見出し画像

日本社会が前に進まない理由。資本主義と人間。2軸のバランスが崩壊。

こんにちはゾノです。今回は今の社会が前に進まない理由について独自の分析による主張を書かせて頂きます。

2軸のバランス、両手の理論。

ビジネスではなにかの分析をするときは「定量的」な見方と「定性的」な見方など物事を立体で捉えることが重要となります。

社会は”経済的、物質的”な「資本主義上の軸」だけで分析する人がほとんどです。しかし、いくら資本主義といえど全ての中心にいるのは常に人間であるため「人間の軸」を加えた2軸で分析しなければならない。

物体を前に押すときに、両手で支えるよう、社会も2軸で分析し、戦略、実行、改善でバランスを意識しないと社会は前に進まないというのが私の考えです。

片手で物体を前に押しても中々定まらないのと一緒です。力任せにしても意味がありません。ただ両手で押すだけです。

この視点で今の社会を見た時に、日本社会は十分な経済的、物質的な成長をとげましたが社会は何故か前に進みません。文明に対して人間のレベルが全く追いついていない、とてもアンバランスな状態が続いているように分析しています。

何か良い事例が無いか調べたところ。資本主義の父と呼ばれる男、渋沢栄一も論語と算盤という本で同じような主張をしてるようです。

便利さの弊害、思考力低下

今の社会は素晴らしい本や動画が溢れ、いとも簡単にノウハウを知れるようになりました。しかし、簡単に結論を知れるがゆえに、自分の頭で考える力が著しく落ちてはじめているように感じます。

SNSなどの反応を見てると顕著で、自分の思考力がおちてることを自覚してる人はあまり多くはないかと思ってます。

誹謗中傷の本質

また、SNSやYouTubeなどの動画サイトが一般に普及し、日常的にたくさんの価値観、考え、人生が目に入ってくる経験に人類史上初めて遭遇し始めました。

その時に重要なのが、個人の尊重です。個人の尊重とは、他人の考え、思想、を自分と同じく等しく扱い尊重するということです。その時、必ず必要となるのが人間の寛容性。つまり様々な価値観、考えを尊いものとして受け入れる人間の本質的な器の大きさが必須になります。

人間はあくまで何も学ばなければ、自分の価値観や考えを優先し、他を否定する生き物なので、何も教育なしに、YouTubeのような優れたサービスで手軽に様々な価値観に触れるようになった時、人々がYouTubeを誹謗中傷の道具にしてしまうことはある意味当たり前とも言えます。

そこでありがちなのがルールで何かを縛りつけることや、匿名性をやめようとか、誹謗中傷は駄目だと声を上げる人が出てきますが、それは根本的な解決にはなりません。これだけ多様な価値観に触れる社会にも関わらず、人間のレベルがそれにおいついていないことがそもそもの問題を引き起こしています。

イノベーションが起きないのも、他人の考えや意思よりも、自身の考えを優先し”君には出来ない””無理だ”などと安易に言ってしまい、無意識に新しい芽を刈り取ってしまうこと。

嫉妬心、劣等感、支配欲など人間の本質的な未熟さが原因で様々な芽を刈り取っています。

イノベーションを起こすための、仕組み、お金、手段など資本主義上の軸で様々な施策は打ってはいますが、これを並行して人間の軸でも、”人間が人間を潰さないようにする”対策していかなければ、物事が前に進まないことはなんとなくイメージできるかと思います。

このように資本主義上の軸でどれだけ便利なものばかりを追い求めても、それを使う人間が未熟なままではだめで。バランスが重要であることがわかると思います。

小さな島国の中で足を引っ張り合う人々

話は変わりますが、かつてこの国には命を投げ出し、国を、愛する人を、残された日本人の為に守り抜こうと命を落としたたくさんの若者達がいました。戦争は絶対に駄目ですが、その英雄達のおかげで我々は二度と戦争をすることなく平和に暮らすことが出来ています。

しかし、今ある当たり前は誰かによってもたらされてることを我々はすっかりと忘れてはいないでしょうか。人間の軸での努力を放棄してるように感じます。

以下、敗戦後のわが国民に自由主義の国づくりを訴えた上原良司さんのメッセージ特攻隊の手紙一部を抜粋。

空の特攻隊のパイロットは一器械に過ぎぬと一友人がいった事も確かです。
操縦桿をとる器械、人格もなく感情もなくもちろん理性もなく、ただ敵の空母艦に向かって吸いつく磁石の中の鉄の一分子に過ぎぬものです。

理性をもって考えたなら実に考えられぬ事で、強いて考うれば彼らがいうごとく自殺者とでもいいましょうか。
精神の国、日本においてのみ見られる事だと思います。

”一器械である吾人は何もいう権利もありませんがただ、願わくば愛する日本を偉大ならしめられん事を、国民の方々にお願いするのみです” 

この記事を読んでいる皆さんに問いたい。もし仮にその御英霊達が今の社会を見て、何を思うでしょうか。もしあなたが同じ立場であったなら今の社会を見て何を感じますか。

同じ日本人が沈みゆく船の中で争い傷つけ合うことの虚しさ。これを主張した時に社会がどのように反応するか。もしくは日本人は死んでしまったのか。運営する複数のチャンネルで以下の投稿、視聴者の反応を見ることにしました。

