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パブコメへのクレーム


パブコメの闇を観たのでご紹介

みてみて、このアリバイ作り
前回は正月を挟んでの短期間で、今回もわずか一週間
(私が気づいたのは昨日というのはアンテナが錆びついているのであれですが、、)

意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
令和5年3月10日(金)~令和5年3月17日(金) ※必着

ちなみに前回は、
3. 意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
令和3年12月20日(月)~令和4年1月7日(金) ※必着

前回はこれでも謝罪込みの注記してあったんですが、今回はそれさえなしです。流石親方日の丸。

日限へのツッコミ

これは「知財・無形資産の投資・活用戦略の開示及びガバナンスに関するガイドライン改訂」 に係る意見募集について
という内閣府の施策です。

今期は6月の11回目から活動を開始し3月10日から一週間で下記の間にパブコメを取っているのですが
パブコメを24日にはまとめるって流石お仕事が早いです。

第20回(2月14日)
ガイドラインの改訂案について(⇒パブリックコメント)
普及促進の取組みについて
第21回(3月24日)
ガイドラインの改訂案について(パブリックコメント後)

この資料・ガイドラインでも話題になっている他の案件をみてみると
「人的資本可視化指針」(案)について、令和4年6月29日(水)から7月29日(金)までパブリックコメントを実施
と一ヶ月ぐらい取るのが普通ですよね。
アリバイ云々無しの意見聴取で
特許がらみなら間違いなくひと月というイメージです。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/tyousakai/tousi_kentokai/index.html
「知財・無形資産の投資・活用戦略の開示及びガバナンスに関するガイドライン改訂」
に係る意見募集について
令和5年3月10日
内閣府知的財産戦略推進事務局
経済産業省産業資金課

いえね、薄々状況は分かっているんですよ。
内閣府 知的財産推進計画2022の全体像 知的財産戦略推進事務局が出せるのは
2022年6月3日の知的財産戦略本部決定の後ということは、、
でも前回の残務として内閣府主催のセミナーの実施やパブコメへの回答は出来ると思うんですよね。
委員や事務局のバックアップだと如何にも弱い。国として力を入れていないように見えるのです。
出来る子ばかりなんだから、、、

こんだけ文句を言いながらですが、この時期の遅さはこの際置いておいて、もっとも問題なのが
今回の本題だと思うVer2の叩き台が見つからないこと。

議事録を見ても
パブコメの対象となるVer.2の資料は非開示?リンク先が無さそうなことです。
資料4 事務局説明資料2(知財・無形資産ガバナンスガイドライン Ver.1/Ver.2 対比表)
資料5 事務局説明資料3(知財・無形資産ガバナンスガイドライン Ver.2 本 文 案 抜粋
を見せずに何を言いたい・言わせたいのでしょうね。
マンセーとか知財万歳、何の意見もございません。なんでしょうね。

気になる方は下記を記載の上、文句の一つでも言ってやりましょう。

資料入手方法
(1)電子政府の総合窓口(e-Gov)における掲載
(2)内閣府知的財産戦略推進事務局における配布
(千代田区永田町 1‐6‐1 内閣府本府庁舎3階 326)

(2)個人の場合
・ 氏名(ふりがな):
・ 職業:
・ 住所: (〒 - )
・ 電話番号:
・ ファックス番号:
・ 電子メール:
・ 御意見:
《全文》
《要旨》 (全文が 1,000 字を超える場合、200 字以内で要旨も御記入ください。

当日修正
失礼いたしました。バージョン2を発見しました。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=095230250&Mode=0

内容へのツッコミ

文句だけ言ってても勝手にやるんだからと、対象を探すと1/31の資料に骨子?ぐらいはありました。

改訂版ガイドラインについては、現状、大きく次の編集方針を考えている。
Ø Ver.1公表後に明らかになった重要課題である「企業と投資家・金融機関との思考構造のギャップ」とこのギャップを埋めて いく必要性を踏まえ、企業と投資家・金融機関等との協創につなげるべく、両者の相互理解を向上させる観点、企業と の対話を通じて知財・無形資産の投資・活用による企業価値向上を促すことについての投資家の役割明確化の観点で 改訂する。


前回パブコメでも書いた業界を横刺しにする指標を作ればいいのにと思います。評価がコンプライだというならそれこそ推奨指標を示せば資本注入したい企業は横にならえしますよ。

Ø 大企業による知財活用状況の見える化、スタートアップへの経営資源提供などが企業自身の隠れた価値の顕在化・創 造につながることを重視する観点でも改訂を行う。

企業の隠れた価値の顕在化にガイドラインが役立つって、どんなとび玉が出るのでしょう。価値の創造までできるんですってよ。奥様

Ø Ver.1公表後の動向、すなわち、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を加速化させるための「価値協創ガイダ ンス2.0」、人的資本開示指針の公表など非財務情報開示の環境変化を踏まえ、これらの指針とともに利用しやすくする ための改訂も行う。

サステナビリティはウクライナ情勢に発する天然ガス不安で言い出しっぺのヨーロッパ各国が前言撤回に近い動きをしているように思っていたのですが、日本は周回遅れで参加する。企業も参加しろということなんですね。

Ø Ver.1で提示した5つの原則・7つのアクションは踏襲し、これらについて理解を深めるために役立つ内容を記載。

何をもって役立つのか、乞うご期待!!

Ø 「5つの原則・7つのアクション」とVer.2で明示する「ストーリー」「ROIC逆ツリー」「企図する因果パス」との関係については、 次のように捉える。すなわち、 「5つの原則・7つのアクション」 を踏まえて、投資家・金融機関が重視する「ストーリー」 「ROIC逆ツリー」「企図する因果パス」 の視点で戦略を構築し、その戦略の開示発信を起点に投資家・金融機関と対 話する。

「ストーリー」 投資家・金融機関が注目するストーリーとはどんなんなんですかね。

「ROIC逆ツリー」知財・無形資産の投資・活用戦略の開示とROICの関係に注目ですね。知財って主観的な部分が多いので上手くロジックツリーで切り分けれる方法に期待です。
単なるオムロンの焼き直しでは無いはずです!

「企図する因果パス」良からぬ企てとかのキトですね。相関関係ではなく因果関係を発信するので統計とかやってた人は注目ですね。

Ø 章立ては、
「1. 本ガイドラインの目的・考え方」に続いて、次の順番で記載する。
「2. -Ver.1と同様、企業側の内容(基本となる考え方、ガバナンス)として「2.投資家や金融機関に伝わる知財・無形資 産の投資・活用戦略の構築・開示・発信」、
「3. 「3.知財・無形資産を経営変革や企業価値に繋ぐガバナンスの実践」 -企業側と投資家・金融機関側に共通の内容で、今回の改訂のポイントにもなる内容として
「4. 「4.企業価値を顕在化する 企業と投資家・金融機関のコミュニケーション・フレームワーク」 -投資家・金融機関等側の内容として
「5. 「5.投資家や金融機関等に期待される役割」 -企業と投資家・金融機関等との対話として
「6. 「6.企業と投資家・金融機関の望ましい対話


出来上がった内容で縛られることないことを願います。
前回のパブコメへの塩対応もあり、望み薄ですが取り敢えず送るかね。

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