公園で将来に悩む～副業
子供のお供で近くの公園に来て、さっさと友達が居るからバイバイって独り取り残された中年親父は、このままでは不審者だとスマホに向かいます。
何も考えずにボーッとしてたら、将来が不安になりサンクコストの自分の経歴、これからどうするかなぁ～と頭のなかを色々浮かんでは消えていきます。
周りでちらほら副業解禁の噂、マンネリな状況。何か次の一歩踏み出そうと考えてます。
流石に今から何にでもなれるわけではないのは分かっています。今さら転職情報誌の世代でもなく流行りなお仕事、弁理士業務からの滲み出し、はたまた憧れの職人かなぁ？とするわけもない将来に想いを馳せてみます。
流行りの職業
全世界には2500万人のソフトウェア開発者が働いているらしいです。仕組みを知るためプログラムの最低限の勉学はしましたが自分ならではの比較優位が見つかりません。特許訴訟やラブレターと呼ばれる売り込みでプログラムも読まされたので、実務には役立ちましたが。
弁理士の滲み出しとして近くの資格試験でも受けようかと検索します。
大手企業の人が受ける中小企業診断士が興味アリでヒット。中小なのにアンマッチだと昔笑ってましたが面白そうです。調べてたらマンガが有名な中村真弁護士が苦節二年目で取得と聞いてびっくりしました。
あとは無難に行政書士ですか。
そういえば弁理士と行政書士は業態が近く犬猿の仲？資格に関するあれ相反する話しを聞いたので行政書士のホームページをみます。
行政書士の資格を取るには
試験に合格するのは勿論のこと、弁護士資格を持っていれば上位互換出きるのは知っていました。
今回、行政書士のホームページをみたら、他にも公認会計士や税理士資格を有するものには行政書士の資格を得られるようです。
あとは公務員の職員も一定以上働くと資格を有するそうです。
おっ弁理士となる資格を有する者があるみたいです。
記載もあるので名簿への登録を行えば晴れて行政書士になれそうです。
士業はノウハウが大事なので取ってもノウハウがなければ無駄ですが、机にへばりつく勉強始めないで良かった。そもそも調べろって話ですね。反省。
その昔、太陽光発電が出始めの時期に既に十億単位で投資したと東大卒の行政書士さんがテレビで言ってたのを思い出します。情報を早く集めて動く大事ですね。
９割が廃業するというキャッチフレーズが行政書士のブログに載ってたのでここでも厳しい戦いがありそうです。
個人事務所運営
よく行ってた近くの整体師の人が譲渡してかいつの間にか別の人が運営していました。疲れが取れて贔屓にしていたのに行方不明で残念だったのですが、たまたま入った近くのマッサージ店で再会しました。足をもんでもらってやっぱりと気付くは文字通り手に職だと思います。
柔道出身の同い年のオヤジは、今回も気持ち良かったというと、その言葉に喜んでいました。
個人経営って言われて浮かぶのが子供のお供で外国産クワガタを買いにいく土日のみ開くお店です。平日はどこかに捕まえに行ってるとか、店番を親に任せて居そうとか、自由気ままな生活をしていそうです。それはそれで大変なんだとは思いますが。
さて今もベンチに座ってポチポチしています。
じゃんけんポイの声が聞こえる近くの公園、Uber Eatsを運ぶロン毛のお兄ちゃんがベンチサイドに自転車置いて座りました。
その横のベンチで子供のお世話をしています。とはいっても鬼ごっこで走り疲れ遊ぶ様子をみてるだけです。
お疲れ、スマホに依頼来ていますか？
ロードバイクというにはちゃちいようだが、これで稼ぐという自転車を脇に置いて、
大きなUber Eatsのバックを席の横に無造作に一息つくのがくたびれています。
ガン見は出来ないけれど、私とあまり年格好に違いがありませんから、ついチラチラみてしまいました。
おもむろに取り出したスマホをみて、しばらく指を上下していたら、フッっと声が出て立ち上がり、リュックを背負い
自転車の支えを蹴り上げてこれからもうヒト配達しそう。
近くの飲食店が閉店し、貸し店舗の派手な看板に変わるなか、使えるのは自分の足だけだと言うことかな？本当に飲食店の閉店が多いですから不況なんだろうな。
走り去る姿を横目にしていたら視線に入ったのが公園のはずれに立ち、手振り身振りで近くにいる奥様が避けてしまう南アジア系の外国人労働者二人。一度注目してしまうと異国の話し声が響きます。マスクを下に下げてひげ面が強面、唾が飛ぶぐらいの音量なので遠いアジアの異国に来たようです。を、目が合いそうで、ついそらします。
お金の無い高校生カップルは木の生い茂る裏でイチャイチャし、先ほどUber Eatsのあんちゃんが座った所にカップル席として陣取ってきりました。抱きつき出したときに、隣のベンチの中年親父はどうしたら良いのか、それは気配を消すしかない。
その時、白馬の王子さま登場
三才ぐらいの男の子が補助輪を付けて自転車を練習中です。チャリンという音でカップルは我にかえったのか木の茂みに戻ります。
って、王子さまは現代の世の中では皇太子になると思うのですがイギリスだとチャールズ皇太子７０歳がその王子なんですよね。
王子業界にも高齢化の波が来ていますか？
若いカップルは手を繋ぎ出して未だに衰えず、抑えきれず後ろから抱きつき出したときに
再び使徒襲来。パーパァーと言いながら歩く親子。教師みたいに真面目そうな男性です。そういえば
アラブの石油王以上にスゲー話を聞きました。
子供が通う学校の化学教師だそうです。
まあ、夢見ず真面目に行かないとね。真面目にとなると先ほどの整体師ならぬ手に職です。
職人
現状分析です。記事によると
従事者数平成24年
62,690 人
288,000 人（昭和54年）
生産額
960 億円
5,400 億円（昭和58年）
単純計算で頭割りをしたら、一人当たり153万円の生産額って厳しいです。
多少のずれは目をつぶり、昭和でも187.5万円ですから、四十年にわたりずっと厳しかったようですから、今から参入してもしばらく(ずっと？)稼いだお金を切り崩し趣味の世界でしかしばらくはやっていけないでしょうね。
って調べて、ふと横の席をみたら、あのUber Eatsのあんちゃんが一時間前と同じ姿でスマホに格闘していました。
出前の仕事を取るにも場所が無いから公園なんだろうな。先々週も別のUber Eatsのママチャリ配達員を見かけたわ。
おっお目当ての依頼が見つかりましたか。前と同じ動作で準備をしながら立ち上がりUber Eatsのカバンが公園を出ようと舗装された道を通ります。向かい合うように将来性の塊の自転車未満のストライダーを必死にこぐ男の子が横を交叉するように通りました。
本当に取り留めなくて申し訳ないのですが暗くなって来たので、子供を呼んでそろそろ家に帰ります。
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