超動くマンカラ番外編:カラハ一人勝ち問題(5)~お手玉ンカラ「El Arnab」
前回の記事はこちら。
今回もお手玉ンカラを紹介します。
「El Arnab(エル・アルナブ)」とは
前回の「Ise Ozin Egbe(イセ・オジン・エグベ)」と同じく、Mancala Worldに掲載されているマンカラ「El Arnab(エル・アルナブ)」。
スーダンの北部、カバビッシュ族で遊ばれています。
「El Arnab」は、アラビア語で「ウサギ」です。
このお手玉ンカラは、別名に「Liba(t) Iblîs」(悪魔のゲーム)「El Agrab」(サソリ)「the story of the two maidens」(2人の乙女の物語)などあるそうです。
遊び方は「Ise Ozin Egbe」と同様です。
ゲームの準備として、盤面と石を配置します。
8個の穴があります。
一番左が「頭(石3個)」で一番右が「尾(石1個)」、中央の3個2列が「足(石2個)」「腹(石1個)」で、この配置を「Arnab(ウサギ)」に例えています。
ゲームの開始は、左上の足にあたる穴から、反時計回りにマンカラを行います。
スタートから石を播く方向へそれぞれの穴にアルファベット(スタートの穴をaとして、hまで)をあてておきます。
マンカラの動作が終わったら、最後の石を播いた穴の石をすべて取り、またマンカラを行います。
またもやお手玉ンカラ
これまた「Ise Ozin Egbe(イセ・オジン・エグベ)」と同じく、マンカラをずっと繰り返すと最後の石を播いた穴は石のない空の穴ではありませんし、最終的には元のスタート開始の配置に戻ります。
解答は下です。
70回マンカラをすればOKです。
「イセ・オジン・エグベ」は114回かかるので、約半分です。
実際に遊んでみましたが、最後の70手目での収束っぷり(全手番中最大個数の動かす)がたまりません。
締め
ということで「El Arnab(エル・アルナブ)」の紹介でした。
「イセ・オジン・エグベ」といい「エル・アルナブ」といい、よくこのような手数をかけて1巡する配置を見つけたなあ、アフリカ大陸すごいなあ、と感心します。
次回もお手玉ンカラ。
今度はアフリカ以外のものを紹介します。
では。
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