていると、男性の声がした。

「少し遅れてしまった」

その男性の前を見ると、私の目の前に止まっている電車から男性が出てきた。あ、そうか。運転士の交代だ。

それにしても運転士の姿は、とてもシンプル。ユニフォームがないからか、あなたは運転士だったんですね? と私が心の中でつぶやいたくらい。

持っているのは、小さなショルダーバック1つ。電車から出てこなかったら、運転士さんだと気が付かないほど普段着。

そんな事を考えていると、私達が乗りたかった電車が来ないことに気がついた。

目の前の電車が遅れていたから、ホームが変わったのだ。急いで、隣のホームへ移動。ギリギリで電車に乗ることができた。

乗車できた途端、安堵に包まれなぜ路線が変わったのか考えていた。

もしかすると運転士さんが遅刻したから? それとも電車の到着が遅れたから?

日本の運転士さんは、かなり特別なのかなと思った瞬間でもある。ところ変われば、ルールもかわる。

スイス国鉄の裏側を見た気持ちになった。

(更新チャレンジ15日目)

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