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シリコンバレーの生活事情:2020年8月まとめ

前回の記事はこちら

コロナの状況

・感染者数
6月7月の急激な増加を経て、7月中旬に再度いろんなお店・施設の営業停止が決まり、8月は少しずつ減少傾向が見られるようになった。とは言ってもまだまだ感染者は多いし、州内で1日平均100人以上の人が亡くなっている

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グラフはカリフォルニア州全体のもの。出典はここ↓


・ビジネスの営業再開状況
8/28(金)に州は新たな段階分けを発表した。Tier1から4に分けられ、10万人中何人の新規感染者がいたかと、陽性率の2つの指標で各郡がどのTierに属するか振り分けられる

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同時に開設されたサイトで、どの郡ではどのビジネスが開いている/閉まっているかが確認できるようになった。今までは各郡のWebサイトで確認が必要だったので、これはとても便利


尚、サンタクララ郡はTier1(紫色)ではあるものの、これまで閉鎖していた以下のビジネスの再開を認め、以下のルールを発効した

・美容院と理容室の室内での営業を認める
 ただしその他のパーソナルケアサービス(ネイルとか)は屋外に限る
・屋内のショッピングモールでの営業を認める
 ただしフードコートは禁止、混雑率は25%以下を守ること
・小売り業は混雑率25%、食料品店は50%を守ること

州知事は、拙速に再開して第2波を招いた前回の反省を活かして、今回は段階的に進めることを明言しているので、気長にいろいろなものの再開を待とうと思う



歴史的な山火事

8月に入って、歴史的な山火事がカリフォルニア州を襲っている

8月中旬の落雷(雨はほとんど降らなかった)によってついた火が燃え広がり、その後の熱波によって被害が拡大した。我が家の周りも35℃を超える日が数日続いた

日本の人に言うとこちらの方が暑いといわれそうだけれど、この辺りでは年に数日しかそんな日はないので、我が家を含めて少なくない家がエアコン装備無しなのである。そしてオフィスも公共施設も閉鎖しているので、逃げ場がない。暑かったー

電力供給も不足して、急な停電や、計画停電が行われていた。インフラ網は、ちょっと弱め

一番近くで燃えているサンノゼの火災(SCU)は、約930平方キロメートルを焼き尽くした。大阪府の半分が焼け落ちる広さである。多数の消防士が活躍しており、消火活動が進んでいる

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https://www.fire.ca.gov/incidents/

ここ2週間ほどは、煙によって常に空はグレーで、風向きによっては煙の臭いがする。いただきものの空気清浄機が頑張ってくれているのが救い



選挙と再燃するBLM

アメリカでは11/3に大統領選挙が行われる。8月はそれに向けて民主党・共和党それぞれの全国党大会が4日ずつ行われた。選挙戦が熾烈さを増すに従って、人々の分断や暴力が助長されないことを祈るばかり


そんな中、ウィスコンシン州ケノーシャでジェイコブ・ブレイク氏が警官に背後から7発撃たれるという事件を機に、BLMの抗議活動が再燃している

ジョージ・フロイド氏が警官に殺されたのが5月末、その時にあれだけ大きな抗議活動の波があり、全米で警察の再組織がされる動きがあって、それでも尚こういう事件がすぐに起こってしまう

アメリカやその文化について、知らないこと学ぶべきことが多いし、ずっと考えさせられている

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我が家の近況

8月の初めに休暇を取ってロードトリップに行ってきた。飛行機はなるべく乗りたくないが、旅には出たい。。。

道中、歴史を面白く学ぶコテンラジオという Podcast で、アメリカの回を聞いた

「アメリカにいる人は、ネイティブアメリカンを除いて全員が、この400年ほどの間に移民してきた人。これは月に新しい国を作るようなもの」という話をしていたのが印象に残っている

新しい政治の形や、新しい国の形を模索するサマを見ていると、確かになるほどと思うこと多々である


さて、目的地の1つだったネバダは灼熱で、気温はなんと連日45℃を超えていた。外で活動する気温じゃない。写真はラスベガス郊外の seven magic mountains というインスタレーション作品

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戻ってきて、カリフォルニアは気候(天候も気温も湿度も)が良いのだなと実感する旅だった。さあ次はどこに行けるだろうか


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