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Homo Faber 2022に参加して思うこと

まだ何となくフワフワとしていますがようやく落ち着きかけているので
展示会の様子を少しまとめてみます。

チャンネル内では限定公開にしていますがYouTube動画アップしています。
リンクからは見ることできますのでこちらもぜひ😉


先に少し感想をあげてみるとここまで職人という立場の自分達にホスピタリティを感じさせてくれるイベントは世界的にもないのでは?
と思わせてくれるほどに充実した6日間でした。

今回は「Next of Europe」次世代を担うヨーロッパの職人
というスペースへの招待参加で他に5組の職人さん達と一緒に4日間終日デモンストレーション。

「Next of Europe」

手配してくれた宿泊先のホテルも一緒で朝食から船に乗って会場のある島まで行くという特殊な環境も重なって国籍はバラバラでしたが不思議な関係性が生まれました。

過度な主張はしないけれど自分の仕事に対して深い愛情を持っている、
そんな職人さんが集まっていていろいろと勉強になりました。
こういった他の参加者との出会いもイベントも醍醐味ですね。

会場自体はサン・ジョルジョ・マッジョーレ島という小さな島全体で行われていてそこまでの往復はサン・マルコ広場近くからイベント用の送迎船で移動。

San Giorgio Maggiore・この小さな島全体が展示会場
会場までの送迎船

自分たちが担当した日程が最終日までの4日間だったこともあり一日3000枚の入場チケットは連日完売。
小さな島の会場に毎日3000人以上の来場者があったことになります。

普段のイベントでは結構暇な時間もあったりするのですが会場は朝から大盛況。準備していたパンフレットや名刺も初日でほぼなくなってしまう程で実演中もとにかく説明し続けました。

展示台上部に鏡になっていて面白い見え方のするブース

初日ですでに疲労困憊でしたがなんとも言えない充実感。
モノづくりにこれだけ興味を持っている人がいるんだなと勇気づけられました。

2日目の夜には招待参加の職人を集めてのアペリティーボ。
海沿いでプロセッコを飲みながらしばらくすると船が到着してその船の上で
調理がスタート。
贅沢な夜でした。

3日目、4日目は最終日で週末だったこともあり来場者もピーク。
あっという間の4日間でした。

人生でこんなにカメラを向けられた事はないというくらい いろいろな方に
写真や動画を撮ってもらったり、普段では話ができないような方々とも
お会い出来ました。

今回のこのスペースを監修したJean Blanchaertさん

このイベントで素晴らしかったのがYoung Ambassadorと呼ばれる様々な言語に対応した説明係がそれぞれの展示に常駐していたこと。
言葉に長けているというだけではなく自分たち自身もアートを勉強したり実際に仕事にしようとしたりしている若い方達が選ばれていたようでただそれぞれの言葉で説明をするというだけではなく少しでも多くの事を吸収しようという強い意思を感じました。

最終日の夜には参加していた職人たちやYoung Ambassador、掃除係までこのイベントに関わった全ての人を招待してのクローズパーティ。
もちろんオーガナイズの方々もみんな一緒に食べて飲んで歌って踊って、、、こんなに一体感のあるイベントも初めてでした。

あー、終わってしまったんだ。と夢から覚めたような喪失感のあるイベント。ここでは書ききれない素晴らしい経験でした。

とても残念だったのは日本からの来場者がほとんどいなかったという事。
この今の状況ではしょうがないのかも知れませんがこれだけ日本の技術・文化がよい形で世界に発表されている場はなかなか無いはず。
このイベントで世界中の方が日本という魅力を改めて実感していました。
そんな様子を日本の方々にも体感してもらいたかったなぁと思うと共に体感することの出来た自分が上手くお伝えしたいとも思っています!!

それではまた!!

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