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子供の責任感と自分で考える力を育てる、勇気づけ子育ての方法

こんにちは、ぞみーです。

現在長男は、1週間のスクールの秋休み中です。
私も夫も仕事があるので、長男は在宅勤務の私たちの横で過ごしています。

ほぼ丸一日の自由に使える時間を得ている長男が、午前中の多くの時間をかけて取り組んでいることがあります。

それは、、昼ご飯作り。

私と夫、自分の分の昼ご飯を作ってくれているのです。

小2の長男が一人で親の分の昼ご飯を作る・・・これには、ある理由があるのです。

注意を受けたのにやり続けた、ある行動

先日、連日雨が降り続いていた時に家族で祖父母の家がある三重県に出かけていました。
当然、傘を持っていきますが、旅行のため折り畳み傘を持っていきました。

折り畳み傘って、軽く作られているので傘がひっくり返りやすいですよね。

それに気づいてしまった長男、旅行中に何度も何度も、わざと傘をひっくり返して遊びます。

「おーい、それやると、傘壊れるからやめなよ。傘の骨が折れると、もう使えなくなるよ」

このように声掛けしますが、聞く耳を持たず。
何度も何度もひっくり返して遊び続けています。

実は、旅行に出発する直前に、長男の普通の傘も壊れていたんです。

こちらはなぜ壊れたのかは不明。
ジャンプ式の傘を開く部分が壊れてしまっていました。

そのため、再度声をかけます。

「普通の傘も壊れたから、折り畳み傘も壊してしまったら買うまで傘がなくなるよ。」

でも、私の声は長男には全く届いていないようでした。

失敗から学ぶ

そして、、

次の日、傘をさそうとした長男が「あれ??」と言いながら何やらもたついています。

そして、ばつの悪そうな顔で傘を持ってきました。

「ママ、、傘開いても、ここがちゃんと開かないよ」

見ると、骨が折れてきちんと開かなくなっていました。

注意を受けたのに傘をひっくり返すことをやり続けた結果、ついに傘が壊れてしまったのです。

「それ見たことか」と心の中で思いながら、私は長男に問いかけます。

「傘、壊れちゃったよ。昨日ママが散々、壊れるからやめておきなって言ったのに、聞かずにやめなかったからよね。普通の傘も壊れたし、今大雨が降ったら困るのは長男だよ?」


「勇気づけ子育て」では、子供の失敗に対して𠮟りつけるということはしません。
子供は経験から学んでいくものであるため、失敗も経験のひとつであり重要な機会だと捉えるからです。

長男は私からこのように声をかけられ、同時に壊れた傘を見て、やっと自分がした行動がどんな結果に結びつくか分かった様子でした。

きっと傘をひっくり返していた時は、その行為によって本当に傘が壊れてしまうということ、そして壊れたらその後どうなってしまうのかを、理解できていなかったのでしょう。

まさに、失敗から学びを得たのです。

結果を自分で引き受ける

そして「勇気づけ子育て」では、子供の失敗をどうリカバリーするかを一緒に考えていきます。
失敗をそのままにはせず、学びの機会に変えていくのです。

この時に大切なのは、大人が先回りをして解決方法を提示しないことです。

結果的に大人が何か対処することになるとしても、まずは子供と一緒に考えることで、問題を子供自身の自分事にするのです。

そのため、長男とこんな風に話し合いました。

私「今、長男の傘は2つとも壊れてなくなってしまったけど、この後どうしようか。ないと雨が降った時に困るよね?」

長男「うーん、、買わないとダメだね」

私「そうだね。でもさ、折り畳み傘は注意されたのに壊してしまったじゃない?また同じことになると困るな。」


ここで私は、長男から「もうやらないよ」という約束の言葉が出てくればなぁと期待していました。

失敗したとはいえ、まだ1回目。
まだ同じ失敗を何度もしているわけではないので、今回はこちらで購入しようと考えていたのです。

ですが、長男から帰ってきたのは意外な答えでした。

長男「えー、、じゃぁさ、僕自分のお金で買って大事にするよ」


正直驚きました。
この発言が自分から出てくるということは、自分の失敗を自分事として捉え、自分でどう責任をとればいいかを考えられているということですから。

ですが、聞けば今手持ちのお金は夏休み中に家庭内バイトをしてもらったお金が1000円残っているだけだとか。

調べてみると、折り畳み傘は1700円ほどなので、長男の手持ちのお金では足らないことがわかりました。

自分でなんとかしようと考えていた長男は、ちょっとがっかりした様子です。

そんな長男の姿を見て、そういえばと思い浮かんだのが秋休みの存在でした。

我が家では、今年の夏休み前に長男がポケモンカードを買うお金が欲しいということで、家庭内バイトを導入したのです。
(詳しい経緯はこちらの記事で書いています)

さっそく長男にもちかけます。

「そういえば、もうすぐ秋休みがあるよね。ママたちが仕事なのが4日間あるけど、そこでまた昼ご飯づくりのバイトする?」

すると、長男は目を輝かせて、「する!」と返事をしながら、ぶつぶつと言いながら計算を始めました。

「えっと、、今持っているのが1000円で、1日300円もらえたから4日で・・・1200円。2200円になるから、傘も買えるしお金も余る!!」

はい、よくできました。
こういった実体験で行う計算は熱が入りますよね(笑)

というように、このような経緯で、冒頭に書いたように長男の昼ご飯づくりが始まったのです。

まとめ

このように、「勇気づけ子育て」で育っていると、責任感や考える力を持った子供に育っていきます。

ポイントをまとめますと、以下の通りです。

①子供の失敗を見守り、学びの経験となるように親子で話し合う
②話し合いでは、なるべく子供に自分で考えさせるようにする
③時には失敗の結果を自分で引き受けるようにしていく

今回は長男から自分のお金で購入するという申し出がありましたが、それは彼がすでに責任感を持って行動できるようになっているからです。

まだ結果を自分で引き受ける経験をしていない子供については、ポイントの③を経験させるために話し合いをすることも大切です。

ぜひ実践してみてくださいね。


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