日本は原爆で完膚なきまでにボコボコにされた、資源を持たない小さな島国です。それでも諦めず、力をあわせ、励まし合い、何度も立ち上がり先進国になりました。
しかし、先代によってもたらされた平和にあぐらをかき、便利さにかまけ、世界が称賛する最大の武器である道徳心や精神性を忘れ、出せない結果にすっかりと自信を失ってしまったように感じます。
本来であれば利害を超え、力を合わせれば乗り越えられる問題にも関わらず、誰が優秀で、誰が優秀でないか。誰が正しく、誰が間違っているのか。不毛な水掛け論を沈みゆく船の中で延々と続けていることが問題です。

本主張の一部をYouTubeとTikTokの社会的実験用サブチャンネルで試験的にアップしたら、日本人魂が刺激されたのか、両方でバズリとても良い反応がかえって来ました。

動画:【緊急事態宣言】アレクサが日本の現状、課題について苦言

YouTubeコメント

画像1
画像2
画像3

TikTokコメント

画像4
画像5
画像6
画像7
画像8

私はこの動画の投稿の前に先人へご挨拶をさせて頂きたいと思いで人生で初めて靖国神社で参拝をしました。

この反応を見て下さい。日本は大丈夫だと思いました。あとはこの力をリーダーたちがどうやって引き出すかが問題です。にしても、正直今のリーダーは先を見る能力があまりにもなさすぎる。皆が見えないものが見え、人を導くからリーダーなんです。ちょっとおとなしすぎ。

日本人が忘れている底力

10年前を思いだして下さい。この国に震災が起きた瞬間、何の打ち合わせもなしに利害や損得を忘れ、頑張ろうニッポンモードが発動しました。

スクリーンショット 2020-11-15 1.36.08
スクリーンショット 2020-11-15 1.34.45
スクリーンショット 2020-11-15 1.35.16
スクリーンショット 2020-11-14 12.37.26

写真:海上自衛隊

普段、挨拶すらしない他人に、大丈夫ですか。と、声をかけ。何か出来ることはありませんか。と思いやり1円にもならないのに、人の力で温め、人の力で励ましあい、世界が驚愕するスピードで次々と復興させました。

思い出して下さい。何度も転び、それでも諦めずに前を向き人の軸で立ち上がって来たのが日本じゃないでしょうか。この国唯一の資源は人です。その世界が称賛し尊敬を集める日本人の美しい道徳心、精神性を絶対に忘れてはいけません。本来、日本人はとんでもない底力を持ち合わせています。

だから決して不安にのまれ意地悪になってはいけません。

資本主義の軸で努力は十分にやってきた。今、必要なのは人間の軸での努力。社会のバランスを保つこと。

今の日本の未来予測は人口減少、衰退、格差、社会保障問題など暗いニュースばかりですがこれらは資本主義上の軸のみでの戦略や施策、改善ばかりです。2軸での分析はされておらず人間の軸での戦略や改善は加味されていません、あくまで片手の戦略での未来予測になります。

よって今まで加味されなかったもう一つの軸、人間の軸でも分析し戦略を実行すれば、自ずと結果も違うのものへと変化していきます。今の社会は資本主義が過ぎます。ありとあらゆる物事が片手の軸でしか議論されていません。

人々がこの視点に気が付き、この両面の軸で社会が行動し始めバランスが取れた時に社会は前に進むと予測しています。その時初めて、バブル崩壊以降止まった時計が動き出すことでしょう。

その時、日本は先進国没落から再起した事例を世界に発信し、真のリーダー的、模範的国家として世界から称賛されるのではないでしょうか。その大事な過渡期に日本は立たされているように感じています。

この考え、主張に至った経験。私が4年前、6年経営した事業に失敗し。社長から無職になり人生最大の反省をした話。夜勤の派遣社員だった私が能力のある者と無い者で綺麗に分断した運送会社を立て直した話の記事もどうぞ。

この考えに基づき私が行動していること

個人的に最優先で対処すべきは弱者対策で今コロナ渦において様々な人が転んでいる状態がいますが、これについては、自身の自殺寸前、事業失敗から学んだ挫折からはいがる経験を踏まえ、再起する教育と学問を提唱し改めて社会に発信したいと思います。

アフターコロナ以降、しばらくはこのままの惰性で社会は進むかと思いますが、いずれ、前に進まない世の中に人々は嫌気がさし、人間の本質的な成長を求める社会の潮流が起きると予測してます。人間の考えることは単純なのでいきつく先はいずれゆっくりと道徳観や倫理観を重要視する人間の本質的な成長へと人々の興味が向かっていくと思ってます。

以上のように大切なのは2つの軸のバランスであり、今の社会に必要なものは人格を基準とする人間の本質的な成長です。よって、令和の時代は人格が重要視される時代になると考えています。

以上、何者でもないわたくしではありますが、自分の経験則から導いた独自の主張は山程ありますので、今までにない視点や価値を感じて頂けましたら、TwitterやYouTubeなど登録をお願い致します。

※無断転載引用を禁止します



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?