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探究力と勇気づけ子育ての関係⑤ ~認知能力を伸ばすには~

こんにちは、ぞみーです。

先日より、「探究力」と「勇気づけ子育て」の関係についてお話しています。

教育現場では数年前より、主体的・対話的で深い学びを実践する「探究学習」が導入されてきました。
(「探究学習」についてはこちらで詳しくお話しています。→ 教育現場で新しく導入された「探究学習」とは何か )

この学びを進める上では、「好奇心」「非認知能力」「認知能力」のバランスがとれた「探究力」が必要になります。
(「探究力」の詳細はこちらからご覧ください。→ 探究学習を進める上で大切になる「探究力」とは )

本日は、この「探究力」の中でも「認知能力」について、どのように伸ばすとよいかをお話します。

「認知能力」とは?

まず、ご存じの方も多いかと思いますが、「認知能力」とは

基本的な計算や算数の知識
文章を書く力や語彙
地図の読み方や歴史の知識
調査、検証、実験する知識

といった、いわゆる5教科の知識や、学びを進める上でのスキルのことです。
これまでの昭和の時代から続いてきた教育では、この「認知能力」を高めることが重要視されてきました。

ですが、近年発展が目覚ましいAIは、こういった知識を蓄積することが非常に得意です。
人間はインターネットで少し検索すれば、膨大な知識を知ることができます。
もはや、知識を詰め込んで覚える必要はない時代になってきたのです。

そんな背景もあって、主体的・対話的で深い学びの「探究学習」を実践するように学習指導要領が改訂されました。

しかし、この力が必要なくなったわけではありません。
「探究学習」を進める上でも、もちろん必要になってきます。

「勇気づけ子育て」で認知能力も伸ばしていく

「探究力」における認知能力は、これまでの教育のように机の前に座り、教科書やワークでつける必要はありません。

例えば鉄道が大好きな子は、駅名に使われている習っていない漢字が読めたり、地理に強かったりします。
虫に興味を持った子が、膨大な虫の知識を持っていたりします。

このように知識というものは、子供が好奇心を持って学びに飛び込み、探究していく中で自然とついていくものです。

前々回の記事で、学びに飛び込む好奇心を育てる方法は「勇気づけ子育て」だとお伝えしました。
(好奇心の育て方の記事はこちらです)

さらに、「探究学習」の学びのサイクルを回していくには、「勇気づけ子育て」で非認知能力を育てると良いとお伝えしました。
(非認知能力の育て方の記事はこちらです。)

「勇気づけ子育て」とは、

"子供を一人の人間として尊敬信頼し、子供の力を信じて見守り、時にサポートする"

ということを大切にする子育て方法です。

この、

子供の好奇心を尊重し、子供がやることに手出し口出しせず見守ること

が、認知能力獲得にもつながってくるのです。

学びを深め、広げていく工夫

このように見守るだけでいいと申しましたが、実はちょっとした工夫も必要です。

子供が今何に興味を持っているか観察し、学びを深め広げるための仕掛けをリサーチして子供に紹介する工夫です。

"子供を一人の人間として尊敬信頼し、子供の力を信じて見守り、時にサポートする"

という勇気づけ子育ての、「サポート」の部分です。

例えば、子供が興味を持ちそうな本や図鑑を一緒に見てみたり、関連する体験に連れて行ったり…

そんなサポートも実施すれば、子供は学びをどんどん深め、広げ、認知能力を高めていくのです。


それでは本日はこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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