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日本人はやっぱりリカちゃんかな/全米No.1ヒット『バービー』

 11/22よりレンタル解禁となった『バービー』をようやく観ました!

 開始早々のシーンで爆笑したので、そのままの勢いで楽しめるかと思ったのですが、ケンと同じようにビッグウェーブには乗れなかった…。


マーゴット・ロビーはかわいいけど、バービーは可愛くない

 ワタクシはいつの間にか消えたジェニーちゃん世代ですが、日本ではやっぱりリカちゃんでしょう!

 ちょっと間違えましたが、松田聖子と並ぶ絶大な人気を誇るリカちゃんでさえ万人が好きかというとそうじゃないと思うのに、ほかにもキティやらシルバニアファミリーやらカワイイ!が溢れる日本で、バービーってちょっとシンドいと思うのです。

 なんというかサンダーバード感が…

 日本でいまいちヒットしなかったのはこの辺のこともあると思うのです。
 日本の"カワイイ"は独特なのかな。

興行成績はとんでもないことに

 全世界での興行成績は$1,441,769,400と日本円にして2,100億円超えととんでもない数字で、もちろん今年のダントツ1位です。
(2位は『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの$1,362,037,616。これも2,000億円超えなんだけど。。。)

 昨年はどうだったかといいますと、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の$2,320,250,281。
 この数字を見るとちょっと少ない感じしちゃいますが、そもそも制作費がとんでもないんですよ。(『アバター〜』は製作費が3億5,000万ドル~4億ドルと言われてます!)

 『アバター〜』は特大ヒットの続編ですから制作費注ぎ込みやすいですが、『バービー』はそうじゃないですからね。
 ワーナー・ブラザースの覚悟すごいな〜。

女性監督初のビリオンダラームービー

 ビリオンダラーを達成した映画は多くありませんが、『バービー』は見事その一員に。

 そして女性監督単独の作品としてははじめての作品です。
(複数の監督作品では『アナと雪の女王』『アナと雪の女王2』『キャプテン・マーベル』があります。)

 過去10年をざっくり振り返ってみても、『アイアンマン3』『トランスフォーマー/ロストエイジ』『ミニオンズ』『アヴェンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ワイルド・スピード SKY MISSION』『ジュラシック・ワールド』『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』…と男の子向けの映画ばっかり。
 これを考えると日本は映画に関しては女性に目が向いているように思いますね。

 いまだ男性社会であるハリウッドの世界で、その壁を打ち破ったのがこの『バービー』ということを考えると、ほんとうに世界は変わったのかもしれません。

アカデミー賞の可能性は?

 ここまでの特大ヒット、前作(『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』)は作品賞、前々作(『レディ・バード』)は監督賞にもノミネートされたことを考えると、アカデミー賞への期待はかなり高まります。

受賞の可能性あり

 助演男優賞(ライアン・ゴズリング)、脚色賞、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、歌曲賞

ノミネートまで

 監督賞、編集賞

チャンスなし

 撮影賞、音響賞、作曲賞、視覚効果賞

本日の一曲

 『バービー』でオスカー獲るのはこの曲だけな気もします。

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