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「しれっと」(ことばジャーニー Day2)

ことばジャーニーとは

どうも、やまずみりょーすけです。

ことばジャーニーとは、
「言葉を出発地点に、思考の旅に出る」をテーマのコラムです。

(↑Day1はこちら)

日々生活する中で、出会うたくさんの「言葉」。
その中でも心に残った言葉を起点に、自分自身が感じたことや考えたことをつらつらと綴っていきます。

基本的に特に文体などは見返さず残していこうと思うので、読みにくかったらごめんなさい。

面白い言葉や考え方にたくさん出会い、面白い話をたくさんの人としていくための器になれば嬉しいです。

それでは、2日目いってきます。

しれっと

ことばジャーニーを始めるにあたって、言葉を正確にかつ多面的に捉える習慣をつけたいと思いまして、高校生ぶり(?)に国語辞典を買ってみました。

購入したのはこちら↓

一番売れているという言葉でほとんど判断したのですが(一番の持つ威力は凄まじいですね)、サイトに綴られていた言葉への共感が決め手でした。

「生活は言語によって支えられ、われわれの思考と内省は言語によって深まる ――第四版序文より」とあるように、より正確かつ厳密に言葉をとらえる方針を堅持してゆくためには、時代とともに変容する社会の変化にもしっかりと対応してゆかねばならない。  

【特設サイト】新明解国語辞典 第八版

「生活は言語によって支えられ、われわれの思考と内省は言語によって深まる」。人類が、これだけ多様な考え方ができるのも、言語という武器があるからこそ。自分自身が言葉に向き合っていきたいと思ったきっかけとリンクしていて、気づいたら購入ボタンを押していました。

はい。というわけで届きました国語辞典。

ぼくより上の世代の方なら共感してもらえるのではないかと思うのですが(もしかしたら今の学生さんはぜんぶ電子辞書に置き換わっているのか、、?)、「この独特の紙の匂い好きだったなー」という記憶が蘇ってきました。

久しぶりに手にとってみて、一通りテンションを上げた後、今日はランダムに開いたページで出会った言葉について考えてみよう!と思い、真ん中あたりをオープン。

すると「し」のページでした。意外と前半の言葉。日本の言葉は「あかさたな」の割合が多いのかという気づきがありつつ、一番はじめに目に入ってきた言葉は、なぜか「しれっと」でした。

しれっと((副)-する )
普通なら冷静さを失うような事があったのに、何事も無かったのように平然としている様子。「どんなに大酒を飲んでも ー している」

『新明解国語辞典 第八版』三省堂,2022

「しれっと」という言葉は、知らない間に〇〇していた、といったニュアンスで使っていることがあったのですが、本来の意味を知って良い言葉だな〜と思いました。

「普通なら冷静さを失うような事があったのに、〜平然としている」。ビジネスの場面ではもちろん、日常生活でも大事な様子というかスタンスですよね。

「事があったのに」ということは何かが起きてしまった後。まずは起きてしまったことに一喜一憂されずに冷静に受け止めることで、冷静な判断ができるようになると思います。

そして、「しれっと」という言葉って、なんか軽やかでいいですよね。トラブルに遭遇した時に「受け止めないと…!」と重く捉えるのではなく、「しれっとできてる?」と自問自答すると、カジュアルにメンタルコントロールができる気がします。(違うか)

みなさん何かあったら「しれっとできてる?」を合言葉に冷静さを取り戻していきましょう。

辞書って大人になって持ってみるとワクワクします。ぼくが購入した「新明解国語辞典」は5000円もしなかったので、よかったら教養づくりに試してみてもいいかも?


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