【コラム50】騙されないように

(899文字)

おはようございます。

人よりもたくさん食べられるけど、食べなくても平気。そんな体です。

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ベジしてますか？

そんな問いをもう何年もしてきたように思います。もう10年になりますからね。ベジを始めた時、まだ僕は20代前半。これからもっともっと美味しいものを知っていく、そんな時だったかもしれません。

しかし、僕はその時に感じたことや自身の身体に起きた変化で、ベジで言われている数多の利点・理論が机上の空論ではなく、まぎれもない事実であることを“実感してしまった”のです。

“実感してしまった”という表現をしたのは、本当にそうだからなのですが、価値観や知識を超えたものが、あっちでも、こっちでもなく、“ここ”にあったということを感じてしまった、ということです。

ベジの話をすると、ベジをスタートにノンベジを振り返る方がほとんどです。

言い換えると、日常何事もなく生きている間、肉や魚を食べることへの意識はほぼないってことです。

肉や魚を意識するのはメニュー決め。
『いただきます』はルーチン。

そんな方が多い気がします。食べ物になってくれたことに感謝して食べることが大事、と言われたこともありますが、残念ながらその方々には説得力の欠片もありませんでした。そこに感謝があるような食べ方をしておられなかったからです。

騙されないように。

あたかも考えているかのように見せて、自分が自分自身に騙されることはよくあります。食と向き合うことと直面した時に、自分がポロっと話したことを日々実践できていますか。

過去に何度も書いてきていますが、私はベジになることをゴールにしていません。ノンベジを間違っているとも思いません。

考えているふりをして、考えている人を別物だと枠の外に出してしまうことをやめた方が良いとは思っています。自分の縁なのにもったいないからです。

とにかく、普段考えていないことと直面した時、その場でうまく立ち回っている“風”の自分に騙されないように。

今回のこと、私自身も肝に銘じて発信していきたいと思ったことから、書いてみました。